写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

闇に浮かぶ飲食店街

2005年04月29日 | 写真
今年のJRPかなざわ支部写真展のテーマ部門は「商店街」だが、いまこの国の商業環境は「商店街」という形態を許さないのかもしれない。
庶民の生活を支えて町のいたるところに展開していた八百屋・魚屋・雑貨店・飲食店などを中心とする商店街はもちろん、その地域の一番店・老舗などが軒を連ねた「名店街」もその名残を残す程度にしか存在をしない状況となっている。
金沢市でも北陸一の名店街と言われ、商売を目指すものはその商店街に店を持つことが夢であった「片町商店街」も老舗店舗を探すのが難しいような状況となり、老舗店舗の跡は貸し店舗として全国展開のチェーン店やサラ金なども含めてあやしげな店になっているものも多い。
一方、地域を支える商店街はその主要な部分を幹線道路沿いのコンビニや郊外のスーパーチェーンが受け持つことになり、商店街だったところにはいくつかの店がかろうじて残っている状態でとても「商店街」とはいえなくなっている。
いま地域の商店街を探そうとすれば、大型スーパーの影響を比較的受けにくい人口の少ない郡部・・・
このあたりでは、白山麓の鶴来町から鳥越・吉野谷・白峰などに地域を支える機能を果たして商店街が見られる。
かつて水田ばかりだった金沢市の郊外には写真のような夜景も珍しくはない。
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