「月見里」
さて、この名字はなんと読むのでしょう?
「つきみさと」ではありません。月を見るためには、高い山のない所が一番。
ですから、これは「やまなし」と読みます*(三日月)*
静岡県の清水市などでみられる名字です☆
自分の名前には小さい頃から苦労させられました。
上の「月見里」ほどではないにしろ、字画も多いし、小学生には難しい漢字だったので、いつも略字。
中学生になって、テストの答案用紙に名前を書くのだって時間がかかるので、他人より一問損したような気分がしたものです。
大人になってからも、なかなかすんなり読んでくれる人は少ないですね。
いったいどうしてそんな名字を名乗ったのか、興味がわいたので、ちょっと調べもの。
するとありました!
岐阜市近郊に名字と同じ名前の町と、その名前のついた神社が*(びっくり2)*
うちは十七代くらい前に、開拓のため、美濃の国(現在の岐阜県西濃地域)から移り住んだことが家系図に書かれているので、もしかして、この町の近辺出身なのかも知れません。
う~ん、ちょっとしたロマンを感じるなぁ~*(ハート3つ)**(キラキラ)*
ちなみに、なかなか読めない名字として、「小鳥遊」「栗花落」「四十八願」などが載っていました。
ぜんぜん読めません*(汗)*(全国の珍名さんゴメンナサイ)
どうして日本って、こんなに名字が多いんでしょうね。
お隣り韓国では、「金(キム)」「朴(パク)」「李(イ)」「崔(チエ)」の四大姓だけで、人口の半分を占めるそうです。
覚えやすいけど不便そう。
そういえば、うちも近所では、同じ名字の家が何軒かあるためか、集落全部のそれぞれの家に別名がありました。
うちは四辻に建っているので、「つじ」。
「○○さんとこの子」ではなく、「つじの○○さんとこの孫」と小さい頃は呼ばれていたものです。
今でも、電話では「つじの○○君」で通っています。
そうそう、上に挙げた読めない名字。
答えは、
「小鳥遊」=「たかなし」
小鳥が遊ぶには、鷹などの強い鳥がいては遊べない。もとは「高梨」だったものを、言葉遊びで改名したのでは。
「栗花落」=「つゆり」
栗の花が落ちるのが梅雨入りの季節だった地方で生まれた。もともと「つゆいり」だったものが「つゆり」と短くなったのでは。神戸市などでみられる。
「四十八願」=「よいなら」
仏教用語の「四十八願」からきているようだが、なぜこう読むのかは不明。栃木県南部にみられる。
だそうです*(音符)*