鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4878回】 私が17年前に感じた危機感

2024年05月08日 | 住宅コンサルタントとして
19年前にコンサル業界に転職した私。

入社してから幸運に恵まれ続け、
素晴らしい師匠の下で学ばせていただき、
師匠に背中を押していただいてセミナーの企画をしました。

そしてはじめての自分主催のセミナーで、
大型の契約を2社からいただくことができ、
モチベーション爆上がりで仕事をしておりました。

どの住宅会社様とも接点がなかった私は、
とにかくセミナーを企画・開催し、
そこに参加された住宅会社さんと出会うしかなかった。

セミナーを企画するのは数年先、
と思っていた当時の私でしたが、
師匠はすぐに企画して開催すべきである、
と背中を押してくれたのです。

そして2006~2007年、
年間8~10本のセミナーの企画を立て、それらを開催し、
たくさんの素敵なクライアント様とのご縁をいただきました。

この時にご縁を頂戴したクライアント様の大半が、
今もお付き合いをさせていただいている、
弊社にとってかけがえのない、大切なクライアント様であり、
このクライアント様たちのおかげで、
今もこの仕事を続けさせていただいているのです。

本当に感謝の気持ちしかありません。

さて、私が当初、セミナーを企画する際は、
企画から実際の講演内容・テキストまで、
師匠がチェックをして下さっていたので、
それなりのクオリティを維持できていたと思います。

ところが2007年頃になると、
住宅業界のコンサル会社によるセミナーの乱発が相次ぎ、
更に質の伴わないセミナーもおそらくかなり多くあって、
住宅会社向けのセミナーの申込が激減していきました。

そしてコンサル会社全体が
住宅業界からの信用度が会社として大きく低下したのです。

私自身、こうした現状の中、決断します。

新しい住宅会社さんとの出会いのためのセミナーはやらない。

セミナー集客に頼った形では、沈没してしまう。

新しい住宅会社様との出会いを紹介だけで成立させたい、と。

こうしたことを実現させるために、
いろんなことを調べ、学び、考え抜きました。

で、出した結論が、ブログを毎日書き続け、
ブログをコンテンツ化する、ということ。

このブログは本日時点で4878回目ですが、
前職時代にも1000日間、毎日書き続けておりました。

何らかの形でブログを見た住宅会社の方たちに
経営やマーケティングのヒントになるよう、
書き続けてコンテンツ化していこう、と決め、
それを愚直に実行していったのです。

このブログ(=コンテンツ)を見て共感して下さった方たちが
外部の力を必要と思っていただいた時に、
自然と声を掛けていただける。

そんなことを実現できたら、と、
ブログ書き始めた訳ですが、
これが本当に続けてきて良かった、と思うのです。

というのは、もう何年も弊社の広告宣伝費はゼロ円です。

昔からお付き合いをさせていただいているクライアント様、
そしてそのクライアント様からのご紹介だけで成立しています。

そして2008年から今日まで、
年間のスケジュールはありがたいことにパンパンです。

このブログ1つだけで、
広告に頼らずとも、いろんなご縁を頂戴できたり、
ご紹介をいただける状況ができているのです。

17年前に、コンサル業界に対して、私が感じた危機感。

それと同じニオイが、今の住宅業界からもするのです。

家づくりを検討中の方たちに、
有益なコンテンツを提供できている会社は、
お客様の来場が非常にうまくいっていますが、
そうでない会社(=広告に頼り切っている会社)の来場は、
本当に壊滅的な状況となってきているのです。

ファンや共感していただける方が増えていくような、
有益なコンテンツをつくることが
皆さんの会社ではできているでしょうか?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【4877回】 広告効果が... | トップ | 【4879回】 愛や思いや... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事