年に一度は必ず訪ねる場所がある。
そこは稚魚、成魚放流など一切ない山奥。
下流には魚道の整備などされていない砂防ダムがあるため、遡上する個体などもない。
いつからなのかは想像できないけれど、大昔からその姿を変えることなく生き延びてきているヤマメの生息している谷
一年に数回訪れた年もあったが、夏から秋にかけては渇水し、水が流れることもなく釣りにはならない。
かといって雨が降ったりすると鉄砲水などの恐れもあり、むやみに入渓することはできない。
そんな場所。
細々と………しかし枯れることなく受け継がれてきた命がそこにはある。
獣避けの柵を開け渓谷へ入る
ゲートから数分で砂防ダムに到着
ここで着替えをし、後はひたすら徒歩。
一雨来そうな怪しい空色だった
黙々と緩やかな登りをひたすら歩く
すでにスマホは圏外
20分ほど歩くとまた小さい砂防ダム。
ここから気配をなるべく消して歩く。
慎重に、なるべく遠くから、ファーストキャスト。
着水と同時にゆっくりリトリーブ。
すると2匹のチェイス。
しかしバイトには至らず(>_<)
ゆっくりと引き返していった。
もう一度
……………
……………
するとプルプルとした当たり。
慎重に寄せてランディング。
決して大きくはないけど、キレイなヤマメ
フゥ💨
せっかくこの場所までわざわざ来てもボウズで帰ることも多いので今日は一安心。
リリース時に水が冷たく感じたので計ってみると9℃だった。気温は過ごしやすく18℃
心地いい
ここから先は流れも非常に少なく、ポイントとなる場所もほとんど無い。
シダの群生、もう半月ぐらい早ければ良かったかな。
ポイントは少ないけれど、森林浴しながら、ただ黙々と歩く。
時折獣の気配を感じるけれど、あまり気にせずにただ黙々と歩く。
小さい水溜まり程度のポイントを素通りすると「ササッ」と魚影が走ったりする。
そして………ガレ場と岩盤が続く細い流れの中を約40分ぐらい歩いただろうか…
今日の目的の場所へ到着
滝坪付近は幅50㎝ほど
水深は意外とあり、2mぐらい。
ここまで、この場所の為に歩いてきてミスキャストはできない…………
蜘蛛の糸が絡んだリーダーを切ってからリーダーを結び直した。
そして
慎重にキャスト。
滝坪の右側奥にルアーが着水。
2~3秒ほどフォールさせ、ゆっくりリトリーブ。
狭い範囲の中、なんとかルアーをヒラ打ちさせてみると後ろに魚影が
その瞬間にロッドを通して伝わるバイト。
そのままピックアップ。
またもやレギュラーサイズながら、浅瀬に寄せてホッと一息。
これが見たかった。
この無骨なヤマメ
歪(イビツ)なパーマーク
サイズは7寸程度だろう。
でも、
一昨年見た姿とまったく変わりのないヤマメに、暫く時間を忘れ見とれていた。
決してキレイな魚体ではない。けれどこの無骨さからは、太古の昔からずっと受け継がれてきたような野生的な魅力を感じる。
次はいつ来るのか分からないけれど、いつまでも変わらぬ姿でいてほしい。
ヤマメ谷のネイティブ君。
また来るからね。
タックルデータ
ロッド:イトウクラフト エキスパートカスタムEXC510ULX
リール:Abu カーディナル3
ライン:PE0.8号
リーダー:フロロ5lb
ルアー:イトウクラフト蝦夷50S 1st TypeⅡ
蝦夷50S TypeⅡ
そこは稚魚、成魚放流など一切ない山奥。
下流には魚道の整備などされていない砂防ダムがあるため、遡上する個体などもない。
いつからなのかは想像できないけれど、大昔からその姿を変えることなく生き延びてきているヤマメの生息している谷
一年に数回訪れた年もあったが、夏から秋にかけては渇水し、水が流れることもなく釣りにはならない。
かといって雨が降ったりすると鉄砲水などの恐れもあり、むやみに入渓することはできない。
そんな場所。
細々と………しかし枯れることなく受け継がれてきた命がそこにはある。
獣避けの柵を開け渓谷へ入る
ゲートから数分で砂防ダムに到着
ここで着替えをし、後はひたすら徒歩。
一雨来そうな怪しい空色だった
黙々と緩やかな登りをひたすら歩く
すでにスマホは圏外
20分ほど歩くとまた小さい砂防ダム。
ここから気配をなるべく消して歩く。
慎重に、なるべく遠くから、ファーストキャスト。
着水と同時にゆっくりリトリーブ。
すると2匹のチェイス。
しかしバイトには至らず(>_<)
ゆっくりと引き返していった。
もう一度
……………
……………
するとプルプルとした当たり。
慎重に寄せてランディング。
決して大きくはないけど、キレイなヤマメ
フゥ💨
せっかくこの場所までわざわざ来てもボウズで帰ることも多いので今日は一安心。
リリース時に水が冷たく感じたので計ってみると9℃だった。気温は過ごしやすく18℃
心地いい
ここから先は流れも非常に少なく、ポイントとなる場所もほとんど無い。
シダの群生、もう半月ぐらい早ければ良かったかな。
ポイントは少ないけれど、森林浴しながら、ただ黙々と歩く。
時折獣の気配を感じるけれど、あまり気にせずにただ黙々と歩く。
小さい水溜まり程度のポイントを素通りすると「ササッ」と魚影が走ったりする。
そして………ガレ場と岩盤が続く細い流れの中を約40分ぐらい歩いただろうか…
今日の目的の場所へ到着
滝坪付近は幅50㎝ほど
水深は意外とあり、2mぐらい。
ここまで、この場所の為に歩いてきてミスキャストはできない…………
蜘蛛の糸が絡んだリーダーを切ってからリーダーを結び直した。
そして
慎重にキャスト。
滝坪の右側奥にルアーが着水。
2~3秒ほどフォールさせ、ゆっくりリトリーブ。
狭い範囲の中、なんとかルアーをヒラ打ちさせてみると後ろに魚影が
その瞬間にロッドを通して伝わるバイト。
そのままピックアップ。
またもやレギュラーサイズながら、浅瀬に寄せてホッと一息。
これが見たかった。
この無骨なヤマメ
歪(イビツ)なパーマーク
サイズは7寸程度だろう。
でも、
一昨年見た姿とまったく変わりのないヤマメに、暫く時間を忘れ見とれていた。
決してキレイな魚体ではない。けれどこの無骨さからは、太古の昔からずっと受け継がれてきたような野生的な魅力を感じる。
次はいつ来るのか分からないけれど、いつまでも変わらぬ姿でいてほしい。
ヤマメ谷のネイティブ君。
また来るからね。
タックルデータ
ロッド:イトウクラフト エキスパートカスタムEXC510ULX
リール:Abu カーディナル3
ライン:PE0.8号
リーダー:フロロ5lb
ルアー:イトウクラフト蝦夷50S 1st TypeⅡ
蝦夷50S TypeⅡ