穴にハマったアリスたち

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「episode25:セイレーンの誘惑」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年6月号)感想

2024年06月01日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode25:セイレーンの誘惑」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年6月号)感想


なかよし 2024年6月号 [2024年5月2日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

マメプリ7匹を捕まえるべく、ローランが本格的に動き出しました。
彼の呼び声に応えて終結するセイレーンたち。ローランはああ見えて慕われているようで何よりです。
居場所が分かってるんだから、前にやったようにローランが直接乗り込んだ方が早そうには思いますけれど。

事態の変化を察したるちあさんは、こっそりとヒトデらしき謎の生き物を呼び寄せると、娘へのメッセンジャーを頼みます。
隙間だらけの雑な警備のおかげで、ヒトデらしき何かは容易く脱出。
あまりにザルすぎますが、多分オキアミとかとも会話しかねないので、空気口(排水口?)がある限り、情報伝達は阻止できないのかもしれない。

それより問題は、るきあさんが内陸部にいた場合です。ヒトデの悲しさ。陸に上がられたらどうにもならない。
のですが、るきあさんは余裕で海辺にいました。マーメイドの本能に支配されていらっしゃる。

こうして果たされた伝言。「ローランが動き出したから気をつけて!」。
そんなことは言われなくても分かってる。宣戦布告されてるから襲われるのは織り込み済みだ。
ローランが放置するわけだ。どうせ状況は何も変わらない…。

それどころか、直後に黒砂君から海上デートに誘われて、ほいほいとOKを返しました。
狙われてると分かってて、何故に水面に行くのか。マーメイドとパンタラッサの血が、海に吸い寄せられていく。

貸し出しヨットに乗って海に出たものの、案の定というか罠でした。
敵の作戦は明快。女子を片っ端から海に叩き落とす。尾びれがぴちぴちしたら捕縛しよう。
力技ですが間違ってはいない。さあ落とそう。

るきあさん:
「マーメイド!?」
「なんでこんな人前に!?」
「ってふえてる!!?」

にょきにょきと生えてくるマーメイド。かと思いきや、よくよく見れば尻尾が鳥です。

るきあさん:
「マーメイドは人間をおそわない……!」
「じゃあ彼女たちは何者なの!?」

マーメイドは、人間を襲わない…?
どこかのオレンジマーメイドの一件を、るきあさんは知らないんでしょうか。知らない気がする。ならば仕方がない。
星羅のことも忘れ去ったんだろう。

悩んでる内に、鳥の尻尾持ちことセイレーンは唄う。
由緒正しきオデュッセイア。伝統に則り、帆に縛り付けて耐えようとしますが、所詮はじり貧。
本能の赴くままにわらわらと男に群がってくるセイレーンに、るきあさんも大ピンチ。

るきあさん:
「この歌…頭がボーッとしてなにも考えられなくなる…」
「このままじゃヨットも流星もおかしくなっちゃう」

ヨットがおかしくなるって何だろう?
いや変ではないんですが、ヨットは物理的に沈没しかけてるので、「おかしくなる」と言われても違和感が。
るきあさんの頭もおかしくなってるようなので、まぁやむなしか。

描写を見るにセイレーンは大量にいて、モブ的な輩まで歌えるようです。
BBSやみつかいほどの破壊力はなさそうですが、さすがは伝統あるセイレーン。
歌による幻惑に関しては、マーメイドよりも本家本元です。本家と亜種対決という意味では、ローランとパンタラッサにも通じるものがある。
何気に熱い戦いです。しかも海生生物バージョン。るきあさん単独で、どうこうできる気が全くしない。
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(第17話)わんだふるぷりきゅあ!「私が、あなたを守る!」感想

2024年06月01日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第17話)わんだふるぷりきゅあ!「私が、あなたを守る!」感想

ニャミーさんの正体が発覚しました。ユキでした。そして怒られました。そこのヒトとイヌ!うちのまゆを危険に巻き込むな!

お怒りはごもっともなんですが、犬組としては釈然としません。

まず猫屋敷さんの方から首を突っ込んでいます。
犬組はあれでも隠そうとは頑張りましたし、今回も「危ないから来るな」と警告しています。
それでもあの子はやってくる。猫屋敷さんは人の話を聞いてくれない。

鳥の親子が巻き込まれたのも、言ってしまえば結果論。
例えば躊躇なくガルガルを殴り倒すスタイルだったとしても、吹っ飛ばしたガルガルが鳥に激突する可能性だってあるわけです。
今までだって、人知れず踏みつぶされたミミズやオケラさんだっていたはず。

しかしながらニャミーさんには通用しません。
御託はそれで終わりか?お前らはまゆを危険に晒した。万死に値する。
あ、まゆはいいのよ。あなたは優しいままでいて。は?なんで謝ろうとするの?

もはや狂気の域。まぁネコだしな…で片づけていいのか分かりませんが、お怒りをなだめられる気がしない。
普通に考えればリリアン登場が何らかのきっかけになるんでしょうけど、リリアンがどんな流れで登場するかすら予断を許しません。

現時点では「敵組織」は認識されておらず、ガルガルは野生動物に毛が生えたような存在です。
したがって、プリキュアになることに大きなリスクはない。プリキュアだから狙われるわけではないので。
自衛力はあった方が良いでしょうから、リリアンになることそのものは拒絶する理由はなさそう。

(1) ニャミーがピンチ⇒私が守る!(リリアン覚醒)
(2) 犬組がピンチ⇒勝手にやってろとニャミーは静観⇒じゃあ私が守る!(リリアン覚醒)

どっちかかなとは思うのですが、(2)だとますますニャミーさんがブチ切れそう。

あと細かな話ですが、「猫屋敷さんを守るべくフレンドリータクトを起動するフレンディ」「助けに入らなかったことを謝罪する兎山くん」の描写が丁寧だと思った。これがないと、あまりに不自然な無能に見えてしまう。
ワンダフルさんは何もできていませんが、まぁワンダフルさんだものな…。むしろ自然だ。
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(第16話)わんだふるぷりきゅあ!「鏡石のふしぎ」感想

2024年05月25日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第16話)わんだふるぷりきゅあ!「鏡石のふしぎ」感想

親バレしました。羊と犬が喋ってしまい、後はなし崩し。
幸いにして親御さんは状況を受け入れてくれて、犬飼さんはガッツポーズ。
やっぱりお話しするっていいね!
フレプリのブッキーさんも、キルンを診察に即座に活用していたし、喋るからってビビっていても仕方がない。

しかしながら犬飼さんの思いとは裏腹に、ただひたすらに不穏な空気が漂います。

親御さんは受け入れてはくれましたが、「プリキュアになって戦っている」は伏せたまま。
犬飼さん的には「戦っている」意識はないかもしれず、積極的な嘘とまでは言えないのかもしれない。
とはいえ親が想像しているのは「迷子の子犬を探している」に毛が生えた程度のことでしょう。まさか山中で熊と対峙しているとは思うまい。

肝心要のところを言葉巧みにはぐらかしたわけで、果たしてこれは「お話して分かってもらえた」のだろうか。

今回の相手インコガルガルも露骨です。
言葉を発する。でも意味はない。
分かり合えたような気になるだけで、何にも分かり合えていない。
なまじ言葉らしきものを発するせいで、騙されてしまう。

鏡石の逸話も「言葉を話せて仲良くなった」の後に「話せるが故に破綻した」と続いています。

今後の展開として、犬飼さんが言葉の問題に直面するのはほぼ確実と思われます。
その後、

(1) 言葉以外のコミュニケーションが大事。言葉がなくても分かり合える
(2) 言葉には負の側面もある。でも言葉がやっぱり大切だ

のどちらの路線かは分からない。これら以外の第3第4第5の選択肢も考えられる。

この二つなら素直に考えれば(1)。
ただ、これまでのプリキュアは、(特に主人公格が)考え方や価値観が誤っていた展開はやってきていません。
引っ込み思案から一歩踏み出すといった成長要素はあるにしても、「根本が間違っていた」はちょっとすぐには思いつかない。
となると、(2)もありえそうには思う。

【今週の4人目】
猫屋敷さんは今日ものんびり過ごされました。
そして軽々しく願い事を口にし、超敏感に鏡石さんが反応なされた。
はい言った。「いろはちゃんみたいになりたい」って言った。さあプリキュアだ。
待ち構えてる感が、ひどい。
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(第1233話)クレヨンしんちゃん「オラ、プリキュアだゾ」感想

2024年05月18日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第1233話)クレヨンしんちゃん「オラ、プリキュアだゾ」感想

わんぷりさんとのコラボ企画。
明日放送のプリキュア側の放送内容によっては、あれやこれやと深読みらしきものをこじつけられそうな気はしますが、とりあえず思いついたまま羅列。

・クレしん作画のフレンディさんが大変に可愛い。
ワンダフルさんはあんまり変わってない気がする。

・見た目が変わってるのに、声はお馴染みのいつものままなので、脳が変な感じにバグる。

・この絵柄でのリリアンさんを見たかった気はする。
やる気なさげにポーズを決めるニャミーさんと、胡散臭い爽やかな笑顔を浮かべるリリアンさん。

・我が家はクレしんには全く縁がなかった。それでも一応は見たのだから、これこそコラボの意義だとは思う。

・結果的に「初の園児プリキュア」「人間での最年少プリキュア」「初の男子ペアのプリキュア」「2年連続男子プリキュア登場」「仮面ライダーとプリキュアになった」等々のタイトルホルダーが誕生しました。
何かあるごとにこれを引き合いに出して「最年少はキュアミューズ(但しキュアオシリィを除く)」みたいなのはツマンナイですが、変な「史上初!」狙いで妙なことになるよりは、外部キャラで適当にクリアしておいた方が良いのかもしれない。
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(第15話)わんだふるぷりきゅあ!「ヒツジの執事 メエメエの一日」感想

2024年05月18日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第15話)わんだふるぷりきゅあ!「ヒツジの執事 メエメエの一日」感想

プリキュアのことを知らされた猫屋敷さん。即座にニコガーデンにも連れ込まれました。ユキの目の前で。もうこれわざとやってないか?

行った先ではメエメエも困惑。どちらさま?
犬飼さんにはプリキュアを秘匿する意識が決定的に欠けていらっしゃる。

ただ犬飼さんは、邪悪な敵が襲ってきているといった認識はしていません。
基本的には迷子で不安で暴れてる動物を保護してるに過ぎない。
今作の特徴かのような非暴力も含めて、視聴者との認識のずれは仕込みだと思う。

さて連れ込まれた猫屋敷さんですが、正真正銘の「どちらさま?」状態。
視聴者的にはプリキュア内定者なわけですが、劇中視点では本当にただの通りすがりです。
犬飼さんの大の親友でもない。この町にも馴染みはない。特筆すべき能力があるでもない。
ここに立っているのが蟹江さんだったとしても、何らおかしくない。

絶妙に視聴者の認識とずれが発生しているのが、何とも言えない不思議な空気です。
たぶん狙ってやってる。わんぷりさんは、そういうのを仕掛けてくる。

とりあえず猫屋敷さんの状況が愉快すぎるので、割と真面目に「初変身は最終決戦」とかを夢みたいぐらい。
今回のような話なら、「テキパキと作業をこなしてメエメエに一目置かれる」とかやりそうなのに、本当にただのヒトです。
ありがとうパーティでもキラリンアニマルさん達も困惑していたはず。どちらさま?

【ありがとうの言葉】
鹿ガルガルへの呼びかけは完全に失敗。犬飼さんらの言葉は、鹿には届かなかった。
そんな鹿を止めたのは、体を張ったメエメエの頑張りと謎センベイでした。

ありがとうパーティも、「ありがとう」の言葉だけではない、パーティや贈り物が重視されている。

これまでの描写とも併せて「言葉よりも行動」の方向性に思えてならないです。
フレンディさんの決め台詞「あなたの声を聞かせて」も、言葉で話せの意味ではなさそう。

【母の日】
放送日は母の日。意識されたのかどうかは微妙。

普段は目立たない「縁の下の力持ち」「生活環境を整えるサポート要員」への感謝というのは、いかにも「母の日」っぽくは見える。
ただ「母」を連想するのは、本来でいえば差別です(女性差別だけでなく、「男は家事をしない」といった男性差別にもなる)。

明示されていませんが、おそらくはメエメエは男性です。
仮に登場人物の性別が全て逆だったとしたら、今回の話は色々と面倒くさくなっていそう。

もちろん、性別を反転させても成り立つようにすべきとは全く思わない。
そうではなくて、キャラ設定を変えると話が成立しない、絶妙のバランスで作られてるなぁという感想。
わんぷりさんは色々と神経質なまでに先々を考慮して設定してる気配がする。
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(第14話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆ、はじめてのお泊り」感想

2024年05月12日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第14話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆ、はじめてのお泊り」感想

ついに猫屋敷さんがプリキュアのことを知りました。
忌まわしき人間どもがバラしたのです。あと犬。
ケージの中のユキの悲痛が辛すぎる。あいつら…喋りやがった…!

猫屋敷さんもひどすぎます。あんなに謎の少女が忠告したのにガン無視。
そのくせ犬飼さんらの説明はあっさりと受け入れた。何なのこの子。

深読みするなら、これがわんぷりさんのテーマなのかもしれない。
聴き手が望む言葉でないなら、こちらの思いは届かない。

「相手の気持ちになってお話をしましょう」といえば聞こえはよいですが、忠告の類までキャンセルされるとなるとなかなかにシビアです。
ただプリキュアさんは、価値観の異なる相手を説得しない歴史がある。
思いが同じならば言葉は力になるが、異なるなら全くの無力。とか?

秋映画で共演が噂されるまほプリさんも、思いがテーマの一つでした。
己の思いを言葉にする。だから魔法の呪文は声に出して唱える。
朝日奈さんが仮に、自分の思いとは異なることをラパパしても、おそらくは不発に終わるはず。
これの聴き手側バージョンをやろうとしているんだろうか。

そして次回は、話を無視されるでお馴染みのメエメエ回。上記がテーマなら、結構大事な回になりそう。

【パズルの組み立て】
相変わらず絶妙の綱渡りを感じて熱いです。

ニャミーにはワンダフルらと対立する理由は実はない。
彼女はガルガルに恨みがあって殲滅したいとかではないので、ワンダフル達がハグ一発でガーデン送りにしてくれるなら、それはそれでいい。
現にこれまでも、あっさりと引き下がっています。

が、今回の猫屋敷バレにより、憎む動機ができてしまった。
今後の展開が大変に気になる。

お泊り会と兼ねてるのも良いです。
仮にお泊りをしなかった場合、今回の状況を作るのがなかなか面倒。
定番のお泊り会がシナリオの進行に沿ってる。

また、もしも猫屋敷さんに以前からバレていたなら、今回の話はお泊りでキャッキャして明け方にガルガルが出た。おしまい。
結構、淡白になってしまう。

引き合いに出すのも申し訳ないですが、ひろプリさんでは「ノルマ的に敵が出て、そのまま去っていくだけ」と不満の声も出ていました。それの対策がされている感。

ぶっちゃけ4人目の登場時期を指定されているので苦肉の策なんでしょうけど、捌き方が見事でとても楽しい。この緊迫感を、もう少し味わいたいぐらい。もういっそ猫屋敷さんは最終決戦まで変身しなくてもいいんじゃないかな。

というか割と真面目に「プリキュアに変身するのは良いことなのか」の側面にも踏み込んでいってるように思えます。どうなるんだ、これ。
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(第13話)わんだふるぷりきゅあ!「キュアニャミーを探せ!」感想

2024年05月04日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第13話)わんだふるぷりきゅあ!「キュアニャミーを探せ!」感想

謎の凶悪プリキュアの探索が始まりました。
分かっているのは名前と容姿だけ。あと凶悪なこと。

犬飼さんらに当初「プリキュアのことは秘密にせよ」と主張していたメエメエも、ニャミーさんの探索には前向きです。
無理もあるまい。放置してたらキラリンアニマルが殺傷されかねない。

もしくはワンダフル・フレンディの2名体制に不満があったのかも。この子ら、話を聞いてくれない。
話を聞いてくれるプリキュアと、話を聞いてくれる民間人(兎山くん)。どちらが良いですか?
もはや秘匿する愚を悟ったのかもしれない。どうせ民間人は「キュアニャミー」とだけ聞いても何のことやらわからないので、プリキュアの秘密的なものは守られます。

さて探すとは言っても、あちらが潜伏している以上はどうにもならない。今作は容疑者が動物にまで及びやがる。
あなたはニャミーさんですか?違いますか。そうですか。
嘘をつかれたらそれまでの、地道な聞き込み調査しかない…。

せめてものヒントに頼ろうと、容姿から推測してみることにしました。
犬飼さん、鏡を見よう。
あなたの変身後の容姿から、犬飼いろはが変身者だと推測できるのか。

しかしながらこの役に立たない推測に、一定の理屈と説得力があるのは上手いです。

ニャミーの正体は視聴者的にはユキ一択です。しかしながら犬飼さんらは、最重要情報たる「ニャミーは猫屋敷まゆを守っている」を持っていません。
その上で出てきた推測が「白い」。

先に書いた通り、容姿はほぼ何のヒントにもならない。
が、ユキであることを知っている視聴者的には「白い」は妥当なので納得できる。
容姿はヒントになる…との誤解を視聴者にも誘導し、そして迷走が始まる。

「髪が長い」。致命的です。こむぎだって毛は特徴的ではないが、変身したらわんさか伸びる。
しかも困ったことに、この街には毛が長くて白い生き物があちこちにいます。

極めつけは「コンパクトを持っている」。

正しくは「コンパクトの販売場所に関係がある」なのに、犬飼さんらにはそれを知る由がない。
結果、「コンパクトを買った人は大勢いる」「たまたま居合わせた猫屋敷母は違った」「猫屋敷まゆも違う」「ニャミーから猫屋敷邸の匂いがしても不思議はない(コンパクト経由の匂いである)」と、ユキが容疑者から綺麗に外れてしまった。
犬飼さん視点では「コンパクトを買った人を探そう」にミスリードされていますから、立て直すのはかなり厳しい。

先日の熊ガルガルに続き、対話して相談したせいで、明後日の方に迷走していく感が非常に強いです。
猫屋敷さんも、ニャミーさんの忠告を一切聞かずに、むしろ積極的に危機に身を晒しにいっています。
「ペットとおしゃべり出来たら楽しいだろうな」のコンセプトで始まったはずなのに、会話できるせいで混乱してる。

【謎の人々】
爽やかに嘘をつく女児様に、やたらに気合が入った出で立ちの飼い主さん。いかにも今後も出てきそう。
例によって今回の話もストーリー的にはほぼ何も進んでいないのですが、この機会にと布石を着々と積み上げている感ある。
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「episode24:かさなる想い」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年5月号)感想

2024年05月01日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode24:かさなる想い」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年5月号)感想


なかよし 2024年5月号 [2024年4月3日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

星羅がローランから離反してくれました。

マメプリ:
「それにしても」
「ローランの術がとけて」
「星羅がもどってきてくれてほんとうによかったわ!」
「ね!星羅!!」

星羅:
「まぁね…」

もう冒頭からおかしい。「それにしても」の語りだしで大事なことをさらりと。

星羅さんは腐ったマメプリのお姉さまに嫌気がさして、自発的にローランの元に行ったと思ってたのですが、操られていたことになったようです。
いや確かに、何か怪しげな囁きとかはされていましたけど。

「ね!星羅!!」のあたり、「そういうことにしておこうね!」的な圧をひしひしと感じます。
あれはローランのせい!ということにして水に流そう!
強い決意を感じます。発言者がはっきりしませんが、コマの絵と口調から波音さんと思われます。というか波音さんの笑顔っぷりが邪悪で良い。知らぬ間に全責任を押し付けられたローランの健闘を祈ろう。

さて星羅のことは片付きました。裏切り?あれは操られてただけ!

しかしながら、るちあさんは捕縛されてしまいました。そして暴れていました。
出せー!出せー!!!
下品だな…。見るにたえん。
先代のアクアレジーナ様もお休み中はこんな感じだったのかしら。

娘に置き去りにされた形ですが、るちあさんは娘を信じていました。
何せマメプリとパンタラッサの血を引くものです。ついでにアクアレジーナの血も引いてる。強い。

あとさりげなく実子だと判明しました。
るちあさん達が妙に若い事もあって、血がつながってないんじゃないか疑惑もありましたが、普通に子供のようです。

さて、信頼に応えて早速るちあさん救出に動くのかと思いきや、るきあさんは遊園地を貸し切って黒砂君とデートに行かれました。
貸切ったのは己に懸想するナム王子。同行するは、かつて黒砂君にアタックしてきた星羅。
この状況でデートを楽しむとは、凄まじい胆力の持ち主です。
「運命に立ち向かう勇気が欲しい」的なことをおっしゃっていましたが、こんな真似ができるなら大概のことはビビらずにできるんじゃないかな。

とりあえず星羅派としては、あっさりと身を引かれたのは大変に残念です。
油断させて背後から不意打ちBirthOfLoveするぐらいのアグレッシブな星羅が見たかった。
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(第12話)わんだふるぷりきゅあ!「私はキュアニャミー」感想

2024年04月27日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第12話)わんだふるぷりきゅあ!「私はキュアニャミー」感想

放送開始から話題になった「バトル禁止」。
曰く、動物が相手だから…時代に合わせた…云々。
しかしながらそんな規制は特にはなく、ここに来て盛大に戦闘なされました。
プリキュアだって、暴れたい。

しかも戦闘そのものもかなりハード。
滅多にない夜戦。暗闇のハンター・ふくろう。飛行と飛び道具を持ち、こちらは飛べず、接近戦オンリー。
タクトもガントレットもなしでの徒手空拳のタイマン。
そして極めつけに、敵もこちらも爪をもっている。閃く斬撃。

今までの11話で殴る蹴るがなかった反動もあって、激しさがとても映える。
しかもいざバトルを見ると、異様なまでにすっきりと「あ、プリキュアだ」と納得がいく。
実家に帰ってきたかのような安心感とは、このことか。

次回以降、どう転がしていくのかさっぱり読めません。
ニャミーさんは乱暴者でも戦闘狂でもない。今回、犬飼さんの静止を受けて大人しく引き下がっています。
かといって、バトルを止めていく方向とも思いづらい。

犬飼さんが非暴力に走っているのは、彼女が極端な博愛主義者だからではなく、「敵」が混乱暴走している妖精だからです。
もしも「世界を滅ぼす!動物よ死に絶えよ!」系が相手なら、おそらくは物理行使を躊躇わないはず。

過去の例を引くと、フレプリでも操られた動物と戦ったことがあります。
あの時はパインさんが「やめて!蹴らないで!」と、今回のフレンディさんのように間に入って止めました。
そして「いや今は蹴るときよパイン」「そうね。そうかも」とあっさりと説得されました。そして蹴った。トリプルプリキュアキーーーック!!

実際のところ、激しく抵抗する相手を無力化するには力で応じるしかない。
ふくろうガルガルも、犬組だけでは対処できなかった可能性がかなり高い。
じゃあ犬飼さんも武力制圧の方向にいくのか…といえば、ここまで特徴的に12話も続けてきているので、何とも分からない。

本当にここからどんな流れでどういう方向にいくのか、良い意味で謎です。楽しみ。

【気が付けば1クールも終わり】
わんぷりさんは3人目がなかなか出ず、敵の事情もさっぱり不明等々、ストーリーとしてはかなりゆっくりです。
ただ毎回毎回、着実に物語が進み、次の目標が提示され、やってきたことも無駄にしていないので、見ていて心地よい。

今回も、
・兎山くんの挙動にニコニコの蟹熊コンビ
・猫屋敷さんの初めてのお友達と、怪異との遭遇
等、ニャミー登場以外にも進展してる。

前者のあの些細な一幕のおかげで、兎山くんを取り巻く周囲の様子が分かる。もしかしたら蟹熊さんらの後押しでのデート回とかもあるのかもしれない。なかったとしても、そういう妄想の余地が生まれるのは世界観が広がります。こむぎを強引にでも学校に行かせた甲斐もあった。

猫屋敷さんの方も人間関係の進展の他、こむぎの新しい服が出てきています。
これを渡す口実で、今度は猫屋敷さんが犬飼さんの家に行くのかもしれない。行かないのかもしれない。

他にも「兎山くんは相談には参加するが、猫屋敷さんの家にはいかない(異性なので、行くと余計な心配が生まれる)」「中学生が夜間に出歩くのはまずいので、外出直後はまだ夕方」「猫屋敷さんは傷だらけ。猫はひっかく生き物だから。これを先に描写しておき、ニャミーの乱暴さを軽減」等々。
過剰な深読みをするなら、ユキ監視用のカメラがフクロウ型だったのも、小さな小さなお子様にふくろうガルガルとやんわりと混同させて、「見張られているのが嫌だったから暴れたんだ(怖い乱暴者だから暴れたのではない)」に誘導しようとしたのかもしれない。

物語の目標も明確です。キラリンアニマルをお家に帰す。毎回ちゃんと話が進んでいる。
その上で、喧嘩や初登校、ニャミー探し等々、目先の目標も設定されている。

どこまで計算して進めているのかはさておき、おかげで非常に安心して楽しめてる。長丁場のコンテンツは、こういう信頼感はすごく大事だと思ってみる。
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(第11話)わんだふるぷりきゅあ!「山に潜む、巨大生物!?」感想

2024年04月21日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第11話)わんだふるぷりきゅあ!「山に潜む、巨大生物!?」感想

見どころ2点。

【あなたの声を聞いたせいで】
本作の出発点は「ペットとお話しできたらいいな」。
フレンディさんの名乗り台詞も「あなたの声を聞かせて」。

一方で、メエメエの話を聞かない、直接会話ができなくても通じ合っているペットと飼い主など、反するような描写も目立ちます。

山に潜むガルガルの正体を推理するシーンでも、顕著に顕れている。

犬飼さんらは「大きいガルガル」との前情報から、大きな生物に狙いを定めていました。
ですが、これまで戦ってきたガルガルには小動物も多数います。そして巨大化していた。
元のサイズは全く参考にならない。

それなのに「大きいガルガル」との情報が与えられたせいで混乱をきたしている。

兎山くんのアドバイスもまずい。
「クジラかな?」への反応としては「元の大きさは関係ないよ」が正のはずなのに、「海の生き物だから」とズレた返事をしてしまっています。
ライオンやペンギンなど、生息していない生き物は今までにも出てきています。
そもそもガルガルは動物ではなく、ニコガーデンから行方不明になった妖精です。クジラ(型のキラリンアニマル)のガルガルが山の中にいたとしても不思議はない。

なまじ動物知識のある2人が、お互いに誤解をした上で対話しているので、どんどんずれていく。
イメージ的に犬飼さんは、実体験に基づく動物知識が豊富な方なんでしょう。図鑑で詳しいとかではなく。

そのため、「大きい」の言葉から「今までのガルガルよりも大きい」とミスリードされて巨大な生物=海洋生物を連想。それを「山にはいない」との変な方向から否定されたので、「山に住んでる動物は何か」「この山にクマはいない」の思考で混乱して小動物を挙げていたと思われます。

言葉が使えるせいで、かえって真相から離れてしまう。深読みするなら、そんな描写だったのかと疑ってみる。

【社会に潜む危険生物】
謎の野良プリキュアが現れました。
はっきり言って、怖い。

・誰の管理下にもない
・敵に、後に残る裂傷を負わせている

どちらもありそうで、なかなかない(軽々しく「史上初」とは言えないので濁しますが、両方満たす子は過去にいたんだろうか…?)

普通に考えるなら、中の生き物はユキさんです。彼女は日常的に猫屋敷さんに怪我させていたりもする。
よりにもよって、バトル描写を避けているかのような、わんぷりさんで出てきているのがまた奇異です。
これも何かテーマに関わってきそう。

また、客観的にはガルガルと何が違うのだろう?
いや積極的に無差別に襲い掛かるか等、全然違うのですけど、野放しになっている脅威という面では似通ったものを感じます。

今回、謎の黒幕らしきものが、熊ガルガルに「破壊しろ!破壊しろ!」と一生懸命に煽ってましたが、熊さんは山奥に引きこもったまま。話を聞いていない。
これも「メエメエの話を聞かないプリキュア」と似てるといえば似ています。

良い意味で次回以降の予想がつきません。凄く良い。楽しみです。
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