古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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ほてるでのこと

2024-12-13 12:47:20 | 主夫のつぶやき
ホテルのロビーで四人が会った。
平均年齢77.8歳。
私を除き後期高齢者。
一緒に仕事をしたことがある。
最高齢は85歳。
久々の再会で言葉が弾む。
そして、自制が効かなくなる。
声がだんだんと大きくなるのだ。
一人が自重するよう促す。
しかし、程なくボリュームは増す。
一つには老化が原因だろう。
耳が悪くなっている。
その分、声の大きさで補っている。
また、自重するようにと重ねて注意が入る。
すると、ついに発動。
『コソコソ話をしているわけでなし。』
大きな声で話すことを肯定し始めた。
考えてみればこの四人。
一緒に仕事したのは中国でのこと。
しかも、重慶で会うことが多かった。
中国人は場所を憚らず大きな声で話す。
その中でも重慶人は声が大きい。
大いなる田舎でもある。
都会の一流ホテル程ロビーは静か。
私にはそんな感覚があった。
しかし、考えてみればそれだけでもない。
大きなホテルのロビーは広い。
天井も高い。
ふかふかの高級絨毯が敷かれている。
それとなく音も演出されている。
だから普通に話しても目立たない。
ところがこのホテル。
チェーンの安ホテルである。
ロビーは狭い。
天井はそれ程高くない。
絨毯は敷かれていない。
壁はあちこち迫っている。
声が響くのは仕方ないこと。
嫌味のない話なら普通に話せば良い。
普通に振る舞うこと、それが一番。
と、考えることにしよう。

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