今の日本の教育のモデルの多くは 1955年に作られたものです
その当時の経済事情からすればすぐに実践の役に立つ勉強をする人のニーズが多いと判断した国は
工業高校 や商業高校
農業高校に進学する人が多いと
見通しを立てました
実際に役立つ勉強を中心にするのと
まあよくわからないような
まあ 普通の人でも学べるようなやってもやらなくても同じような
普通科に別れました
最近になって 高校の教育はくだらないと言って騒いでる人が増えています
しかし一方で 普通科の方が偏差値は高いんですね
高等学校の普通学科
これは読んで字のごとく 普通の人が学べるから普通科 なんです
したがってここで一番になっても
やっぱり真ん中の人なんですよ
普通の人の中の一番はやはり 普通です
工業高校 や商業高校に行く人の方が優秀なはずなんですよ
しかしここで国の大きな誤算が発生しました
①多くの人は工業や商業を学ぶのを嫌い
②商業高校 や工業高校へ行く人は減少しました
需要と供給の関係で普通科の偏差値が上がってしまい
③反対に行きたいと思う人が 少なくなったため
工業高校 や商業高校の偏差値が下がってしまいました
しかしそれでも高等学校の普通科でナンバーワンになったからと言って
偏差値の上ではトップでも
普通の人が学ぶものを学んだわけで
そこで一番でも優秀ではないんですね
普通の中の一番はやはり
普通であることに変わりはありません
学んだこと自体は普通のことを学んだに過ぎないからです
DE→FG
商業高校などに行く人への
需要が減少します
そのため 偏差値は
L→N
偏差値は下がって
さらに進学希望者もP
ここのラインにとどまってしまいます
現在の歪んだ 教育 構造は
このようなプロセスで作られています
そもそも 高等学校の普通科の勉強が くだらないと言って 批判してる人が増えていますが
もともと実践の役に立つ勉強を避けた人の集まりが普通科 なわけです