タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

屋根から落下した堅雪を老骨に鞭打って掻くタック爺

 我が家の屋根は勾配がきつく、雪はほとんどその日のうちに滑り落ちる。かてて加えて、一昨日は気温が高く湿雪だったため、どどっどどっと夜通し落雪の音が鳴り止まなかった。一夜明けて見ると、軒下には堅雪がのんと積もり、北側の物置への通路は完全に通行不能。

 昨日はいつもどおり、朝食後にまずは小鳥たちの餌場への通路を空け、次いで門扉から玄関までのアプローチと歩道に通じる階段を除雪。軒下の雪掻きはこれまで家内の役だったが、このところ膝の関節が思わしくない。大事を取って肉体労働を回避し、タック爺が担当。

 やり始めて程なく、爺は大きく息を弾ませる。むむっ、これは在り来たりの雪掻きじゃないぞ。湿雪が落下の重力で堅く締まり、柔なスコップでは歯が立たない。 頑丈なスコップに持ち替えて、幅 70 ㌢・長さ 10 の小径を空けるのに 30 分もかかった。結局この日は敷地周りも含め、午前中4時間と午後3時間、合わせて7時間の重労働で疲労困憊 !!
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