くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

BBQ

2017-06-13 18:41:15 | 日記
先日次男からLINEがあり


「ウチで焼肉やるから良かったら来ない?」


とのお誘いがあった。





とくに用事もなかったので、即答で「いくいく」と返事をした。





私は以前の記事でも書いたように、兄弟3人、男ばかり。

(以前の兄弟紹介記事)⤵
墓 - くもり空の下で……



長男である私と、三男はギャンブル依存症。現在はGA(ギャンブラーズ・アノニマス)に定期的に通ったりしている。

しかし今日誘ってくれた次男は、私や三男と同じ環境で育ちながらも、酒にもギャンブルにもハマることなく堅実に生きてきているように思える。
私的には依存症やAC(アダルトチルドレン)などは、一概に育ってきた環境ばかりが影響しているとは言い難い気がする。

最近(ここ10年ほど)は、ほとんど兄弟喧嘩などすることはなくなったが、私が離婚した頃や、飲んで暴れていた頃などはスゴく迷惑をかけてばかりいたと思う。
もちろんこのブログを書くきっかけにもなった昨年の私の精神科病棟への入院、そして今でも母と同様に弟たちにも未だに心配をかけてしまっていると思っている。





次男の自宅へ到着。
庭には家庭菜園のトマトや長ネギ、ジャガイモ、その他さまざまな夏野菜が植えられていた。
そして日射し避けのタープが設置してあり、そこに置かれたレジャーチェアーに私は腰掛けた。
私の足元では次男の愛犬が物欲しそうにウロウロしていた。


この日、母は県外へお出掛けしていたらしく参加できなかったようだが、三男は私より少し遅れて到着した。



「おう、久し振り。元気そうじゃん。」


……三男とはGA(ギャンブラーズ・アノニマス)のミーティングでたまに一緒になることもあるが、最近は仕事が忙しいようで三男はあまりミーティングには出席していない。
私が言うのもなんだが、10年ほど前の三男は私以上のギャンブルジャンキーだった。
多重債務を抱え離婚。
しかし、今から6~7年前にGAに繋がり現在まではスリップすることなく過ごしてきている。

そんな三男は自分でも

「最近はミーティングへのモチベーションがイマイチ上がらず、ダルダルになっちまってる。ダメだね。」


……などと漏らしたりしていた。




アルコールでも、ギャンブルでも断酒、断ギャンブルしてからの1年~2年ぐらいはスリップしてしまう可能性が高い。
だが、2年以上経過してくるとある程度は落ち着いてくるようだ。
しかしその分、自助グループに対してのモチベーションも初期の頃と比べると、どうしてもおざなりになってしまうようである。

ここ最近は私自身も諸事情がありAA(アルコホーリクス・アノニマス)のミーティングへの出席も見合わせている状態。
焼肉を頂きながら、その事を弟(三男)に話してみると、



「たかだか止めてから1年チョットごときで自分から行くの止めてちゃダメじゃね?
自分の力で酒やスロット止めていられていると思ってちゃイカンよ。」




…………と言われてしまった。




言われても仕方がない。。。確かに私もそう思う。





だが、







「じゃーオマエみたいに5年、6年、いや………10年経っていれば行かなくてもいいのか?
自助グループってのはそういうもんじゃねーんじゃねーのか?」




…………と、言い返したくもなったが、その場で言うのは止めておいた。






自助グループに通うのを義務としている人、自分の気分次第で行く人、仕事の都合で行ける日と行けない日がある人。




いろんな人が、いろんな思いをもっているかもしれないが、





誰かの為………ではなく、自分の為。





自分自身の回復の為に自助グループという道具を活用していればいいのではないかと思う。



「アイツ(あの人)はちっともミーティングに参加してこないからダメだよね。」 ……………とかではなく、





「あの人のようになりたい!」





そういう人を見習う姿勢が大事だと思う。






イロイロと話をしているうちに日も傾き、冷え始めた夕方。

BBQで腹もいっぱいになり、久し振りに弟たちと昔話や近況を語り合った。

そんな三男だが帰り際に

「兄ちゃん、なんか困ったことあったら電話しましょ。」

と言ってから帰っていった。





「ごちそうさま。」


そう言ってから私も次男の家を後にした。




本当は長男である私が、このような兄弟や家族でのイベントを企画して実行しなくてはならないのかもしれないが、今のところはそんな頼もしい弟二人に任せている( ̄▽ ̄;)






兄弟っていいな。






ふと、そんなことを感じながら帰宅した。