写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

JRPかなざわ支部写真展By天徳院 表現の自由を守る

2013年06月02日 | 写真

金沢市の古刹 天徳院で私の所属する日本リアリズム写真集団(JRP)かなざわ支部の写真展が5月31日から始まり期間は一週間、最終日は6月6日(木)です。ぜひご来場下さい。

私の出展写真はこの天徳院の庭にある古井戸に設置された手押しポンプの写真「水無月の回廊」ともう一点「園庭の桜」です。
会場には30代から70代までの会員・会友ら11人の個性豊かな作品24点が並んでいて、これまで来場していただいた方たちからもおおむね高評価をされているようで、座布団に座っての写真論議も盛り上がっています。
会場となっている「天徳院」は加賀藩の三代藩主である前田利常が正室「珠姫」の菩提寺として4万坪という広大な敷地に創建した曹洞宗の名刹です。それだけに豪壮な姿を見せる山門をはじめ見所の多い寺なので写真展においでいただいたついでに古刹の風情も楽しんでいただければと思っています。

この写真展の主催団体「日本リアリズム写真集団」は日本におけるリアリズム写真の提唱者としてだけでなく、写真史の中でも巨大な足跡を残す写真家「土門拳」とその仲間達がリアリズム写真を提唱しその実践を進めるプロ、アマの区別なく参加できる写真団体として1963年に設立した写真集団で、そのかなざわ支部も25年の歴史を持つ団体です。
天皇制時代には戦争推進のための道具として、国民の思想動因の手段として使われてきた写真の歴史があります。そしてそのことは自由な表現を許されなかったという芸術にとって二度とあってはならない歴史でもあります。いま安倍政権は憲法の改悪でそんな時代への逆行を狙っています。今回の展示された写真の数々は美しい風景であったり、心和む日常の記録であったり、行政の硬直した施策がもたらす結果への告発であったりするさまざまなものがありますが、そんなバラエティに富んだそれぞれの想いの表現が規制される時代が再び来ることの無いように発言し続けることも大切なことだと思っています。
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「どいね☆原発」を彩る 原発ゼロへの確かな道を選ぶ7月21日

2013年06月01日 | 写真

写真は昨夜の「どいね☆原発Vol46」会場で撮った一枚です。
昨年の7月、原発ゼロを目指す紫陽花デモと呼ばれた官邸前行動に呼応して金沢市でも有志のフェースブックなどインターネットでの呼びかけに応える行動が「どいね☆原発」として始まり毎週金曜日の夜のデモが続いています。
その間参加者の足元を照らし、会場を彩る電飾が進化し金沢駅東口広場のデモ現場をご覧のように飾っています。この飾りは「どいね☆原発」の実行委員としてはおそらく年長者であろう私の友人が百円均一ショップなどで軽くて目だって携帯に便利な材料を吟味して購い会場を飾っている、金沢の原発ゼロ行動にいまではなくてはならないものの一つとなっています。
このキラキラ輝く彩りに誘われて沢山の子どもや母親、男女の高校生、青年、そして観光客や外国人までが近寄りケータイなどで写真を撮りこの飾りについて話しかけてきます。そこで原発に付いての話しあいが始まることが多々あります。
そういう意味でも単なる「灯り」や「飾り」という以上に、いまでは「どいね・・・」にとっては無くてはならないものになっています。

私はこの行動に出来るだけ参加していますが、この行動を企画し粘り強く具体的に推進している実行委員会や、参加し続ける人たち、そしてその場でシールアンケートや話し合いの中で原発ゼロを表明してくれた多くの人たちの思いを確実なものにするためには国会や地方政治の場で原発ゼロを掲げて行動を続ける日本共産党の前進がどうしても必要だと思っています。
昨年の悪夢のような自民党が与党に復活する総選挙では、その自民党をはじめ「原発依存からの脱却」というわかるようなわからない政策を各党がその10数年から30年以上という期間の差がありながらもいちおう掲げて国民の審判を受けました。しかしいまではそのことを忘れたかのように国内での原発推進ばかりか外国への原発輸出にまで血道を上げる安倍内閣と、昨年総選挙での原発慎重公約には口をぬぐったかのような諸政党。一応原発ゼロを掲げながらも実質原発推進の政党の支援を求める党など・・・、
そんな所政党のなかで日本共産党はブレることなく日本に原発導入の話しが出た50年も前から「原発反対」の声を上げつづけ、福島原発事故以後二年以上たつ今も復興ボランティアや義援金を現地に独自のルートを作り送り続け、参議院選挙でも「原発即時ゼロ」を国民とともに実現しようと公約としては勿論、日々の活動の中でも続けています。
原発ゼロへの確かな道は7月21日の参議院選挙投票日に日本共産党を選ぶことの先に続いていることを私は確信しています。いまは小さな光りに過ぎないかもしれませんが、「どいね・・・」会場を照らす電飾のようにいま国民の目には日本共産党の姿がはっきりと見えているのですから。
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