亭主:船曳宗武(武子)先生。
(右:御子息 船曳秀隆氏)
京都御苑 捨翠亭(しゅうすいてい)、
歴史を感じさせる木張りの廊下を渡り会場となる広間へ。
ミシュラン掲載「たん熊」のお食事を戴き、
早朝より準備していただいたという、
船曳宗武(武子)先生手作りの「海のものと山のもの」。
蓮根にウニが詰められ、それは・それは・おいしゅうございました!
食事が終わると、最初の茶道具が流れて来ました。
莨盆(たばこぼん) 鞍型(くらがた)
キセル如心斉(じょしんさい)
古唐津(こからつ)芦(あし)の絵 轡型(くつわがた)
船曳宗武(武子)先生のお茶を点てながらのお話が始まります。
その膨大な知識には驚かされます!
茶道具・歴史・文学・俳句・など・など、
その話は尽きる事ありません。
まるで人間コンピュータの様相!!
たぶん・お茶の世界でも、これだけの広域な情報を持ち合わせた方はなかなかいらっしゃらない事でしょう。
慶入作 伏見家御用
菊の御紋。
永楽 妙全
名前だけでも、有名度が伝わって来るのは何でしょう・・・
キレイなしだれ柳です。
慶入作 惣吉判
スゴイ存在感です!
これ一個売るだけで店開けるそうです。(笑)
了入(りょうにゅう)作 己の絵
なるほど・蛇ですね、
神楽丘文山作 織部薬(おりべぐすり)
底に何か飛んでます。
っと・想ったら、
中にも飛んでました。
奥田頴川(えいせん)
これも有名みたいです、
東アジアですね。
尾戸焼 松竹梅の絵
モノトーンです、
松竹梅にしては大胆な表現。
吸坂焼 弦月
シンプルかつモダン、
現代美術と何ら違いません。
平棗(ひらなつめ) 明烏蒔絵(あけがらすまきえ)
これは本当にキメ細かい仕事で、
眺めているだけで感動を覚えます!
朝烏 声する森の梢しも 月はよふかき 有明の月
(葦手書、絵と字で表す平安時代からの書き方)
船曳先生の茶会では特別に許可を戴いていますが、
普通お茶会などではなかなか写真を撮らせてもらえる様な事は難しく、
しかも、国宝クラスの茶器が次から次へとさりげなく流れてくるのには驚かされます。
参加された皆様も、本来なら博物館に展示されている様な茶器に直接触れる事が出来るのは珍しいと仰っていました。
貴重な体験をありがとうございました。
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後ほど詳細をお知らせいたします。
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