名古屋タカシマヤで行われている「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」に行って来ました。
今も多くの子どもたちに愛される「ぐりとぐら」
あの大きなタマゴで作られた「カステラ」、子どもの頃は憧れでした。
カステラは牛乳と一緒に食べるの好きだったなぁ。
展示されている原画には修正のアトなども見て取れて、とっても興味深かったです。
最初の頃の原画はとっても小さいんですよ。意外でした。
「ぐりとぐら」7作品の他に「ぐりとぐら かるた」(1984年)や、「いやいやえん」「そらいろのたね」などの原画も展示されていましたが、会場には絵本を拡大したような大きな立体物が置いてあって、子どもたちがそこに開いた小さな穴をくぐることができたり、床に「ぐりとぐら」のお話の文章が書かれていたり、映画監督宮崎駿との対談映像のコーナーがあったりと、原画を見るだけでなくいろいろと楽しめる工夫がこらしてありました。
「ぐりとぐらとすみれちゃん」に登場する大きなカボチャや、「ぐりとぐらのえんそく」に登場する大きな毛糸玉が1メートルくらいの大きさで再現されていて、触ることもできるんです!
自分が小さい頃に読んだ人とか、子どもと一緒に読んだとかいう人が多いらしく、あちらこちらで思い出話が飛び交っていて、長年愛されてきた作品であることを改めて感じることができました。
あー、面白かった☆
最近読んだのは、中央アジアを舞台にした大人気マンガ。
森薫さんの『乙嫁語り』7巻 (ビームコミックス)
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KADOKAWA/エンターブレイン
発売日 : 2015-02-14
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今回はお風呂回(笑)
お金持ちの家の奥様が、大衆浴場で出会った女性とお友達になるという、ストーリー的にはそれだけなんですが、あちらの文化(一夫多妻とか、姉妹妻とか)が興味深くて面白く読めました。
まぁ、前回がちょっと血なまぐさい部族間の戦いなんかが描かれていたので、その反動なんでしょう(笑)
漫画家のヤマザキマリさん(『テルマエロマエ』など)がシリアで暮らしていた時のことを描いてみえますが、普段は布で体や顔を隠しているあちらの女性も、お風呂では(当たり前ですが)スッポンポンで会話を楽しみ、日本の女性と何も変わらない、と描いてみえたのを思い出しました。
そりゃあそうですよね。
文化や宗教が違うといったって、食べたり飲んだりしなきゃ人間は死んじゃうし、人を愛し、子どもを育て、水と大地と空気を必要とするという基本的な人間の暮らしは、世界中どこに行ったって違いがあるわけないんですから。
だから、たとえ文化や習慣、言葉や価値観がお互いに違う者同士の中にだって、共感できるところがあったり、通じ合えるところが見つかったりする。
そういうのがとっても面白い。
ヤマザキマリさんのマンガもそうですが、この『乙嫁語り』にもそうした面白さがあるんですよね。
早く続きが読みたい作品です!