3年ぐらい続けている陶芸教室の最後の日です。
7月で退会したのですが、今日は今までの作品の釉薬(上薬)をかけに行きます。
通っている村上工房は鎌倉山の近く、高台にある工房から四季の移り変わりを眺め
毎週土曜日、お弁当を持って10時から3時近くまで粘土いじりをしてきました。
窓の外に来るリスが琵琶の実をかじっているのを眺めたりしながらの土いじりは
1週間の疲れをリフレッシュさせてくれます。
先生は1041年生まれの元エンジニア。それだけに感性で作るより技術をみっちりと教えてくれます。
(村上工房のホームページの教室風景のページには私も少し登場しています。)
定年後に工房を基礎工事以外は自分で建設し、近所に畑も持っている
まさに晴耕雨読のうらやましい生活をなさっている方です。
陶芸を習うばかりでなく、無農薬の野菜もよく頂きました。
習ってきたのは「たたらつくり」といって麺棒で伸ばした平たい板状の粘土を
成型してお皿やマグカップ(筒状にして底をつけます)を作る方法。
「手ひねり」といって球状の塊から器を成型する方法。
「水引き」といって手ひねりで成型したものを更に水をつけてろくろを回しながら
スムーズな形にしていく方法。村上工房では電動ろくろではなく、
手ろくろでやってしまいます。
食器棚に収まらないような不揃いの器ばかり増えましたが、
食卓がちょっと楽しくなりました。
左から:
蕗の葉で型を取った小皿、釉薬をかけステンドグラス用のガラスを置いてみました。
真ん中:
赤粘土で内側は焼き締め(釉薬をかけずに素焼きのような状態にしたまま)のビアグラス。
ビールを注ぐとクリーミーで細かな泡になり、まるでビアホール。
左写真:
左:葡萄の絵を描いたぐい飲み。
真ん中:織部の釉薬を少したらした香炉(アロマろうそくを中に入れるときれい)
右:べんがらという鉄の絵の具で模様を描き、志野の釉薬を筆でぺたぺたと塗りつけたぐい飲み。