この樹なんの樹 Ⅲ

林檎の樹／林檎の果樹園を営む人の多い「林檎の郷」
津軽・ジョナゴールド・信濃ゴールド・ふじ、それぞれの味わいの違いに驚く。
春に一斉に咲き誇る林檎の花は、可憐で清楚だ。
冬の木枯らしの中、剪定に勤しむ果樹農家。
「出荷できない傷物だけど・・・」なんておすそ分けをいただくが
一個一個に愛情を注いで育てた林檎だと思うと、そのご苦労に頭が下がる。
（大島康紀　素描絵葉書集・高原の樹木）より

この樹なんの樹 Ⅱ

胡桃の樹／南向きの丘陵地のこの郷は胡桃の里でもある。
かつては、どの家の庭にもあったという”かしぐるみ”の木。山に入ると鬼胡桃の樹が群生している。
（大島康紀　素描絵葉書集・高原の樹木）

この樹なんの樹

天然の落葉松／山麓一帯に自生する落葉樹、戦後植樹されたものでも樹齢60年を超える。
高峰高原周辺には樹齢数百年といわれる天然木もみられる。
（大島康紀　素描絵葉書集・高原の樹木）より

春の雪

三月になって　雪の消えかけた林道に　昨夜の雪が積もっていた
車の轍と木立の黒い影、水墨画の世界のような景色に眼を奪われながら朝の散歩に出る
冬と春を行ったり来たり
♪春よ来い　早く来い・・・ふと童謡の一節を口ずさんでみた