[絶壁を駆け上る カモシカ]
その運動能力の凄さについては林野を駆ける姿からおおよそのことは知っていたつもりだったのですが・・・。
さすがに林道脇のほぼ直角に近い崖を駆け上るニホンカモシカの姿を自分の目で見たときは驚きというより、驚嘆という言葉が浮かぶほど凄い能力を見たことに感動しました。
「よくぞこんな姿をカメラで捉えられたものだ」と、いま見てもびっくりする一枚です。
「よくぞこんな姿をカメラで捉えられたものだ」と、いま見てもびっくりする一枚です。
[花を愛でる野猿]
「なんと優しい姿だろう」この野猿の姿を見たときの私の印象です。
咲き初める山桜の花を愛でるような野猿の姿でした。
ただよく見るとその口に運んでいるのは山桜の花と若葉です。
雪に閉じ込められた長い飢餓の季節を超えて迎えた春、好物の山桜の若葉を味わっていたのでしょうね。
雪に閉じ込められた長い飢餓の季節を超えて迎えた春、好物の山桜の若葉を味わっていたのでしょうね。
そんな食べ物に対する不安のない季節を迎えたことでこんなにゆったりとした姿を見せてくれたのだと思います。
[見つめ合う二匹]
林道脇の小高い場所でやさしく眼差しを交わす野猿の姿を見つけました。
あまりにもすてきな二匹の姿だったのでてっきり愛し合う姿かと思ったのですが・・・。
撮影時期は繁殖の季節ではないのでおそらく猿の上下関係を確認するためのマウンティングと呼ばれる行動だと思います。
それにしてもいい雰囲気の猿たちでした。
こんな姿を見ることのできる山里でのカメラ散歩はやめられません。
10年ほど前の個展で展示した写真のうち山里で見た野生動物たちの珍しい写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。