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7月29日・30日放送の「クローズアップ現代+」は、アジア太平洋戦争に興味のある方には必見です


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今年もこの時期が来ました。そう、アジア太平洋戦争に関するテレビ放送が多数される時期に。

 

NHK総合で放送されている「クローズアップ現代+」でも29日、30日と戦争関連の放送だ。

 

7月29日は「戦後75年、戦争を語り継ぐ」。

 

内容は

戦後75年の今年、映画俳優の吉永小百合さんは、戦争体験者の手記を朗読劇やドラマ、音楽などで表現するNHKの番組企画に挑んでいる。主題となる手記は、長年、戦争の詩を朗読してきた吉永さんに、自分の体験も知って欲しいと、一般の人たちから寄せられたものだ。吉永さんの思いに共鳴した山田洋次さん、坂本龍一さんらトップクリエイターが結集し番組企画はスタート。沖縄戦を描くドラマは実際の戦地跡で撮影され、演じる若い俳優たちは、遠い昔の戦争を手探りで学びながら役作りを模索している。
一方、時間とともに風化していく戦争体験を、最新技術を用いて語り継ごうという試みも始まっている。広島県の高校では、原爆投下前の町並みをVR体験できるシステムを高校生自らが制作。戦争が奪い去った「広島の日常の暮らし」を実感しようという試みだ。どうすれば75年前の出来事を「わがこと」としてとらえられるようになるか、各地で始まった模索を通して考えていく。

https://www.nhk.or.jp/gendai/schedule/

 

というもので、アジア太平洋戦争に関心のある者にとっては重要な「戦争体験の語り継ぎ」について。

 

戦争体験者の多くが亡くなっており、高齢化が進んでいる。その方々の体験をどのように後世にまでつないでいくのか。とても重要な問題だ。

 

これまでは語り継ぎ、本・絵本などの著書、紙芝居・人形芝居などの見世物などなどで行われてきたが、アジア太平洋戦争の「におい」が無くなっていく現代・未来ではリアリティなどが無く、別の方法も考えなければならない。

 

そのためにAIやVRなどの技術を使い、戦争体験者が亡くなっても「映像」という形でリアリティをもって体験者と「対話」できるようになれる。

 

 

 

また7月30日は「資料館が…慰霊碑が…“歴史”が消えていく」というもので、戦争遺跡や戦争遺品に関するもの。

 

内容は

朽ち果てる戦没者の慰霊碑…。倒壊の危険のある碑が全国に数多くあることが国の調査で明らかに。多くの戦友を目の前で失った99歳の元軍人は、自ら建立した碑を撤去し「戦争のことは忘れられるのでは」と苦悩をにじませる。戦争に関する遺品を収集してきた地方の資料館では、入館者の減少などで閉鎖が相次ぐ。こうした中で、ネットオークションには軍服や軍帽などの戦争遺品が出回り、身に着けて楽しむ動きも。戦争体験者が少なくなり、遺品も散逸する中、どのように事実を知り、伝えるのか。

https://www.nhk.or.jp/gendai/schedule/

 

というもので、この問題も重要だ。

 

戦争遺跡はどこも老朽化という問題にさらされており、いくつもの戦争遺跡が壊されてきた。京都でも陸軍第16師団師団長の宿舎なども現在は残されていない。

 

これら戦争遺跡の保存については、各地の市民団体などが取り組んではいるが、それを行う、あるいは支援する行政側の協力が消極的であまり進んでいない(例:陸軍第一六師団輜重部隊)。

 

そして戦争遺品。その人が生きてきた「証し」。本来なら、その本人や家族へ返却されなければならない遺品だが、その人を特定することが難しい。そのため安易にオークションに流れていったりする。それでは「遺品」ではなくただの「モノ」だ。

 

そしてそれらを収容すべき博物館も物理的にスペースが足りない。しかも次々と閉鎖されていっている。京都では以前、嵐山に人間魚雷回天などを収容していた博物館があったが現在は無い。

 

昨年京都で開催された国債博物館会議(ICOM)でも戦争博物館に関する会議が行われている。

 

古代史や中世史などの前近代史に関する遺跡は、丁寧に調査され保存されていくが、それに比べると近代史の遺跡や遺品は軽く扱われているように思える。これでいいのだろうか。

 

 

 

かつてあったアジア太平洋戦争を語り継ぎ、アジア太平洋戦争を「形」で後世にまで表現していく戦争遺跡・戦争遺品。

 

これら人類にとっての「大いなる遺産」が大きく曲がり角を迎えているように思える。

 


管理人は「テレビ放送の紹介」という記事をアップしているので、これからのこの記事も参考にしていただきたい。

 

一番新しい記事としては「テレビ放送の紹介(2020年7月29日~2020年7月30日)」。

 


 

(この著書には管理人も関わっています)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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