生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

花散里

2021-04-09 02:31:46 | 日々の暮らし

「たれこめて
春の行くへも
知らぬまに
待ちし桜も
うつろいにけり」
     (古今集)

部屋に閉じこもっているばかりで、春の移って行くことも知らない間に、花盛りになるのを待っていた桜も散ってしまったことだ。

コロナ自粛でこのように感じている人も多いでしょうね。
「花散りて
また静かなり
里の寺」
もとの静な里の風情になりましたね。         
本来の花見とは桜が咲き、散り、葉、枯木までの一連を楽しむ事といいます。その時の趣を大切にする。
人間の一生のようですね。私は枯木ですがあと何回花を咲かす事ができるだろうか。

コメント
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