福井投手のお兄さんが急逝された。
心中を察すると、本当に辛いものがあるだろう。
しかし・・・彼にはプロとしてやらなければならない仕事がある。
巨人の指名を蹴り、一浪し早稲田に入り、実力でカープのドラ1に上り詰めた苦労人。
高校時代ドラフトで、巨人入団寸前までいきながら拒否したとき
矢面に立ったのはお父さんだと言われる。
そのとき、ある報道によれば・・・
「高校生ドラフトで、全国制覇した息子が4位。もし社会人や大学生を含めたドラフトであれば下位の7番目くらいの評価。そのようなものであれば、プロに行かせて、もし怪我でもすれば、息子は数年で解雇されるかもしれない。であれば、大学に行った方が正解だと思う。」
と語ったことが後に、巨人を袖にするとは生意気だ・・・とか、親がしゃしゃり出てくるとは何事か・・・などの批判が一部で起こった。
福井がプロ入り初先発で、因縁の巨人相手に好投し、ヒーローインタビューで
両親のことに思い巡らせ涙ぐんだのは、そのような辛い経緯を乗り越えたことがあったからだろう。
息子さん3名を、中学から親元を旅立たせ、その中からやっと念願であるプロ野球選手が誕生した。
至福のときを迎えた福井家であったが、まさかの出来事が待ち構えていた。
非常に辛く、悲しいことであり、ナゼ・・・うちの息子が・・・との思いが、ご両親にはあろうが、この悲しさを時間と共に受け止め、ゆっくりと平穏な生活に戻していただきたい。
そして福井投手には・・・マウンドの晴れ姿を亡くなった兄に、末永く見せ続けてほしい。
頑張れ・・・福井。
立ち上がれ・・・福井家