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雑感録

When I’m sixty-four PART2(91)志賀直哉vs中島敦

ヒマな上にこのところ午前3時ごろに目が覚める(昨日はカミナリで1時だった)ので、何か暇つぶしに読めるもの作りはないかとKindle Unlimitedで探した文学作品。長いのは苦手なので、短編集の再読が多い。 

まずは志賀直哉の短編集『和解・小僧の神様 ほか十三編』。志賀直哉の作品は「城崎にて」や「清兵衛と瓢箪」などが教科書にも載ってたので、同世代でご記憶の方も多いだろう。 美しい文章を書く作家で、専門学校の授業でもお手本として紹介してた。
特に「小僧の神様」「清兵衛と瓢箪」は珠玉の掌品と呼ぶべき作品で、“小説の神様”といわれるのも分かるような気がする。 

対照的なのが中島敦。こちらも短編集で『李陵・山月記・弟子(ていし)・名人伝』。「山月記」が教科書に載ってたけど、中国の古典にルーツをもつ漢文調の作品で、男性ファンが多いと思う。特に「弟子」は孔子に仕えた子路を描いた、涙無くしては読めない名作。悟浄2作は不思議と面白くて必読。 「山月記」は若い頃の自分を重ねて読んだものだ。

どちらも最近の若者にはマンガ&アニメ『文豪ナンチャラ』のキャラクターの方がお馴染みなのかも。 

ほかに昔よく読んだのは、O.ヘンリーやモーパッサン、サキなど外国作家の短編集。こちらは訳者によって面白さがずいぶん変わるけど、僕が読んでたのは新潮社文庫の本。これらもKindle Unlimitedにあるか、探してみようかな。



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