さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

名古屋番傘ネット句会・5月「サワー」

2024-05-31 | ネット句会

「サワー」(小林祥司選)

 レモンサワーおとなの恋はまだ知らぬ


私がいいなあ~と思ったのは、


 サワーから覚えた酒が今は芋  西川 東岳

 気の抜けたサワーになって平和主義  八木 五十八

 沸騰の地球に飲ませたいサワー  平尾 定昭

 サワーにはしない大吟醸の酒  西山 竹里



です^^





    
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静岡たかね 2024年6月号掲載句

2024-05-29 | 静岡たかね

<せんりゅう広場 富岳抄>

「免許返納」

 更新はせずに返納した免許

 無事故無違反ペーパードライバーでした

 運転はできずナビ役にもなれず

 夢だったクルマの旅は夢のまま
  

<4月句会>

「鼻歌」(渥美さと子選)

 選外でした;


「のぞむ」(増田信一選)

 望むのは延命よりも生きる質


「ひらひら」(松田タ介選)

 ひらひらとリボンも恋も揺らす春


「自由吟」(互選)

 戦争が待ち伏せている曲り角(6票)
 




      
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第26回 全日本川柳誌上大会

2024-05-27 | 誌上大会

しばらく前になりますが、令和柳多留第5集が届きました。

課題は、
「熱心」「ケア」「窓」「洗う」「カード」
です。
どうにか一句選んでいただけました~^^


 あるだけのカードで道を切り開く 
    (「カード」大西將文選・入選)

 恋人と添うように選んでいる着物
          (自選句)

受賞句は、


 結論が出た一番鶏が鳴いた 横尾信雄

 筆洗う今日一日をなし終えて 敷田無煙

 避難所のカルタは明日を信じ切る 福本清美

 窓際になくてはならぬ人でいる 法本安子

 人間が好きです窓は開けてます 大石一粋


 熱心に今日を伝えるランドセル 鈴木ひさ子

 零下二度今日は海馬を休ませる 横尾信雄

 切り札の笑顔で窮地乗り越える 石澤はる子

 カードから裸のわたし覗かれる 相馬まゆみ

 焦げぬよう愛をとろ火でかき混ぜる 田辺与志魚


です。

おめでとうございます^^





   
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鈴鹿ネット句会・5月「器用」

2024-05-22 | ネット句会

<鈴鹿インターネット句会・5月>

「器用」
 (平井美智子・西山竹里共選)

 不器用な初鳴きやがてさまになる
          (平井美智子選)


私が、いいなあ!と思ったのは


 饅頭もお酒もこなす器用な胃 芦田敬子   

 本当は器用なのかも握り箸 あやめみのり

 父役も器用にこなす母でした たかはしりょうこ

 贋作の依頼ばかりが来る絵筆 笹田しま

 何もかも器用で光るものがない おかのみつる

 水溜まり器用に避ける千鳥足 圦山 繁


 ピーマンを器用に避ける握り箸 甲斐良一

 お化粧が崩れぬように泣いている 平井美智子

 泥と藁だけで綺麗なツバメの巣 新家完司

 器用ねと褒めてあれこれ押し付ける 水谷裕子 

 骨折が器用にさせた左の手 あけみちゃん

 それなりに時間内には終わらせる 上田ひとみ

 

です。




   
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川柳すずか 364・365(6年4・5月)号掲載句

2024-05-21 | 川柳すずか
4月号がアップできていないままだったようです^^;
5月号と併せて載せますね。

4月号
<すずか路>

 待ちかねたハルサザンカが咲き初める

 陽ざし浴び固い蕾がほころびる

 ヒートテック着込んで春のワンピース

 もう歳をとらない父の誕生日

 生きていればと今でも思う十年目


<課題句>

「デッサン」(𠮷崎柳歩選)

 才能の片鱗見えるデッサン画

 彩色に夢がひろがるデッサン画

 デッサンのままで終わった淡い恋


「荒い・粗い」(中川知子、毎熊伊佐男共選)

 半衿の見えぬところは粗く縫う
       (中川知子選、毎熊伊佐男選)

 花好きのあるじ世を去り荒れた庭
       (毎熊伊佐男選)

 荒波を越えた笑顔は凪いでいる
       (毎熊伊佐男選)


<自由吟> (青砥たかこ選) 

 選外でした;;


<誌上互選> 

「注意」

 注意してもつい飲み過ぎるうまい酒(2点)

 子を注意する大人がいなくなりました(1点)


<ポストイン> 

 いちねんの早さにあせるカレンダー
       (豊橋番傘に掲載)


5月号
<すずか路>

 あたらしい門出を祝う桜咲く

 お花見日雨に降られてランチ会

 夏日来て目に涼やかな白ツツジ

 友からの便りはいつも花ざかり

 遅咲きの桜見守るひとがいる


<小休止> 前月号より推薦句

 デッサンのままで終わった淡い恋
         (柴田比呂志選)


<課題句>

「キャンセル」(橋倉久美子選)

 キャンセルのきかぬボタンが増えてゆく


「迷う」(小川はつこ、西川幸子共選)

 咲く花が季節を迷う温暖化
    (小川はつこ選、西川幸子選) 


<自由吟> (𠮷崎柳歩選) 

 運転歴ないまま返す免許証

 どんな日も揃って食べる朝ごはん


<すずか路前号鑑賞> 364号から・ささきのりこ

 ヒートテック着込んで春のワンピース


<誌上互選> 

「喜ぶ」

 喜んでほしくて選ぶ贈りもの(4点)

 喜びの歌で最後を締めくくる(2点)


  


   
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豊橋番傘 令和6年5月号掲載句

2024-05-10 | 豊橋番傘

<推せん句> 3月号近詠より 鈴木順子

 悔いひとつ減らす会いたいひとに会う


<3月号(2月句会吟)から推薦句>
<各・地・句・報> 松本柾子抄

 お値段が手ごろでしかもうまい酒
       (寺部水川 推薦)


<近詠>

 お花見はまだおあずけの寒戻り

 やる気出るまでの時間がかかりすぎ

 愛犬のためならエンヤコラの日々

 引きこもる日にもありますお楽しみ


<4月句会・課題句>

 「咲く」(尾方静子選)

 選外でした;


 「空気」(山口タカシ選)

 母のいる家の空気はぬくかった


 「ふらふら」(寺部水川選)

 揺れ出した恋がふらふら定まらぬ





   
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川柳展望ネット句会・4月「ひとり」

2024-05-08 | ネット句会

<川柳展望ネット句会・4月>

「ひとり(一人・独り」 (互選)

  たくさんの独りが集うカウンター(18票)

  ひとりにはひとりのよさがある花見(7票)



5票以上が入選で、2句とも入選できました^^

ところで、
今回は、投票しそびれてしまいました;;
早いうちに選句した10句から、
あらためて選んで決めようとひと息ついているうち
締め切り日時を過ぎてしまい、
しまった~!と気づいたときには遅かったです。。。




      
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川柳マガジン 2024年5月号掲載句

2024-05-07 | 川柳マガジン

 平和主義守りつづける難しさ
    (川柳道「続く」今田久帆選・佳作)

 いつまでも舌が忘れぬ母の味
    (川柳マガジンクラブ誌上句会「舌」
         新家完司選、前中知栄選・70秀)

 女子会で舌がにわかに踊り出す
    (川柳マガジンクラブ誌上句会「舌」
         岡崎 守選・70秀)

 いつも恋逃がしてしまう舌足らず
    (川柳マガジンクラブ誌上句会「舌」
         前中知栄選・70秀)
    
 走れなくなって初めて見る景色
    (川柳睦月賞「走る」岩佐ダン吉選・秀)

 


   
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静岡たかね 2024年5月号掲載句

2024-04-28 | 静岡たかね

<せんりゅう広場 富岳抄>

「食卓」

 猪のいのちいただく牡丹鍋

 ふきのとう春の目覚めのほろ苦さ

 菜の花を添えて食卓春にする

 沈丁花漬けて香りを愛でる酒
  

<3月句会>

「苔」(八木益代選)

 苔むした庭で仏と対話する

 日を浴びるこころに苔が生えぬうち(五客)


「氷河」(川村洋未選)

 氷河期の世代シビアに世を見る目

 旅の果て氷河に眠る冒険家


「はらはら」(佐野由利子選)

 咲ききって悔いなく散ってゆくさくら

 はらはらと新米パパが抱くベビー


「自由吟」(互選)

 気まぐれな春がわたしをはぐらかす(1票)
 




      
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名古屋番傘ネット句会・4月「出会い」

2024-04-26 | ネット句会

「出会い」(成瀬雅子選)

 ペットとの出会いにもあるひとめぼれ(秀3)


特にいいなあ~と思ったのは、


 満開の桜に会って遅刻する 真理猫子

 新しい自分と出会う一行詩 木原 榮二

 山菜に出会う楽しみ春の山 北田のりこ

 ふらり寄る本屋で出会う新世界 金城風見子


です^^





    
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