今朝、福岡をたって熊本に来た。昨年7月まで通っていたスポーツクラブへ..ここで一汗流し、ホテルに戻って前もって送っておいた荷物と入れ替え。こうして今までの荷物はランドリーで乾燥機にかけ、再び宅配便で5日当日、帰宅とともに受け取れるよう処置する。あとはスポーツクラブの仲間と明日の出発に差し支えない程度に飲むまでだ..
沖縄には四季がない、あるのは夏と夏以外のよくわからない季節だけだ。だから今朝、ホテルから天神の地下鉄の駅に向かう途中の街の匂い、やわらかな日差し..はたまた南熊本の河辺を歩いた時の新緑の乱反射は実に新鮮で懐かしく感じられた。北海道、沖縄..私は二季の国で暮らしてきた。だが、間違いなく私のDNAが求めているのは四季のある国である..ゴールデンウィークにしては比較的すいている特急の自由席で私は村上春樹のベストセラー小説1Q84最終章を読んでいた。そして熊本駅手前で読み終えた..主人公達が非現実的な1Q84の世界から現実の1984世界に戻ってきたように、私もまた、二季の国から四季のある国へ戻ってきた..そうして私は悟った。ここが私の住むべき国である、1Q84の物語のコトバを借りるなら、私の住むべき王国であると..