私的図書館

本好き人の365日

八雲立つ出雲かな

2008-08-13 21:44:00 | 旅行

夏休みを利用して、島根県は出雲大社に行って来ました☆

山陰地方を旅するのはこれが初めて。

岐阜県からはけっこう遠くて、まだこの先に山口県や九州があるなんて驚きです。

江戸時代の人は参勤交代なんてよくやったなぁ~

『古事記』にもその創建の由来が描かれている出雲大社。

国譲りや「因幡の白ウサギ」で知られる大国主命(おおくにぬしのみこと)が祭られている神社です。

安彦良和さんのマンガ『ナムジ』(ナムジとは大国主命の別名)という作品を読んでいたので、一度は来てみたかったんですよね~♪

出雲大社はちょうど「平成の大遷宮」といって、これから修復作業に入るので、その前に本殿が特別公開されていました。

服装なんかも厳しい条件があって、ジーンズやサンダル履きはNG。
事前に調べて行ったので、私はなんとかOKでしたが、中には断られている人もいました。

昔はみんな正装して入ったそうです。

最初に案内してくれたおじさんは、笑いも交えながらやんわりそういうことを説明してくれましたが、本殿を案内してくれた別の人は参詣客が言うことを聞かないのでちょっと大きな声を出したりして、けっこう態度が横柄でした。

親子連れで聞こえなかっただけだよ~
優しく言えば通じるのに。
本殿で怒鳴る方が神さまに失礼だと思うけどなぁ…

以前に伊勢神宮に行った時は、その圧倒的な存在感にビックリしたものですが、出雲神社は境内も小さく(伊勢神宮に比べてです)、玉砂利なんかの管理もずさんで、厩舎にいる馬も作り物(伊勢神宮には本物がいました)。何より周りの木々が細い!

多分、赤松だと思うのですが、せいぜい百年くらいの樹齢があればいいほうで、伊勢神宮の巨大な木々とは対照的でした。

古くから人が住んでいた土地なので、みんな切っちゃったのかな?

ちょっと期待しすぎたってこともありますが、古代には何十メートルもの高さを誇ったという巨大神殿(博物館で模型を見ました)を復元したらいいのに…と、勝手なことをチラッと思いました。

まぁ、その土地土地の都合ってものがあるのでしょうが。

少なくとも、駐車場の案内はもう少し効率よくやってくれ!!(当日はすごく暑かったんです! すごく待たされました!)

ともかく、めったに見ることのできないという、本殿の天井に描かれた「八雲の図」も見れたし、出雲大社の近くにあった、歌舞伎などの始祖といわれる「出雲の阿国」のお墓にもお参りすることができました。

出雲ソバも美味しかった♪

そうそう、出雲大社は縁結びにご利益があるというので、ついでに絵馬に願い事をして奉納してきました☆

高速道路がまだ途切れ途切れで完成していなかったり、廃業したガソリンスタンドがやけに目についたり、お店やホテルの人の対応、子ども達の元気度など、町や県によって雰囲気が違っていたり、逆に違わなかったり、知らない町を旅していろいろ興味深かったです。

今回のもう一つの目的。

松江市にある小泉八雲記念館と、小泉八雲旧居も見学して来ました♪

それは明日書きます☆