つらつら日暮らし

約300字で仏教(27)

『妙法蓮華経』「観世音菩薩普門品」を読んでいたら、気になる一文が出ていた。

若し女人ありて、設し男を求めんと欲して、観世音菩薩を礼拝し供養せば、便ち福徳・智慧の男を生まん。設し女を求めんと欲せば、便ち端正有相の女の、宿、徳本を殖えしをもて衆人に愛敬せらるるを生まん。

なんと観音菩薩にお祈りをすれば、子どもの産み分けが可能だという話である。こういった信仰があれば、一人っ子政策で男子が欲しいという中国にも、或いは男系の子孫が跡をお継ぎになる皇室にも、他にもそれぞれ男の子が欲しい、女の子が欲しいという方々には朗報となろう。というか、皇室は仏教と縁を切ったから産み分けができなく・・・(以下、自主規制)

話は変わって、だから、拙僧の寺にある伝・京都清水寺御分霊「子安観音」なんていう信仰があるのかもしれないな。拙僧の寺の観音様、男女の産み分けに効果テキメン。「少子化対策」にも如何であろうか・・・

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コメント一覧

tenjin95
コメントありがとうございます
> 天真 さん

> 私は松原泰道老師の「観音経入門」を繰り返し読んでいた時期がありますが、著述の中に現世利益的な解釈と仏教の理論的解釈ができるとありました。私たちが直面している具体的な苦しみ悩みに応えて下さる・・・というのが観音様の御利益なんでしょうね。

『法華経』は確かに、教義があるのか無いのか、良く分からないところがあります。巧みな比喩に隠されているのです。しかも、その比喩なども、現世利益的な内容によって、むしろそちらに目が行くようになっており、教義の存在を忘れさせます。しかし、それは、『法華経』の価値を下げません。むしろ、それがあっての『法華経』なのでしょう。
天真
http://blogs.yahoo.co.jp/sotozen7676
私は松原泰道老師の「観音経入門」を繰り返し読んでいた時期がありますが、著述の中に現世利益的な解釈と仏教の理論的解釈ができるとありました。私たちが直面している具体的な苦しみ悩みに応えて下さる・・・というのが観音様の御利益なんでしょうね。
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