鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【4887回】 業績がどん底の時にビジョンを語っても・・・

2024年05月17日 | 住宅コンサルタントとして
私、眼鏡を買うのであれば、
オンデーズでしか買わないと決めております。

その理由は、オンデーズの田中社長のファンだから。

田中社長の動画はほぼ全て見ている、
と思っていたのですが、
お笑い芸人のチョコプラさんとの対談を
完璧には見ていなかったので、
先日、完全視聴しました。
(YouTubeで検索できます)

その中で田中社長がおっしゃっていたのが、
オンデーズを前経営陣から引き継いだ時の話。

多額の負債をかかえ、
毎月2000万も借金が増え。
現場の士気も低い会社をどう立て直したのか、
ということについてお話されていました。

会社の業績がどん底の状態なのに、
やれ残業は良くないとか、
会社の理念やビジョンはどうだ、とか、
理想を掲げても、社員の心は動かない。

会社が最悪な状態の時は、
まずは現場に毎日行って、
自ら泥臭い行動をして、
それをスタッフさんたちに見せたそうです。

社長が自ら店頭に立って、
客引きをおこない、一生懸命売る。

こういう姿を見せていると、
社員さんの中には「俺もやらなきゃ!」と思う人が出てくる。

そうしている中で少しずつ士気が上がっていき。

「今月、1番売ったスタッフに現金10万円あげる」
「最も優秀なスタッフは社長が自腹でサイパンに連れていく」

など、ゲーム性を持たせてスタッフを盛り上げていったそうです。

そして軌道に乗り、利益が安定して出るようになり、
店舗もスタッフも増え、組織が出来上がっていく中で、
理念やビジョンをつくり、それらを浸透させていったり、
コンプライアンスを順守するようになっていった、と。

こういう貴重なことを教えていただいて、
ますます眼鏡はオンデーズしか買わない、と
心に決めたと同時に、
業績がどん底の時にトップがやらなくてはいけないことは、
理想論を語ることではなく、
現場で汗をかき、社員さんのやる気スイッチを押すことだと
改めて再認識したのでした。

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