☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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殺されたミンジュ

2016年07月15日 | ★★★++

【ONE ON ONE】 2016/01/16公開 韓国 R18+ 122分
監督:キム・ギドク
出演:マ・ドンソク、キム・ヨンミン、イ・イギョン、チョ・ドンイン、テ・オ、アン・ジヘ、チョ・ジェリョン、キム・ジュンギ

少女が葬り去られた日、
良心はすべて
この世から消えた。

STORY:とある5月9日の夜。ソウル市内で一人の女子高生が男たちの集団に捕まり、無惨に殺された。しかし事件は表沙汰になることなく闇に葬り去られた。1年後、事件に関わった7人の男たちを一人、また一人と拉致しては、激しい拷問によって自白を強要する謎の集団が現われる。はたして女子高生はなぜ殺されたのか。そして謎の集団の正体とその目的とは... (allcinemaより)


女子高生殺人事件の容疑者たちを次々と拉致して拷問にかける謎の集団の目的とその顛末を描いたサスペンス・ドラマ。監督は『嘆きのピエタ』『メビウス』のキム・ギドク。

前に観た『メビウス』も痛い作品でしたが、こちらも痛たたたたーっな作品でした。邦題のミンジュは冒頭に殺された女子高生。一体、なぜ、殺されたのか....

この事件の容疑者たちがひとりずつ拉致され、拷問され、ある5月9日について自白させられます。そこから事件の真相がわかってくる......と思ってたのになかなか真相が出てきません、、、え???

事件の真相が目的じゃなくて社会の仕組みというか社会への不満が描かれてましたね。どんな仕事でも上からの命令は絶対で....理由がなくても仕事を与えられたら素直に仕事をするという....。この殺人事件の実行犯も上からの命令でそれに従っただけ.....。でも...謎の集団たちも命令されたままやってるよね....うーむ。

謎の集団たちは、はじめは警察かと思ったらそうでなくて...だんだん胡散臭くなっていきました。いったなんなのこの人たち?と思いながら観ていくと、彼らの日常も描かれていってどんな人たちなのかわかってきます。そのうちに集団のリーダーと仲間たちとのズレが出てきてこの先どうなるのかなと先がよめない展開になりなかなか興味深い作品でした。

この作品についての感想は難しい....
観てみて...というしかない。

しっかし拷問シーンは見るのもつらい。
ありゃ、素直に自白しちゃいますね、、、

すっきりしない終わり方でしたけど、集団のリーダーを演じたマ・ドンソクの演技に引きこまれていきました。

★★★.7
鑑賞日:2016/07/13

 

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