ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】大浦湾の海底・サンゴ礁をグラスボートで見に行った(20231120)

2023年12月05日 | 辺野古・大浦湾

2023年11月20日(月)晴れ 大浦湾

 私たち5名で、大浦湾のサンゴ礁をグラスボートで見に行った。5名の内、3名は県外からきた方々。初めて来た方が一人で、常連も一人。私は便乗。

汀間港を出港。13:57

風も、うねりもなく、快適だ。

グラスボートの後方、瀬嵩側。工事が行なわれている。これは防潮工事。堤防の強化・嵩上げなどをしている。台風に襲われるとこのあたりの道路は、波を被り、砂などが上がる。14:02

で対岸に新たに飛行場ができる計画が進行中だ。700m近く今の海岸より湾の内側に出てくる。こうなったら、大浦湾北側への波浪の大きさは、確実に大きくなる。従来なら、海岸に打ち上げられた海水は、砂浜に沈む量もあったのに、ガチガチのコンクリートに跳ね返されるからだ。無論、波の高さと、入ってくる方向によって、影響は微妙に異なるだろう。なにしろ飛行場予定地は大浦湾の入口側だから、大きな影響があるはずだ。瀬嵩の海岸まで約2000m弱、汀間の海岸まで約2500mだ。

船は沖に出て左(東に)折。西側の丘に見えてきたのは、キャンプシュワブの弾薬庫(森が伐採されている範囲)。あらたに建て替えられてい

る。14:04

正面は先ほどの工事現場付近。右の青い建物はゴルフ場の施設。奥の山は348m峰だろう。14:06

私もまだ行ったことのない山域だ。暑くない時期に行ってみたい。

14:10 弾薬庫のある尾根の奥に辺野古岳(右)、久志岳(左)が見える。大きな船はデッキパージ。埋め立て用土砂をため込む船。ここを「埋め立てるぞ」と言う脅しの効果もあるだろう。日本国が沖縄を嘗めている象徴でもある。

さてとサンゴ礁が見えてきた。

14:11 

14:12 皆さん、口々にサンゴ礁を絶賛。

ただグラスを通して撮影するとどうしても鈍くなってしまう。

今日は魚が多かったが、お見せできるようなものを撮れていない。お粗末。

大浦湾の北の入り口安部崎。14:21

14:21

14:21

色々なサンゴが並ぶ。14:21 

船が動く度、魚群が動く度に光景が変わる。

14:27 ガラスの反射光が入っている。申し訳ない。

14:27 このまま埋め立てが大浦湾側にも及べばどうなるか。この辺りは埋め立て外の領域だが、波浪の影響や、土砂の拡散、汚染などで海の自然は耐えられまい。それも軍事基地を造るための引き換えだから、2重の意味で許されない。

地球に海ができたから、生物が生まれた。人類もこうした何万もの原始的な動物が誕生した暁に産まれたのだ。気候危機とは炭素を悪者にする話しではない。自然環境の破壊総体によってもたらされている。

私たちがなすべき事は、戦争の準備ではない。地球(海と森)の生態系から学びを深め、畏敬の念を抱くことだ。戦争で何もかもぶち壊してどうするのか?!!

14:35 西側

 

西南西のキャンプシュワブの基地建設側。14:36

長島。陰影がいいね。14:37

埋め立て予定地に近づく。14:37

この黄色のブイとブイのラインが臨時立ち入り制限区域。誰もが入れるはずの公の海なのに、立ち入り禁止! 

2014年7月1日から半永久的に(基地建設完了まで)。

日米両国の軍事利権によるエゴなのだ。

東を振り返る。白の漁船は沖縄防衛局(防衛省)が雇っている監視船。あのあたりが、埋立の為にサンゴを移植した海域らしい。14:41

サンゴは人間が勝手に移植しても育たない。生きていけないことが多々ある。同じ海でもサンゴ類は様々な環境の中でそれぞれ育ち、相互に環境を構成して生きている。

私たちは一時、サンゴ礁に湧いても、沖縄は埋め立てと戦争という2重の脅威にさらされているのだ。



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