今季のエゾシカ狩猟者による獲物解体後の残滓放置は目に余る。山中は至る所どこも捨て放題である。四月九日、ギョウジャニンニク採り場<白糠町C>で、駐車場所を探していて、カラスが異常に群がっているので車から降りて確かめると、川岸に解体後まだあまり日数が経過していない、若いオスジカの残滓が捨てられ、近くの雪上に血抜きの跡が残っていた。
私が近づいてカメラを向けると、カラスが一斉に飛び立ち、キタキツネが一匹、舌なめずり(写真中段<中>)しながら林内に逃げ込んだ。
よほど未練があるようで、林内で立ち止まり、隠れたつもりか僅かな窪地に身を潜め、こちらの様子を窺っている。以前話題になった残滓ステーションはどうなったのか。農林業への甚大な被害を考えると、増えすぎたエゾシカの駆除は緊急の課題だが、狩猟者のモラル向上も大きな課題だろう。「臭いから迷惑だ」とミヤマカケス君。
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