いかりじいじのブログ

防衛費より保育士処遇改善

 和田アキ子が、12月11日に放送されたTBSの「アッコにおまかせ」という番組で、見出しのような発言をしていました。私も見ていたのですが、ものすごく違和感を感じました。なぜ、防衛費との比較なのかと。大抵のテレビは台本があるように感じていますが、この発言で強くそのことを感じました。
 その後に、ヤフーニュースを見ていると、東スポが12月11日付けでこの番組の記事を配信していました。東スポは、私はある程度共感するような記事を書くので、和田アキ子を追及しているかと思いましたが、淡々と事実だけを記事にしていました。
 そもそも、保育士の暴行事件の問題は、指導の名の下に暴力という犯罪が行われることと、逆に保育士の視点から見ると、問題児の指導はどのようにするかということだと思います。
 指導するという名目で犯罪という意識が薄くなるのですよね。今回の静岡県裾野市の事件でも、逮捕された保育士はそういう趣旨の発言をしていたでしょう。遊具に上って危険と思ったとか。しかし、他の保育士も見ていたという発言がありましたし、1回だけではないように推測できますよね。
 また、逆に保育士から見ると、問題児が暴れたりする場合などは叩きたくなると思います。特に、男の子は言葉だけではなかなかいうことをきかない場合がありますからね。本当にやりにくい社会になってきています。
 それと、処遇改善については、保育士の処遇改善には取り組んでいますよね。国の補助金を増額したりして。しかし、よく考えてもみてくださいよ。子どものいない家庭もありますよ。子どもをみてほしいのなら、税金を投入するのではなく保育料を増額しなさいよと思いませんか。安い保育料で処遇改善できるわけないでしょう。
 皆さんも、いろいろな仕事をしているでしょうが、儲けないと給料は上げられないということはわかるでしょう。どこかの私立学校では補助金で高いギターを買っていたそうですが。
 もう一つの問題は、幼稚園・保育所などの管理は運営する人に委ねられていて、文科省や厚労省、都道府県や市町村は通達だけですからね。(監査もやりますが。)チェックを徹底的にやる体制なんかないところに問題がありますよ。対応も経営者任せでしょう。
 日本の法律は国民が善良で良識がある人を対象にしていますから、決めたことは守ってくれるはずだということが前提なのですよね。
 ですから、皆さんには、クレーマーにならない程度に、経営者側をチェックして申し入れをするように関心を持っていなくてはいけないともいます。しかし、若いときには、自分の仕事で一生懸命ですからね。余裕がないですよね。
 何かあったら、戦う気持ちだけは忘れないでいることくらいしかないかもしれませんね。











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