スズラン酒造(笛吹市一宮町)から、メルローの入荷です。
このワインの魅力は、価格の安さです。
フランス・ボルドー原産のメルローは、世界中で栽培される、赤ワインのスーパースター品種で、日本でも栽培されています。
ただ、日本産のメルローワインは、価格が高いです。
大体2000円以上です。
仕方ないです。
在来品種ではないので、苗を手配して、畑も確保して、基本的にはワイナリーで栽培しなければなりません。
人件費などがかかり、ぶどうの価格は、生食葡萄レベルまで高くなってしまいます。
では、スズランのメルローはどうして安いのか。
基本的には、金持ちのワイナリーだからです。
スズラン酒造は、江戸時代には日本酒を醸造して、明治初期には、明治政府からワイン醸造のドイツ人技師を派遣された名門です。
山梨県下にたくさん畑があり、多種多様な葡萄を栽培しています。
銀行から資金を借りて、1から始めるワイナリーとは、土台が違います。
多種多様な葡萄栽培の費用も、基本的には人件費だけです。
多種多様なワインを大量に作っているので、コストは一気に下がります。
他のワイナリーでは、真似できない価格です。
また、他のワイナリーでは、ワインの価格が垂直になります(安い価格から高い価格までワインを揃える)が、スズラン酒造には、そういう発想が無さそうです。
今のところ、当店に入ってくるスズランワインは、すべて1500円(税込)。
あとは味ですね。
試飲は終わっています。
そして、購入して頂いたお客様の感想を待ちたいと思います。
http://www.hamamatsuya.jp/wine-list3.htm#suzuran