http://www.nn.em-net.ne.jp/~komoda/index2.html
ウォール街とボルシェビキ革命(アントニィ・C・サットン)
ロバート・マイナー(Robert Minor)が1911年に描いた風刺画
内容一覧~各々の章ごとにクリックして下さい。
前書き:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
第一章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
革命の舞台における俳優達
(The Actors on the Revolutionary Stage)
第二章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
トロツキー、革命完成のためにニューヨークを去る
(Trotsky Leaves New York to Complete the Revolution)
ウッドロー・ウィルソンと、トロツキーのためのパスポート
(Woodrow Wilson and a Passport for Trotsky
トロツキーの解放に関するカナダ政府文献
(Canadian Government Documents on Trotsky's Release)
カナダ陸軍情報機関から見てのトロツキー
(Canadian Military Intelligence Views Trotsky)
トロツキーの意図と目的
(Trotsky's Intentions and Objectives)
第三章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
レーニンとボルシェビキ革命に対するドイツの援助
(Lenin and German Assistance for the Bolshevik Revolution)
シッソン文献
(The Sisson Documents)
ワシントンでの綱引き
(The Tug-of-War in Washington)
第四章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
ウォール街と世界革命
(Wall Street and the World Revolution)
アメリカの銀行家達とロシア帝政の公債
(American Bankers and Tsarist Loans)
1916年、ニューヨークでのオロフ・アシュベルグ
(Olof Aschberg in New York, 1916)
ボルシェビキ革命におけるオロフ・アシュベルグ
(Olof Aschberg in the Bolshevik Revolution)
Nya BankenとGuaranty TrustがRuskombankに参入
(Nya Banken and Guaranty Trust Join Ruskombank
1914~1917年、アメリカ合衆国におけるGuaranty Trustとドイツ人のスパイ行為
(Guaranty Trust and German Espionage in the United States, 1914-1917)
Guaranty Trust-ミノト-カイラウクスを繋ぐ糸
(The Guaranty Trust-Minotto-Caillaux Threads)
第五章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
1917年、ロシアにおけるアメリカ赤十字社派遣団
(The American Red Cross Mission in Russia — 1917)
1917年、アメリカ赤十字社のロシア派遣団
(American Red Cross Mission to Russia — 1917)
アメリカ赤十字社のルーマニア派遣団
(American Red Cross Mission to Rumania)
ケレンスキーのロシアにおけるトンプソン
(Thompson in Kerensky's Russia)
トンプソンがボルシェビキに100万ドルを与える
(Thompson Gives the Bolsheviks $1 Million)
社会主義者で採鉱振興者であるレイモンド・ロビンズ
(Socialist Mining Promoter Raymond Robins)
国際赤十字社と革命
(The International Red Cross and Revolution)
第六章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89
革命の強化と輸出
(Consolidation and Export of the Revolution)
ロイド・ジョージとの協議
(A Consultation with Lloyd George)
トンプソンの意図と目的
(Thompson's Intentions and Objectives)
トンプソン、アメリカ合衆国に戻る
(Thompson Returns to the United States)
非公認大使:ロビンズ、ロックハルト、およびサドール
(The Unofficial Ambassadors: Robins, Lockhart, and Sadoul)
革命の輸出:ヤコブ・H・ルビン
(Exporting the Revolution: Jacob H. Rubin)
革命の輸出:ロバート・マイナー
(Exporting the Revolution: Robert Minor)
第七章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113
ボルシェビキがニューヨークに戻る
(The Bolsheviks Return to New York)
ニューヨークのソビエト連邦支局へのがさ入れ
(A Raid on the Soviet Bureau in New York)
ソビエト連邦支局のための企業連合
(Corporate Allies for the Soviet Bureau)
欧州銀行家がボルシェビキを援助する
(European Bankers Aid the Bolsheviks)
第八章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125
ブロードウェイ120番地、ニューヨーク市
(120 Broadway, New York City)
American International Corporation
(American International Corporation)
革命に対するAmerican Internationalの影響
(The Influence of American International on the Revolution)
ニューヨーク連邦準備銀行
(The Federal Reserve Bank of New York)
アメリカ-ロシア産業連合会社
(American-Russian Industrial Syndicate Inc.)
ジョン・リード:革命の確立
(John Reed: Establishment Revolutionary)
ジョン・リードとメトロポリタン雑誌
(John Reed and the Metropolitan Magazine)
第九章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・145
ギャランティ・トラスト、ロシアへ行く
(Guaranty Trust Goes to Russia)
ウォール街、ロモノソフ教授を援助する
(Wall Street Comes to the Aid of Professor Lomonossoff)
ロシアの商品市場開拓の局面
(The Stage Is Set for Commercial Exploitation of Russia)
ドイツとアメリカ合衆国はロシアビジネスで奮闘する
(Germany and the United States Struggle for Russian Business)
ソビエトの金と、アメリカの銀行
(Soviet Gold and American Banks)
ギャランティ・トラストのマックス・メイ、ルスコム銀行の重役になる
(Max May of Guaranty Trust Becomes Director of Ruskombank)
第十章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・163
J.P.モルガン、もう一方の側を少し援助する
(J.P. Morgan Gives a Little Help to the Other Side)
共産主義との闘いのために創設されたUnited Americans
(United Americans Formed to Fight Communism)
アメリカ人連合、赤に関する"驚くべき事実"を暴露する
(United Americans Reveals "Startling Disclosures" on Reds)
アメリカ人連合に関する結論
(Conclusions Concerning United Americans)
モルガンとロックフェラーは、コルチャクを援助する
(Morgan and Rockefeller Aid Kolchak)
第十一章:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・169
銀行家達と革命の同盟
(The Alliance of Bankers and Revolution)
提示された証拠:概要
(The Evidence Presented: A Synopsis)
邪悪な同盟に対する説明
(The Explanation for the Unholy Alliance)
マルブルグ計画
(The Marburg Plan)
付録I:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・181
この本で言及の(1917-1918年当時の)主要な銀行、企業、団体の重役
(Directors of Major Banks, Firms, and Institutions Mentioned in This Book (as in 1917-1918))
付録Ⅱ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・185
ボルシェビキ革命のユダヤ陰謀論
(The Jewish-Conspiracy Theory of the Bolshevik Revolution)
付録Ⅲ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・191
アメリカ合衆国と大英帝国の政府ファイルから選出した文書
( Selected Documents from Government Files of the United States and Great Britain)
精選参考文献一覧 :・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・213
索引:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・219
本書は、1919年にロシアを自由で自発的な国にするために、
the Reds(共産主義者)およびthe Whites(反動主義者)と戦った、
Greensとしても知られている無名の人々に捧げるものである。
Copyright 2001
This work was created with the permission of Antony C. Sutton.
All rights reserved. No portion of this book may be reproduced without written permission from the author, except by a reviewer who may quote brief passages in connection with a review.
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管理人注:以下の文章ですが実際にレーニンに膨大な資金援助をしたのはロスチャイルドの代理人ヤコブ・シフであった。
第三章
レーニンとボルシェビキ革命に対するドイツの援助
ボルシェビキは、我々から様々なルートを通る多様なレッテルの付いた定常的な資金流入を受け取って初めて、主要な機関紙であるプラウダを設立し、精力的な宣伝活動をし、元々は狭かった党の基礎をはっきりと感じられるほど拡張できる立場となった。
1917年12月3日、外務大臣バン・クールマン(Von Kühlmann)からドイツ皇帝へ
1917年4月にレーニンと大半がボルシェビキ主義者であった32名のロシア人革命家は、スイスからドイツを横切ってスウェーデンを通りロシアのペトログラードまで汽車旅行した。彼らは、レオン・トロツキーと合流し、"革命を完成させる"ための途上にあった。彼らのドイツを横切っての通行は、ドイツの参謀によって公認され、助成され、かつ資金供給された。レーニンのロシアへの通行は、ドイツ最高司令部によって、どうやらドイツ皇帝に直ちに知られることなく、公認された計画の一部で、その計画は、ロシア軍の崩壊の手助けをし、第二次世界大戦からロシアを排除することを目的としていた。 ボルシェビキ主義者が寝返ってドイツと欧州の敵になるかも知れないという可能性に、ドイツ参謀は気付かなかった。ホフマン(Hoffman)少将は、「我々は、ボルシェビキ主義者のロシアへのこの旅行の結果から生じる人類への危険性について知らなかったし、予見もしなかった」と書いている。
出典は反ロスチャイルド同盟の過去記事から
7日でロシア革命から百年 国際銀行家がロシア革命を支援したのは信用創造の影響を無意識化するため
https://ch.nicovideo.jp/amanomotoyasu/blomaga/ar1362040
11月7日で世界初の社会主義革命であったロシア革命から100年を迎えた。
ロシア革命の影響を抜きに20世紀の政治経済を語ることは不可能である。
ステイメン@打倒!凶人安倍!@deskainロシア革命から100年... これになぜ日本が関係しているのか? 【写真】: https://t.co/XLPOuubwwW @sputnik_jpさんから レーニンなどボリシェヴィキが主導して起こした「ロシア十月革命」から丁度100年。その歴史的意義を再検証すべきであろう!
2017年11月08日 01:49
資本主義経済と民主政治を融合させた自由民主制に対抗する別の制度として
社会主義経済と一党独裁体制を融合させたのが、ソ連型社会主義一党独裁制であった。
このソ連型社会主義一党独裁体制が、1917年~1991年までの74年間、巨大な
ユーラシア大陸に君臨したことで、世界は東西に二分された。
ソ連や東欧は崩壊したが、中国共産党(80年代から資本主義に変更)ベトナム、北朝鮮、キューバなど
国家制度においても未だにその影響は残ってはいる。
最も根深い影響を与えたのは、全人類の世界観である。
ロシア革命はマルクス主義を経済学、政治学の教典として、国家宗教の座に据えた。
一党独裁体制であったから、マルクス主義に反する意見は禁止された。
また日米欧などの西側諸国においてもロシア革命とマルクス主義の影響は、
資本主義経済に反対する反体制派の
人々に多大な影響を与えた。マルクス経済学が反資本主義の理論のメインになった。
その影響は未だに続いており、資本主義批判する最も有力な学説として
マルクス主義は21世紀でも反体制派に大きな影響を与え続けている。
実はマルクス主義の学説は、西側の自由民主制を管理している国際銀行権力に
とって大変都合が良いものであった。
マルクス主義は資本主義経済を分析する時に、銀行業による信用創造量が
与える景気変動の影響を軽視していたためだ。
マルクス経済学は資本主義経済の景気変動や恐慌を、経営者による労働者の
賃金の搾取の仕組みなや企業の過剰生産などから分析する理論である。
そのため、経済学における資本主義分析において、体制派である
近代経済学(ケインズ派、新古典派など)と反体制派であるマルクス経済学の
両方から国際銀行権力の存在と、信用創造量の分析が抜け落ちてしまった。
これを偶然とすることはできないだろう。
実際、ロシア革命を大規模に金銭的に支援したのはウォール街の国際銀行家である。
クーンローブ商会はボルシェビキのロシア革命の資金として約2000万ドルを拠出した。
管理人注:クーンローブ商会はロスチャイルドの米国に於ける代理人でロックフェラーはクーンローブ商会の使用人
そのことは、49年の2月3日のニューヨークジャーナルアメリカン紙でジェイコブシフの孫が証言している。
また、18年から22年にかけてレーニンは6億ルーブル以上に相当する金を
クーンローブ商会とシフの会社に送ったという。
(世界の歴史をカネで動かす男たち 成甲書房 P90より)
何故、国際銀行家が、金持ちの撲滅を掲げるロシア革命を支持したのか?
それは以下のような理由が考えられる。
・国際銀行権力と対立していた自立した巨大なロシア帝国を崩壊させるため
・ロスチャイルドや国際銀行権力、信用創造量の影響に触れないマルクス経済学を普及させることで世界の反体制派の資本主義分析から、それらの項目を無意識化させるため
・民主主義・政治について分析しないマルクスの政治学により、一党独裁体制を作り上げ、民主主義・政治の原理について無意識化させるため
70年以上に渡ったソ連と西側の対立により、世界は資本主義も民主主義も
どのようにして機能しているのかについて分からなくさせられてしまった。
その人類に仕掛けられた巨大なマインドコントロールの結果が、911自作自演テロ
であり、現在の超格差社会の実現である。
もちろん、ロシア革命も良い影響を与えた面はたくさんある。
自由民主制の福祉制度や様々な平等の権利は社会主義陣営に対抗するために
作られたようなものだ。
我々が社会権に基づいて高度な社会福祉と平等な権利を受けられるのは、
ロシア革命と西側の社会主義者たちの影響がきわめて大きい。
問題は人々の意識体験を管理してマインドコントロールをする方法にあり、
真の民主社会を創るためにも我々はそれを知らなければならないのだ。
主流の体制派、反体制派の理論を管理して、人々の意識から政治経済の原理を
無意識化する仕組みを図にすると以下のようになる。
上記図の詳しい解説は以下のリンクをご覧ください。
↓
<リンク>近代経済学と共にマルクス経済学が国際銀行権力と信用創造の影響を軽視する事で起こる意識管理
「マルクスが資本主義を批判する、と称しながら
ヨーロッパの事実上の皇帝、世界の富の半分を支配すると
云われたロスチャイルドについては、
ただの一語の批判も書いていないとは、どう言うわけなのだ。」
週刊日本新聞 第376号 P18より転載
上記の文章は、60年代に新左翼運動を作り、マルクス主義について
多数の著書がある故太田龍氏が書いたものである。
太田龍氏が述べているようにマルクス経済学は、
資本主義の景気変動においてロスチャイルド財閥などの
銀行権力や通貨発行権と信用創造の影響については
極めて軽視した理論体系となっている。
経営者と労働者の搾取の構造で資本主義の景気変動を
述べていく理論になっている。
現代の日本のアカデミズムにおける経済学では
近代経済学(新古典派、ケインズ派、マネタリズム)
と並んで、マルクス経済学が学ぶべき科目として設置されている。
そのことについて、日本共産党系の出版社である新日本出版社が
今年の1月にマルクスの代表的な著作である『資本論』150周年を記念して
発刊した『変革の時代と資本論』のP27にはこう記述されている。
(以下転載)
現代ではマルクス経済学と近代経済学の二つの経済学がありますが、
どう違うのでしょうか?日本の大学では、普通には両方の授業やゼミがあって
多くの学生が「どちらを学んだらいいのか」と迷うのですが。
(転載終了)
この質問に関して、この本の著者は両方の経済学をひととおり学べ、と
述べている。
両方の経済学を学ぶことによって、社会に対する理解を深めることになる
ということが書かれている。
確かにその通りなのだが、両方を学んでも重大な盲点があるのだ。
近代経済学にもマルクス経済学にも、銀行権力と信用創造の仕組みが
軽視されているのである。
そのため、両方を学ぶ勉強熱心な学生も、銀行権力と信用創造について
学ぶことができない。
むしろ、国際銀行権力が創りだしてきたアカデミズムの経済学の
洗脳体系の中にとらわれてしまう。
これは正、反、合というプロセスから新たな答えを導き出すという
弁証法の性質を悪用した洗脳システムである。
この弁証法の悪用は、経済学だけでなく、人文社会科学系の様々な
学問で悪用されている。
管理人注:Theses資本主義+AntiTheses共産主義=SynTheses世界統一国家
この構図はどこの大学生も学ぶことは出来ない。