明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

中国語の勉強(5)早くももう挫折したよ~ん

2024-05-15 17:52:30 | 芸術・読書・外国語

中国語の勉強を始めて1ヶ月も持たずに挫折した訳です、情けない。

経緯を述べると以前中国語は発音で覚えるのが正しいなどとほざいていましたが、それじゃ上手く行かない事がようやく分かった次第。つまり、幼児が単語を覚えるように勉強したんでは「全然進まない」んである(おおっ、ノォ―!)。毎日中国語のネイティブのシャワーを浴びてしかも1日2、3個ずつ「現物を見ながら」確実に発音出来るまで私専属の先生が側にいて「繰り返し見本を示し」ながら発音と訂正を繰り返してくれる環境が揃って初めて成立する勉強法だ、ということが分かったんです(いまごろ?)。

やはり大人には大人の、学生には学生の勉強法が必要でした。後悔先に立たず。しかし言い訳するわけではないんですが、NHKのカリキュラムは初心者向きと言っていながら実は「詰め込み過ぎ」なんじゃないかな?、というのが今現在の私の素直な感想です(挫折した人間の言いそうなことです)。

そもそも語学の勉強というのは会話をするためであって、読み書きというのは「その次のレベル」の筈です。会話の理解には本来文字は不要というのは子供でも何となく理解できるじゃありませんか。日本語の勉強をするのには漢字を使った文章で覚えるよりもまず平仮名を使うなりなんなりして、簡単な挨拶や天候や数と時間の数え方や、または単純な単語、例えば食べ物の名前など「最もコミュニケーションを取りたい言葉」から実際に使って覚えるのが順当だと私は考えています。

それらを半年くらい続けてある程度単語数と大まかな文章の構成のイロハを覚えてから初めて中国語の正しい文法なり4声の発音などに進む訳です。この段階で抽象表現や丁寧語や学術的言い方なども徐々に増やしていくことになるでしょう。ところがNHKの講座では簡単な単語を覚えるのと同じタイミングで「それから派生した蘊蓄を」ちょっと違うパターンだとかこんな場合はどう言うとか、コミュニケーションを取るという大目的を外れた「語学的な余計な知識」を詰め込もうとするのです。これ、いらなくない?

大体4声がまともに発音出来ない段階で「2声と2声が続いたら後ろの発音は3声に変化する」何て、まるでチンプンカンプンな文法を押し付けてくるわけですね。説明されてる生徒からしたら「そんなん知ったこっちゃねーよ!」とキレる話でしょう。今は片言でいいから自分の言いたいことを口に出すのが大事だと思うわけです。この高飛車なカリキュラム、何とかなんないかなぁ〜。

仰る通りです!

NHKラジオの「毎日中国語を毎日」聞いていれば、少なくとも毎日「1日分だけ」は中国語が話せるようにならなきゃ嘘でしょう?。だから例えば4月は「パパ・ママ」の呼び方から「おはよう・さよなら」挨拶に始まり、簡単な中華料理の品名と食材の名前を覚えるとかして単語数を増やしていき、5月6月になる頃には「単語を並べるだけ」ではあるけどコミュニケーションが取れるようになって、例えば一人で街に出て乗り物に乗り、デパートで買い物して帰ってくるなんて事が出来ちゃうレベルには「中国語を覚えたる」というのが正しい語学の習得法です。そう思いませんか?

言葉が通じるというのは自分の言いたいことが相手に理解されることです。どこそこに行くにはどうすれば良いですか?と他人に訊ねるには、とりあえず「行きたい場所の名前を言う」ことで足ります。例えば見た目が外国人であれば「羽田空港でシブヤ!シブヤ!」と叫んでいれば、大体親切な日本人が寄って来て適当な交通機関の駅名を教えてくれるでしょう。それから先は駅に着いてからまた「シブヤ!」を繰り返せば多少は時間がかかるにしても目的は達成出来ます。何も正しい発音や文法で正確な日本語を喋らなければ相手して貰えない訳ではないのです。

つまり初心者には発音や文法は「要らない」のです(アイハバペンじゃなくて「ア ペン」で十分でしょう)。同音異義語も声調の違いによる聞き分けも、最初からキッチリ覚える必要な全然無いと思います。大事なのは少しでも「多くの単語を覚えること」じゃないですか?、私はそう思っています。そして、その大目的を達成するには「NHKの講座は不向き」なんです、一度に色んなことを詰め込み過ぎです(だから挫折しました・・・トホホ)。

まあ私が真剣に聴きすぎたんだと反省し、連休明けからまた元に戻ってやり始めました。が、それにしても覚えにくい授業で嫌になりそうです(NHK少しは考えろよ!)。このカリキュラムを作っている担当者、頭が良くないくせにちょっと「学問面」していて初心者には向いてないかも・・。とにかく乳幼児になった気分で、「漢字を書かないでも会話が通じる中国語」のコンセプトで再挑戦してみます。

(大人が気付いた中国語の不思議)
中国人ネイティブが日本語を喋るのを聞いていると、ものすごく流暢にしゃべっているのに細かい発音が日本人に比べて「ものすごくカラッとした感じで」喉の奥から発しているのが気になります。そこへ行くと日本人の日本語は「ウェットで柔らかく」聞こえるし、耳に馴染みますね。例えば学校と言う時に中国人は「ガハッ校」とハッ!の破裂音のような響きをプラスする癖があるように感じます。この辺りが中国語を学ぶ日本人の注意する点では無いかと感じました。何しろ中国語は「恐ろしく同音異義語が多い」言語です。少なくともシュエシュエとかクァールルッとか言うような「喉の奥から発するような独特の発音」が頻発するので、これを言えるようになることも(片言であれ)中国語を覚える為には必要不可欠ではないかと思います。まあそれよりもまず「変な発音」で良いから単語を増やす事ですね。頑張ります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿