カメラを片手に

昭和初期の詩人「立原道造」の忌日

昨日と同様に晴天の今朝も3.3℃とちょっぴり冷え込んだ奈良、良いお天気で
気温差が大きく、14時過ぎには19度を越えている。
      12時、16.5℃、21%

誕生日の花はキク科の「タンポポ・蒲公英」 ユーラシア大陸原産で、
漢字では中国植物名の「蒲公英・ほえいこう」
1枚1枚の花びらのように見える「舌状花(ぜつじょうか)」が集合して一つの
「頭花(とうか)」を形成し、風で飛んで種子を飛ばして増えてゆく。
現在日本では、外来種の西洋タンポポが8割で、在来種ニホンタンポポは2割
と少ないのは、ニホンタンポポは舌状花の少なさもあるが、ハチなどの助けを
要する他家受粉する必要があり、一方西洋タンポポは受粉せずにクローンを
造り出せる「アポミクシス 」で増えるからです。
鑑別法は頭花の元にある総苞片が閉じているのが、ニホンタンポポです。 

花言葉は「飾り気のなさ
      

和名「タンポポ」の名の由来、諸説あるようですが・・・
①江戸時代に「ツヅミグサ(鼓草)」と呼び、鼓を叩く音を形容した
 「タン」「ポポ」という擬音語とする。
②平安時代「タナ(田菜)」と呼ばれ、タンポポの「タン」は「タナ(田菜)」
 で、「ポポ」は花後の綿を「穂々」とした。

 *平安時代の『本草和名』918年や『倭名類聚抄』931~938には、
  タンポポの漢名の蒲公英に、タナ(多奈、太奈)とフチナ(布知奈)
      国会図書館より

タンポポで思い出すのは、26歳で亡くなられた大正末期から昭和初期の
童謡詩人「金子みすゞ」の詩「星とたんぽぽ」で、CMでも耳に。
      星とたんぽぽ
    青いお空のそこふかく、
    海の小石のそのように、
    夜がくるまでしずんでる、
    昼のお星はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。

    ちってすがれたたんぽぽの、
    かわらのすきに、だァまって、
    春のくるまでかくれてる、
    つよいその根はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。

また今日は、昭和初期に活躍した詩人「立原 道造 」の1939年の忌日で、
24歳8ヶ月という若さで亡くなり、建築家としても名を残す。
1938年には「中原中也賞」を受賞されている。
我が好きな詩は「夢みたものは‥‥」
    夢みたものは ひとつの幸福
    ねがったものは ひとつの愛
    山なみのあちらにも しずかな村がある
    明るい日曜日の 青い空がある

    日傘をさした 田舎の娘らが
    着かざって 唄をうたっている
    大きなまるい輪をかいて
    田舎の娘らが 踊をおどっている

    告げて うたっているのは
    青い翼の一羽の 小鳥
    低い枝で うたっている

    夢みたものは ひとつの愛
    ねがったものは ひとつの幸福
    それらはすべてここに ある と

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