6月10日にアジサイとミニバラを鉢に植え、翌日、≪アジサイ、ミニバラ定植≫を投稿した。昨年は桃色と紫色に分かれたが、今年は、植え土と肥料を工夫した甲斐があって、二鉢とも青色になった。
しかし、地植えの方は、昨年と同じ場所に植えたにもかかわらず、一つの株で枝によって青色と紫がかった青色が混在している。
もともと女房の実家の庭で真っ青に咲いているのが気に入ってもらってきた株だが、土壌や気候、あるいは育て方の違いからなのだろう、なかなか元の色が出てくれない。ガーデンライフ編『土と肥料 作り方・使い方』(誠文堂新光社)に、「アジサイの花色はガク片中のデルフィニジン・モノ・ゴリコシドという色素がアルミニウムと結合すると青色になりそのままでは桃色になるのです」とあり、土壌の酸度が根からの土中のアルミニウム吸収に関係しているようである。しかも、アルミニウムの吸収は、肥料のチッソ・リンサン・カリとも関係するので、安定して青色を咲かせる土壌作りは意外に複雑である。
それにしても、原因は不明だが、同じ一つの株からこのように色違いの装飾花が出るのも、変化があって面白い。昨年は青一色だった株が、このように変化するとは思いもしなかった。
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