Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

秋の北陸ぶらり紀行2021④【旅の終わりは「ワイドビュー」】

2022年01月18日 01時51分04秒 | 鉄道旅

2021年11月22日(月)

 

 

 

 

 

富山県氷見の宿、潮の美で迎える朝、というよりまだ夜。午前1時30分起床。

部屋にいながら波の音が聞こえるので、ソワソワしてあまり眠れなかった。

波の音が聞こえて釣りしない訳にはいかない。さっそく夜の海へ。

 

 

 

 

 

今日は雨予報。しかしまだ降ってない。

 

 

 

 

 

近くの堤防でルアー投入。

しかしなんも釣れませんな〜(*_*)

時間だけが虚しく過ぎる。さっきまでのソワソワ感はどこへ?早くもあきらめムードとなり、90分であえなく撤収。

 

 

 

 

 

片付け中にアクシデント!

パックロッドの先端が戻らなくなった。こうなるとバッグに収まりきらないから帰り道が大変。

以前なった時は強引に戻そうとして見事に折れたし。朝からトホホ。

とりあえず部屋に戻って二度寝。zzz…。

 

 

 

 

 

再び起きると、おっ、窓の外にはなにやら昨日とは違う景色が!

 

 

 

 

 

海の向こうに立山連峰。

曇りなのでコントラストが出ないけど、ようやく氷見らしい景色が見れた。

 

 

 

 

 

朝風呂上がりに朝からビール。最高。

 

 

 

 

 

そして朝食。朝から豪勢。部屋食なので気兼ねなく食べれる。昨日の夕食で腹パンパンだったけど、美味しいので朝食も完食。

 

 

 

 

 

食後は海を眺めてまったり。

船に乗っているかのようなオーシャンビュー。すごい宿だ。

 

 

 

 

 

9時30分、潮の美をチェックアウト。

自分の中では南伊豆のめぐみ荘と並ぶスーパー民宿。当然リピート決定。今度は天気がいい日に来たい。

 

送迎車で氷見漁港まで送って頂く。しかし外は既に雨。釣れないだろうけど釣りしたかったので残念。

 

 

 

 

 

ひみの海探検館で降ろして頂き、しばし館内を見学。入館無料。今日は平日なので空いている。

 

 

 

 

 

氷見の海について様々な展示がある。

 

 

 

 

 

あ〜、あーいうの釣りたかった(;_;

 

 

 

 

 

あ〜、こういうの釣りたかった(;_;

 

 

 

 

 

妄想のあとは現実に戻り、戻らなくなったパックロッドの修復にかかる。

ネットで調べたところ、固い床にロッドの尻をトントンと軽く当てるのを延々繰り返すと戻るらしい。気が遠くなる。

 

ひたすらトントンして15分くらい経過したとき、ニュルッという感触が!

 

 

 

 

 

戻った〜(゚∀゚)

トントン作戦成功。これでバッグに入れられる。助かった〜。

 

 

 

 

 

ここで退館し、氷見の海を見ながら氷見駅へ。

 

 

 

 

 

宿から見えてた立山連峰もすっかり見えなくなり、雨に煙るグレーな海が広がるのみ。

 

 

 

 

 

たくさんのカモメが休息中。テトラの上までギッシリ。

 

 

 

 

 

氷見駅に到着。これから帰路。すると折り返しとなる列車が入ってきて、えっ?単行?

 

 

 

 

 

折り返し11時49分発の高岡行きとなるキハ40。昨日はキハ47の2両だったのに、1両はキツいな。

おまけに団体客が乗り込んできて満員御礼。車端のロングシートに追いやられ氷見を発車。

 

満員に加え雨。窓ガラスが曇り外は全く見えず。雨晴海岸見たかったけど、この天気では普通の海。

 

 

 

 

 

12時20分、氷見に到着。次はあいの風とやま鉄道 泊行き。

 

 

 

 

 

北陸新幹線の高架を見ながら富山の平野を進む。

 

 

 

 

 

12時42分、富山に到着。ここで下車。

行きは大糸線経由だったけど、帰りはここから高山本線経由での帰路。今回最後のイベントは、前から乗ってみたかった「ワイドビューひだ」。

 

 

 

 

 

ホームの隅っこ、2番線から発車。

 

 

 

 

 

遅ればせながら初乗車のキハ85系「ワイドビューひだ14号」名古屋行き。

 

 

 

 

 

車両更新を控えてるキハ85系、なんとか間に合って良かった。

 

 

 

 

 

右も左もLED表示機の昨今、昭和世代の自分にはやっぱり幕がしっくりくる。

 

 

 

 

 

指定席の8号車に乗車。途中の高山まで先頭車。

 

 

 

 

 

ハイデッキに大きな窓、まさにワイドビュー。

定刻13時2分に富山を発車。

 

 

 

 

 

硬めのシートが主流の現代、フカフカシートでゴージャス感満点。

列車は加速して神通川を渡る。

 

 

 

 

 

あいの風とやま鉄道と別れ、列車は内陸へ。

 

 

 

 

 

富山を発車したばかりながら、次は岐阜という案内表示。うまく連動していない。この辺が平成初期生まれの車両っぽい。自分はこういうアナログ感が好きだけど。

 

 

 

 

 

速星に着いたけど、案内表示は越中八尾。まだ混乱中。

 

 

 

 

 

徐々に山間部に入り、先ほど渡った神通川に沿うようになってからが絶景路線 高山本線の真骨頂。

 

 

 

 

 

真っ盛りの紅葉が車窓をよりいっそう絶景にしてくれる時期ながら、とにかく雨が恨めしい。

 

 

 

 

 

猪谷を過ぎると、宮川に沿うようになる。エメラルドグリーンの川と紅葉。せっかくの絶景が雨で全く映えない。今回は天気に祟られてる。

魚津も氷見も高山本線もやり直ししないとダメか。

 

 

 

 

 

14時30分、飛騨の小京都 高山に到着。JR東海の気動車がズラッと並んで壮観。

高山で前に3両増結。

 

 

 

 

 

高山を出ると、車窓の川は紅葉の飛騨川へと変わる。しかし雨は止む気配なし。

 

 

 

 

 

15時30分、列車は下呂に到着。

下呂温泉で有名な下呂。大勢乗ってきた。

 

 

 

 

 

乗車してから約2時間30分、ずーっと絶景が続く高山本線。ビールが欲しくなってきた。さっき高山で買っておけばよかった。

 

 

 

 

 

重ね重ねこの天気が悔やまれる。

 

 

 

 

 

雪景色もさぞかしきれいだろうし。これは冬に出直そうか。

やがて車内に「次は美濃太田」の案内が流れる。

 

 

 

 

 

16時23分、美濃太田に到着。ここで下車。

富山から約3時間20分、高山本線と「ワイドビューひだ」を満喫。この先も絶景が続くなら無理してでも名古屋まで乗るけど、ここからは市街地の景色に変わるようなので、経費と時間節約でここで乗り換え。

 

 

 

 

 

「ひだ14号」名古屋へ向けて発車。平成初期の懐かしい雰囲気を感じさせてくれるワイドビュー キハ85系。引退前にぜひまた乗りたい。

 

次に乗るのは、これも初めての太多線。

 

 

 

 

 

主に高山本線で運用されてる転換クロスのキハ75も初めて乗る車両。

ロングシートのキハ25も充当されてる中でアタリを引いた。

 

 

 

 

 

車内は快適な転換クロスシート。

新幹線会社と思われがちなJR東海ながら、在来線もすごくしっかりした車両が多いように思える。松本・諏訪エリアでも時々来る転換クロスの313系や213系に当たるとちょっと優雅な気分になれるし。

 

静岡エリアのロングシート苦行には閉口だけど(ーー;)

 

 

 

 

 

美濃太田を発車。木曽川の向こうに富士山のような山(名前わからず)。

このあと日没となり車窓は真っ暗。太多線も明るい時間帯に乗り直ししないとな。

 

 

 

 

 

17時16分、多治見に到着。

あとは「しなの」で帰るだけ。しかしちょっと時間があくので中津川まで先行する。多治見から乗るより中津川から乗った方が特急料金割安。

 

 

 

 

 

17時21分発の快速 中津川行き。

 

 

 

 

 

後ろの車両は転換クロスの313系なので、そちらに着席。やっぱりちょっと優雅な気分。

 

 

 

 

 

17時59分、中津川に到着。

依然として雨が降っている中、寒いホームで約30分の待ち時間。この時間、名古屋方面へ向かう人が多く、長野方面のホームはのどかな雰囲気。

 

やがてホームに案内放送が流れ、次の「しなの21号」は3〜4分遅れで途中駅発車とのこと。

 

トホホ。寒い。

 

 

 

 

 

18時32分、今回ラストの「ワイドビューしなの21号」長野行き、約3分遅れで到着。

 

 

 

 

 

ワイドビューながら、外は真っ暗で何も見えず。景色がきれいな中央西線を夜に通るのはもったいない。

 

そういえば、2022年3月ダイヤ改正で「ワイドビュー」の愛称はなくなるとか。

 

 

 

 

 

暗闇をひたすら爆走し19時38分、塩尻到着。あ〜帰ってきた。

 

これで2泊3日の北陸プチ旅終了。

しかし富山の雄大な景色はお預け( ̄□ ̄)

 

 

 

 

 

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秋の北陸ぶらり紀行2021③【氷見 海の上の宿】

2021年12月27日 21時19分02秒 | 鉄道旅

2021年11月21日(日)

 

 

 

 

 

富山県の魚津で迎える朝。

 

 

 

 

 

やがて山から日の出。昨日より雲が少ない。

 

 

 

 

 

なので日が高くなると、おっ、今日は山が見える。逆光なのでコントラストは出ず。

 

 

 

 

 

午前10時40分、スカイホテル魚津アネックスをチェックアウト。

設備的には年代を感じるものの、その分安く泊まれてコスパは良好。

 

 

 

 

 

今日は魚津11時ちょうどの高岡行きに乗り、氷見線に乗り換えて氷見に向かう。

 

 

 

 

 

3セク化された魚津駅は長大なホームを持て余し、もうこの先使用される見込みの無い末端部は柵でふさがれている。

 

 

 

 

 

2両編成がメインの普通列車が長いホームの中央付近にポツンと停車。

 

 

 

 

 

11時ちょうど発の普通 高岡行き到着。車内は満員で立ち。

 

 

 

 

 

富山で乗客が入れ替わり、ようやく着席。

 

 

 

 

 

神が通る川、神通川。釣りでも有名。

 

 

 

 

 

11時46分、高岡到着。ここで氷見線に乗り換え。

 

 

 

 

 

12時3分の氷見行きは7番線から。

 

 

 

 

 

初の氷見線。車両は自分の好きなキハ47。国鉄時代の車両は本当にかっこいい。

2両編成のボックス席が全て埋まる程の盛況ぶりで高岡を発車。

 

 

 

 

 

あいの風とやま鉄道と分岐。

 

 

 

 

 

能町で列車交換。あちらの列車も満員御礼。「べるもんた」という観光列車も走ってるし、氷見線は活気がある。

 

 

 

 

 

しばらくすると海に出て、釣りしてる人がいて気になる。

 

 

 

 

 

そして有名な雨晴海岸へ。これが男岩でしょうか。

 

 

 

 

 

こちらが女岩。

雨晴海岸の象徴ともいうべき、女岩と男岩。その背後には雄大な立山連峰が聳えているはずが、雲に覆われて全く見えず。

昨日からこんなのばっか(*_*)

 

 

 

 

 

きれいな富山の海を眺めていると、間もなく氷見。

 

 

 

 

 

12時30分、終点 氷見に到着。

距離は短いものの、雨晴海岸の絶景か見れる氷見線。城端線と共にJR西日本の飛び地になってしまったけど、乗客が多くまだまだ元気。

 

 

 

 

 

氷見駅をあとにして昼食タイムへ。

 

 

 

 

 

やって来たのは、氷見漁港近くの みきさんというお店。こちらで氷見うどんを頂く。

 

 

 

 

 

とりあえずビール。旅先で、しかも昼間に飲むビールは格別!

 

 

 

 

 

元気なご主人にカニ味噌をサービスして頂く。ねっとり濃厚で、メチャウマッ。

 

 

 

 

 

そして初めて食べる氷見うどん。手延べの麺はツルツルモチモチでノド越しがすごくいい。それをだし汁につけて食べると、こちらもウンマッ。

 

 

 

 

 

食後にコーヒーまで頂いて、いい店だった。とにかくご主人が元気。また来たくなる店。

 

 

 

 

 

食後は氷見漁港へ。もちろん釣り。ポイントを探して歩く。

 

 

 

 

 

海の向こうに雄大な立山連峰が見えるはずなのに、全然見えませんな〜。

 

 

 

 

 

めぼしい場所を見つくろって、エサを垂らし釣りスタート。しかし全然釣れず。

 

 

 

 

 

港内を歩いてポイントを変えていくものの、アタリは無し。

 

 

 

 

 

トンビが飛ぶ空の向こうに、おっ?かすかに山のシルエットが見えてきた。

 

 

 

 

 

ようやく薄っすらと立山連峰が姿を現す。お〜すごい迫力。しかしこれ以上よく見えることはなかった。

 

 

 

 

 

そして魚も全く釣れず。16時45分ストップフィッシング。ガックリ。

トボトボ歩いて、今夜の宿の送迎車待ち合わせ場所に向かう。

 

 

 

 

 

送迎車に揺られること約15分。今宵の宿、割烹民宿 潮の美(しおのみ)に到着。

 

 

 

 

 

海のほとりに建つこちらの宿は全室オーシャンビュー。まるで船に乗ってるかのような景色が見れるという。

前から気になっていた宿。やっと泊まれる。

 

 

 

 

 

部屋に入ると、おおっ!すごいオーシャンビュー。本当に船の上みたい。晴れれば海の向こうに立山連峰。なんとか明日見れますように。

 

夕食前に人工温泉のお風呂へ。貸し切りできるので気兼ねなく入れて、気持ちいい〜♨

 

 

 

 

 

入浴後はいよいよ夕食タイム。こちらの宿は朝夕とも部屋食。

まずはファミマ限定のビアサプライズで喉を潤す。カァ〜最高!このビール美味い。

 

 

 

 

 

そして夕食。氷見の海の幸を中心にてんこ盛り。

うひょー、食べきれませーん(@_@)

 

 

 

 

 

お造りで目を引くのは、タラの昆布じめタラコまぶし。初めて食べた。メッチャ美味い。

 

 

 

 

 

茹で紅ズワイガニ。定番のカニ酢で頂く。ズワイガニほど高値にならない紅ズワイガニだけど、それが不思議に思える美味さ。一心不乱に食べる。

 

 

 

 

 

和牛陶板焼き。ご飯が欲しい〜。

 

 

 

 

 

と思ったら、ご飯と味噌汁が追加された。悲鳴(^o^)

 

 

 

 

 

最後はデザートを頂いて〆。なんだかんだ言って、美味しいので全部食べてしまった。でももう本当に何も入らない。

 

 

 

 

 

美味しい料理を堪能し、部屋から夜の海を眺めて就寝。

波の音が聞こえる。すごい宿だ。zzz…。

 

 

 

 

 

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秋の北陸ぶらり紀行2021②【魚津の味覚 ます寿しを食して魚津漁港へ】

2021年12月06日 22時08分29秒 | 鉄道旅

2021年11月20日(土)〈2〉

 

 

 

 

 

大糸線で糸魚川に到着。

ここからはえちごトキめき鉄道に乗り換え。

13時11分発の普通 泊(とまり)行き。

JR西日本でよく見る顔の、えちごトキめき鉄道ET122形。

実は電車でなく、JR西日本キハ122形ベースの気動車。旧北陸本線のこのエリアは電化されてるけど、直流・交流が切り替わるデッドセクションが存在することから、高額な交直両用電車を導入するより気動車で済ませようという、よく云う架線下DC。

 

 

 

 

 

実際の需要も、時間帯にもよると思うけど、1両あれば足りるほどらしく、電車だと2両必要になるので気動車の方が都合がいいとか。

実際今も1両でほど良い、という感じ。

 

せっかくの電化設備は?というと、貨物列車がしっかり活用中。

しかしかつて幾多の特急列車が行き交った北陸本線の電化設備が、今や貨物列車が使用するのみとは、なんとも寂しい〜と思ったら、懐かしの455系を使用した観光列車が運行されてるとのこと。これは気になる。

 

 

 

 

 

定刻に糸魚川を発車すると、車窓に日本海。

海を見ると途端に釣りしたくなるけど、今日は夜の魚津までガマン。

 

 

 

 

 

天下の険、親不知・子不知。

北陸自動車道が海上を通らざるを得ないほどの断崖絶壁で、ここを行き交う際は親が子を気遣う余裕もなく、子は親のことを忘れてしまうほどの難所だったことから親不知・子不知と呼ばれるようになったとか。

しかしこれは諸説あるようで真の由来は定かではないけど、とにかく北陸最大の難所であることは確か。

 

 

 

 

 

親不知・子不知を越え、風光明媚な海岸線へ。

大阪−札幌を結んでいた「トワイライトエクスプレス」の札幌行きからは、この辺りで日本海に沈む夕日、まさにトワイライトが眺められていたかと思うと、本当にあの頃が夢のように思えてくる。

 

 

 

 

 

市振を過ぎると、路線名称はあいの風とやま鉄道に変わる。

名称が変わるだけならいいけど、完全別会社となるので運賃はリセット。また初乗り運賃が発生するという理不尽さ。

JR時代に比べ運賃が上がってる上に、県境を越える度に初乗り運賃がかかるとは。利用者側からすると、この実質値上げが整備新幹線絡みの3セク化最大の難点。

なんだかこの3セク化は、在来線をお荷物としか見てない役人の発想に思えてしまう。

 

 

 

今から約50年前に制定された全国新幹線鉄道整備法。

これに則り東北・北陸・九州・北海道の各新幹線が建設され、または建設中。謂わばイケイケ時代に制定された法律で、新幹線を整備して国力増強と目論んでのものだけど、時代は当時と大きく変わり、少子高齢化により内需は大きく減退。

 

新幹線作るには膨大な時間がかかるので、その間に社会情勢が変わるのはしょうがないとして、問題はその社会情勢に追従せず50年前のスキームのまま現在も新幹線建設が進んでること。

 

本来は新幹線ありきではなく、時代に合わせて在来線も含めたインフラのあり方を考えるべきなのに、利権にまみれた日本の公共事業はそうはいかないようで。

 

 

 

 

 

13時43分、終点 泊に到着。

ここで前方に停車中の列車に乗り換え。

 

 

 

 

 

13時46分発、普通 富山行き。ここからは2両編成の電車。

県境の市振でなく、ここ泊で系統分離されてるのは折り返し設備の関係でしょうか。

 

 

 

 

 

定刻に泊を発車。

広大な田園地帯の中を列車は進む。本来なら田園の向こうにきれいな立山連峰が見えるはずながら、曇ってて見えず。

 

 

 

 

 

黒部川を渡る。

北アルプスの鷲羽岳を源流とし、総延長85kmに及ぶ清流 黒部川。北アルプスの深い峡谷を流れくるこの大河、どこか神秘的。

本来ならこの黒部川の向こうに雄大な立山が聳えているはずだけど、やっぱり見えず。

 

 

 

 

 

富山地方鉄道の線路と交差すると、黒部の市街へ。

 

 

 

 

 

黒部を経て14時9分、魚津到着。ここで下車。

 

 

 

 

 

蜃気楼で有名な魚津。初めて来た。初めての土地はいつも新鮮。

魚津でのお目当ては、ます寿しと魚津漁港での釣り。まずは線路沿いに5分ほど歩く。

 

 

 

 

 

やって来たのは、魚づ鱒寿し店。

有名なます寿しの店。品切れも多いということで、予約してきた。ますの寿し一段を購入。1500円。

この間も次々と来店客があり、ちょっと驚き。

 

 

 

 

 

そして今日は早めにホテルへチェックイン。

今宵の宿はスカイホテル魚津アネックス。ホテルの看板より居酒屋の看板が目立ってる気が。

 

 

 

 

 

普通のビジネスホテルながら、部屋からの眺めが良い。

海側の部屋は日本海、山側の部屋は立山のビュー。自分は山側の部屋なので本来であれば立山ビューのはずだけど、やっぱり見えず。

 

 

 

 

 

まずはビールで乾杯。

黒ラベルエキストラモルト。くう〜美味い。

 

 

 

 

 

遅い昼食で、先ほど購入したます寿しを頂く。

 

 

 

 

 

フタを開けると一面笹の葉。

添付のプラ包丁で笹の葉ごと切り分ける。

 

 

 

 

 

切り方が下手で見栄えが悪いけど、肉厚なますの身が乗るます寿し登場。見た目だけで既に巷でよく見かけるます寿しとは違う。笹の葉にくるんで食べると手が汚れないとのこと。

 

食べてみると、しっかりますの味がする。美味〜い(๑´ڡ`๑)

 

今まで食べたます寿しというと、ただ酸っぱいだけで失礼ながらあまり美味しいと感じなかったけど、こちらは別物。

酢を抑えた塩ベースのシャリと相まって、ますのほのかな旨味が口に広がる。これがます寿しだったのかという感じ。

 

いいもの発見。リピート確定。値段はそれなりに張るけど、それに見合う価値あり。通販もあって、全国から注文が来るというのも納得。

 

ますが肉厚でボリュームもあり、食べきれず半分夜に持ち越し。

 

 

 

 

 

食後は夕暮れの魚津漁港へ。なんでもいいから1匹釣りたい。

 

 

 

 

 

魚津漁港といえばこの長〜いテトラ帯が有名らしく、この上で釣る予定が、思っていたより高さあり。

高所恐怖症の自分には無理だった(*_*)

 

 

 

 

 

という訳で、港の内側でスタートフィッシング。今日は大潮で今はほぼ満潮。これから下げに入る絶好のタイミング。

晴れていればこの案内板のように立山連峰の絶景を眺めながら釣りできたはずだけど、依然曇ってて見えず。

さっきの列車からといい、これは晴れの日にもう1回来ないとダメか。

 

 

 

 

 

16時20分、日本海に日が沈む。正確には、日本海の雲の上に日が沈む。

曇り空の今日は水平線があまり色づくこともなく、スーッと日が沈んでいく。

 

 

 

 

 

しばらくすると空が紫色に。

晴れてれば水平線がオレンジ色に染まっていたところだけど、これはこれできれいかも。

 

 

 

日本海のトワイライト鑑賞タイムを終えて、港内の釣り再開。

DUELのハードコアスピンで広範囲をサーチ。するとコンッ!という感触。何だ?乗らなかったけど何かいるらしい。

 

再びハードコアスピンで中層を通してくると、ドウン!とバイト。今度は乗った!

グイグイと力強い引き。これはいいサイズ。しかしグイグイ引いたあとにフワッという変な感触。何だコレ?

やがて水面まで上がってきたかと思うと、プシューと潮を吹いた。

 

 

 

えっ?イカ?(@_@;)

 

 

 

まさかのスピンテールでイカ。アオリイカ?

水面でプシューと潮を吹きながら暴れてたけど、疲れたのかおとなしくなったので、抜き上げようとするも重くて抜けない。

ヤバい。ネット持ってきてない(・ัω・ั)

 

近くの方(Aさん)に「ネットお借りできますか?」と尋ねると、わざわざクルマまで取りに行って頂き、大変恐縮。

自分がライトを照らしながらロッド操作し、Aさんがネットですくおうとすると、おとなしかったイカがバタバタ!

 

 

お互いに「あっ!」と発した、その瞬間フックアウト。

イカは海へお戻りになった(TдT)

 

 

 

Aさん「すみません、せっかく釣れたのに」

自分「いえいえ、こちらこそすみません、ネット持ってこなかったのが悪いんで、それに釣れても食べませんので」

Aさん「せめて写真ぐらい撮りたかったですね」

自分「いえいえ、変なお願いしてすみません、ありがとうございました」

 

 

 

秋冬の電車釣行は防寒着がかさばってしまい、バッグに入りきらないのでネットは置いてきたけど、やっぱりちゃんと持ってこないとダメだった。

Aさんに感謝m(_ _)m

 

 

 

 

 

それにしても、スピンテールでイカが喰ってくるとは。

以前イワシが釣れたこともあったし、もしかして魚種不問の万能ルアー?

 

 

 

 

 

その後バイトは無く、時刻は19時30分となりストップフィッシング。

立山の絶景を眺めながらのんびり釣りできる魚津漁港。海の駅蜃気楼という施設が併設されて、富山の幸を頂くことも可能。春には蜃気楼も見れるというし、こちらもリピート確定。今度は晴れの日を狙って来る。

 

 

 

 

 

ホテルに戻り、ます寿し食べながらテレビ観ると、おっ、日本シリーズやってる。しかも手に汗握る熱戦。

最後はオリックス劇的逆転サヨナラ勝利でまず1勝。ヤクルトファンでもオリックスファンでもないけど大興奮。やっぱり日本シリーズはこうでないと。

昨年・一昨年と自分の推し球団が一方的にヤラれて、最低につまらない日本シリーズだったけど、今年は面白い。

 

 

 

 

 

白熱日本シリーズを見届けて就寝。

明日は氷見へ。

 

 

 

 

 

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秋の北陸ぶらり紀行2021①【取り残された大糸線を行く】

2021年11月29日 22時01分16秒 | 鉄道旅

2021年11月20日(土)〈1〉

 

 

 

 

 

11月23日(火)の祝日が出勤で22日(月)が振休となり、今日から三連休。

ということで、前から行きたかった富山県 魚津・氷見への北陸2泊3日旅に出発。

旅の始まりは塩尻駅。

おなじみ、そば処 桔梗さんで安曇野葉わさびそばを頂く。今日も安定の美味さ。

 

 

 

 

 

まずは「あずさ5号」で南小谷へ。そこから糸魚川行きに乗り継ぎ。

 

 

 

 

 

午前10時28分「あずさ5号」南小谷行き到着。

6号車に乗車すると、うおっ、混んでる!松本間近のこの時点でまだ乗車率60%くらいありそう。途中ほぼ満席の乗車があったと思われる。

乗客が戻ってきたのは喜ばしいけど、新型コロナ次の波は高確率で来ることが予想され、まだまだ気は抜けまない。

 

列車は2分ほど遅れて塩尻を発車。

 

 

 

 

 

10時38分、「まつもと〜まつもと〜」の到着放送と共に松本到着。多くの乗客が下車。後ろ3両切り離し。

乗車率30%ほどになり、列車は大糸線へ。

 

 

 

 

 

隣席の方も下車されて気兼ねなくトイレに行ける、ということで缶チューハイオープン。

車窓を眺めながらの一杯はたまらない( ´ー`)

 

 

 

 

 

本来なら車窓に北アルプスが広がるところだけど、曇り空で全く見えず。

紅葉も映えないし。

 

 

 

 

 

11時16分、信濃大町に到着。多くの乗客が下車。

立山黒部アルペンルートも終盤。まだ一度も行ったことがなく、来年は行きたいけど、果たして人混みに耐えられるかどうか?

 

 

 

 

 

信濃大町を出ると車内に仁科三湖の案内放送が流れ、まずは木崎湖。

せっかくの紅葉も天気が悪く映えず。

 

 

 

 

 

すごい数の鵜が列車通過に合わせ沖へエスケープ。

本当に最近どこ行っても鵜が多い。魚への影響も少なからずあるはず。

 

 

 

 

 

続いて中綱湖。

樹々がきれいに色付いてるけど、この曇り空が悔やまれる。

 

 

 

 

 

最後に青木湖。

湖面が鏡のように紅葉を映す。しかし天気が…。やはり紅葉鑑賞は晴天とセットがいい。

 

 

 

 

 

11時42分、白馬。ほとんどの乗客が下車。6号車は数人残るのみ。

しかし9両編成各車両数人の乗客が南小谷からの1両しかない糸魚川行きに集中して、糸魚川行きは混み混みとなるのが常。

 

 

 

 

 

信濃森上に運転停車。

天気が良ければ…と往生際悪くブツブツ。日頃の行いが悪いのか。まあ悪いけど。

 

 

 

 

 

車窓右側に姫川第二ダム。そういえば先週はあそこで写真撮ってたような。

ここはエメラルドグリーンの水が紅葉を引き立てていい感じ。

 

 

 

 

 

今日明日は晴れのつもりで来たのに、これはどこまで行っても曇りっぽい。

この辺りで観念(ー_ー)

 

 

 

 

 

姫川に沿って大きくカーブすると間もなく南小谷。

 

 

 

 

 

定刻11時59分、終点  南小谷到着。

各車両からの乗客が続々と跨線橋を渡り、2番線 糸魚川行きに乗り換える。

 

 

 

 

 

自分も2番線へ。

JR東日本の列車がJR西日本の列車を囲む珍しい駅。

 

 

 

 

 

ここからはJR西日本キハ120糸魚川行きに乗車。

1両しかない車内は既に満員御礼。なので、いつもの後方展望席(?)へ。

 

 

 

 

 

定刻12時7分、ここまで運んでくれた「あずさ」が佇む南小谷を発車。

 

 

 

 

 

ここからは非電化区間。

単行キハ120がエンジンを唸らせながらコトコト進んでいく。

 

 

 

国鉄分割民営化の際に、それまでの管轄を受け継いで、ここ南小谷で東日本と西日本に分かれたJR。

北陸新幹線が金沢まで開通し、北陸本線 直江津−金沢間はJRから経営分離され3セクに。

そしてこの大糸線 南小谷−糸魚川間は、JR西日本の謂わば「極東」にポツンと取り残された飛び地化。さぞかし維持管理効率が悪いのでは?と素人ながら考えてしまう。

その上乗客が少ないとなると廃線候補にあがってしまう訳で…。

 

 

 

 

 

民営化は良かったとして、このエリア分割が適正だったのか甚だ疑問。

東日本・東海・西日本の本州3社が潤う一方(今はコロナ禍で収益悪化)、北海道や四国は経営難が度々報道され、特に北海道は廃線ラッシュ。分割の枠組みに無理ありすぎでは?と思ってしまう。

この大糸線非電化区間も、先を見越して東日本管轄になってれば飛び地化なんてせずに済んだのに。

まあ素人が考えるほど簡単ではないんだろうけど。

 

でも見直されることは無く、今後もローカル線廃線危機は続く。

はあ( ´Д`)=3

 

 

 

 

 

北小谷駅の上に敷設された国道148号の新道。

大糸線と並行する国道148号はバンバン新道が建設され、時が止まったままのような大糸線と対照的。

 

北海道もそうだけど、高規格道路が次々誕生して地方部の鉄道は苦しくなるばかり。

鉄道・道路含めた、それこそどこかの方々が念仏のように唱えていた「総合的・俯瞰的観点」でのインフラ整備が求められると思うけど、利権が絡むのでそう簡単に変わらない。

結局、地方部の鉄道が主体的に生き残るには、五能線のように観光需要開拓しか道は無いのでは?と思えてくる。

 

 

 

 

 

長大な真那板山トンネルを抜けると、山の中腹に今日も白馬大仏がお目見え。

 

 

 

 

 

大糸線を見守るように鎮座する白馬大仏。

なんとか大糸線を守って下さいm(_ _)m

 

 

 

 

 

これだけの秘境絶景路線、観光列車を走らせればそれなりに賑わいを見せそうに思えるけど、JR東日本管轄であればその期待も持てたものの、JR西日本の飛び地となった現状ではそれも夢物語。

 

 

 

 

 

姫川の峡谷を抜け、糸魚川の平野が車窓に広がってきた頃、ようやく少し日が差してきた。

もっと早く差してほしかったけど。

 

 

 

 

 

旧北陸本線 えちごトキめき鉄道の線路が近付いてくると間もなく終点。

 

 

 

 

 

13時6分、終点 糸魚川到着。

 

毎度どうしても国鉄分割やインフラ整備に疑問を持ってしまう大糸線の旅。

とにかく存続してくれますように(-_-)

この後はえちごトキめき鉄道に乗り換えて日本海沿岸を西へ。

 

 

 

 

 

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塩の道 ぶらり帰り道

2021年11月24日 22時31分05秒 | 撮り鉄

2021年11月14日(日)

 

 

 

 

 

新潟県 糸魚川でナイトフィッシング後の帰り道。

せっかくのいい天気なので、紅葉鑑賞がてら寄り道していくことに。

 

 

 

 

 

糸魚川から長野県 松本へ続く国道148号・147号は、かつて日本海から内陸へ塩を運ぶメインルートだったことから塩の道と呼ばれる。

 

沿線には北アルプスや仁科三湖、そして立山黒部アルペンルートへと続く大町温泉郷など名所がいっぱい。

それに加えて、この時期は紅葉と新そばも魅力。

 

 

 

 

 

小谷村を過ぎ、国道からちょっと外れて姫川第二ダムへ。青空に映える紅葉。この時期ならではの景色。

 

そのまま白馬方面に進むと、次は北アルプス。

 

 

 

 

 

今度は冠雪した山々の白さが青空に映える。

お〜、きれい〜(゚∀゚ )

 

 

 

 

 

ちょっと雲がかかっていて残念。手前に見えるのは八方尾根スキー場。まだ上の方しか雪がないけど、12月上旬オープン予定とか。

 

時刻は10時30分。しばらくすると大糸線の列車が来るタイミングなので、前からやってみたかった北アルプスバックの撮り鉄チャレンジへ。

 

 

 

 

 

最初にやって来たのはE127系普通列車。

 

 

 

 

 

雲が多くなってきたけど、北アルプスはギリギリセーフ。しかし逆光ぎみなので明るめにして撮ったから写真が白っぽい。

 

 

 

 

 

すぐ振り向いて紅葉バックにもう1枚。こちらは順光。やっぱり光線加減で全然違う。

撮り鉄は難しい(゜-゜)

 

 

 

次に来るのはE353系「あずさ5号」。

なんとか北アルプスが雲隠れしないうちに撮りたい。ややドキドキしながら待機。

 

 

 

 

 

待つこと約35分、ジョイント音を響かせて「あずさ5号」キタッ!なんとか北アルプスが見えてくれてる。

 

 

 

 

 

パシャッと1枚。

う〜ん、明るさを再調整して撮ってみたものの、やっぱり白くなった。でもバックに北アルプスを入れての1枚が撮れて満足。

 

 

 

 

 

すかさず振り向いてもう1枚。やっぱり順光のこっち向きの方が断然いい。

 

 

 

 

 

紅葉バックに南小谷へ向かう「あずさ」。

白馬以北のこのエリアを走る「あずさ」は1日1往復なので、狙ってもほぼ1チャンス。釣りといっしょで、なかなかの緊迫感。

 

 

 

気が済んだので、再びクルマを走らせる。

何といっても新そばシーズン。昼食にそばを食べたい。

 

 

 

 

 

時刻は12時15分。木崎湖近く、みの屋さんに到着。

美味しいそばが食べれるお店。こちらで新そばを頂く。

 

 

 

 

 

まずはノンアルビールで喉を潤す。クルマだとこれが有るのと無いので大違い。

 

 

 

 

 

そしてこちらの名物、田舎太打ちざるそば九割限定。

以前来た時には品切れで食べれなかったけど、ようやくありつけた。

 

 

 

 

 

名前通り、きしめんのように太いそば。

太打ちならではの心地いい噛み応えと、新そばの濃厚な香り。あ〜美味い。大盛りにすればよかった。

 

美味いそばは大盛りにすべし(´Д`)

ラーメンも太麺派の自分にはドンピシャ。これはハマった。

 

 

 

 

 

新そばを堪能して、最後の寄り道は木崎湖。

キザキマスを狙って通った春は緑眩しかった湖畔も、今はすっかり秋色。

 

 

 

 

 

この時期ならではの紅葉を満喫して寄り道終了。クルマを走らせ帰路に着く。

 

間もなく訪れる冬、塩の道は雪と温泉のシーズンへ。

 

 

 

 

 

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