Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

池上本門寺(2018年8月5日参拝)

2018年08月31日 | 東国花の寺百ヶ寺霊場
アパホテルをチェックアウトし、
日蓮宗大本山である池上本門寺へ。

日蓮聖人入滅の霊場として日蓮宗の十四霊蹟寺院の一つ。
七大本山の一つにも挙げられている霊蹟であります。

ずーと前から参拝したかったのですが、
電車だとちょっと乗り継ぎで時間がかかるので、
ずっと後回しにしちゃってた。

今回、ようやく重い腰を上げ参拝することにした。

それにしても朝から暑くてたまらない。

どこまで苦行に耐えれるだろうか。(^^;


所在地:東京都大田区池上1-1-1
宗派:日蓮宗
御本尊:三宝尊
創建:弘安5年(1282)
開山:日蓮聖人
開基:池上宗仲
札所:東国花の寺百ヶ寺霊場、京浜四大本山



【縁起】
日蓮聖人が今から約七百十数年前の弘安5年(1282)、
61歳で入滅された霊跡です。

日蓮聖人は弘安5年、9年間棲みなれた身延山に別れを告げ、
病気療養のため常陸の湯に向かわれ、その途中、
武蔵国池上の郷主・池上宗仲公の館で亡くなられました。

長栄山本門寺という名前の由来は法華経の道場として長く栄えるように、
という祈りを込めて日蓮聖人が名付けられたものです。

そして大檀越の池上宗仲公が日蓮聖人御入滅の後、
法華経の字数(69,384)に合わせて約7万坪の寺域を寄進され、
お寺の礎が築かれましたので、池上本門寺と呼びならわされています。

鎌倉・室町時代を通じて関東武士の庇護を受け、
近世に入ってからも加藤清正や紀伊徳川家等諸侯の祈願寺となり栄えた。

江戸時代、不受不施派を奉ずる本門寺は身池対論を経て、
久遠寺の傘下に収まった。

第二次世界大戦の空襲によって五重塔、総門、経蔵、
宝塔を除く堂宇を焼失したが戦後順次復興した。



【総門】


池上駅から徒歩10分程で到着。

車はこちら側に停める事が出来ませんね。

総門の手前には幾つか塔頭があるが後回し。


この総門は元禄年間に建立され、
第二次世界大戦の空襲を免れたもの。


【此経難持坂】


加藤清正公が寄進されたもので、
名称の由来は妙法蓮華経見宝塔品第十一、
此経難持の偈文96字により命名されました。


【三解脱門】


大本山に相応しい堂々たる三門です。

慶長13年(1608)五重塔と共に2代将軍徳川秀忠公が建立された門は、
桃山期の豪壮な門として国宝に指定されていたが、
先の大戦の空襲により焼失。

その損失たるや甚大。

余りにも惜しい。

現在の三門は昭和52年(1977)に再建されたもの。

大本山とはいえ再建に32年もかかっているとは。


【仁王像】


旧仁王像は行基菩薩作だったそうです。


【日朝堂】


題目堂とも呼ばれ、お題目修行場のお堂です。

昭和48年(1973)に再建されたもの。






日朝聖人が祀られていました。


【浄行菩薩】





【境内】


どうやら祭りがあるようですね。


【鐘楼堂】





【鐘楼】


何故かもう一つ更にデカイ鐘楼が安置されていました。

これは加藤清正公の娘で御三家紀州藩祖徳川頼宣公の正室となった瑤林院が、
正保4年(1647)に寄進したものです。

しかし、空襲で被災し亀裂と歪みが起こり仮安置されているとか。


【大堂】




以前の大堂は国宝であったが空襲で焼失。

現在の大堂は昭和39年(1964)に再建されたもの。

普通に見ればこれが本堂にあたるものと勘違いしてしますが、
大堂は日蓮聖人の御尊像、左に第2世日朗聖人像を、
右に第3世日輪聖人像が祀られている祖師堂です。

かといって、本堂が見当たらない。

日蓮宗の本山は本堂より祖師堂の方が立派なものが多い。

これでは仏様より日蓮聖人の方が大事なのかと思ってしまうよ。(^^;


【霊宝殿】


余りの暑さに避難。

館内は冷房が利いていて最高でした。(^^


【境内】


霊宝殿から見た境内で、
奥にお目当ての五重塔が見えます。


【奉安塔相輪部】





【経蔵】


天明4年(1784)再建されたもので、
空襲にも耐えて現存しています。

池上本門寺の自動車祈祷は経蔵で行われていました。


【大堂】


車は大堂の裏手にある無料駐車場に停めれます。

此経難持坂を歩かなくて済むので楽は楽ですが。


【本殿門】


大堂裏手を進むと門があり、奥に大きな建物が見えます。

ちょっと入り難い感じですが行ってみよう。


【本殿】


かなり広い境内の奥にコンクリート製の本殿があります。

普通なら本堂と称するところですが本殿と呼ぶようですね。




旧釈迦堂を再建したもので、
御本尊の釈迦牟尼仏や本化地涌の四大菩薩、
仏舎利等が祀られています。

それにしてもこちらはほとんど参拝する人が居ません。

大堂は参拝しても肝心の本殿を参らないのは、
問題ありだと個人的に思う。

これは参拝者に問題があるというより、
大堂を本堂のように造り、本殿まで誘導していないのが問題ですね。

これが日蓮宗の考え、教えなのかも知れないが、
やっぱりおかしい。

お遍路でも本堂と大師堂の二つのお堂があるが、
必ず本堂を参ってから大師堂の両方ともお参りする。

それが至極当然の事では無いでしょうか。




内陣はガラス越しに見えましたが、
夕方4時の夕勤では堂内に入れるようです。


【本院寺務所】


客殿や書院もあるそうです。


【金剛力士】




めっちゃカッコいい。(^^

それもそのはず、モデルがアントニオ猪木らしい。


【五重塔】




五重塔があそこにあった。

遠いな。(^^;


【長栄堂】




守護神長栄大威徳天が祀られているお堂です。


【前田利家室の層搭】




一般の大型墓地の入口付近にありました。


【加藤清正室の層搭】




一般の方のお墓を映さずに撮影するのが難しい。(^^;


【日蓮聖人説法像】





【五重塔】




旧国宝で現在重要文化財。

桃山時代の慶長13年(1608)建立されたもの。

関東に現存する幕末以前の五重塔は4基ですが、
桃山期の五重塔は全国で1基だけとのこと。

ちなみに幕末以前の五重塔は本門寺、旧寛永寺、法華経寺、
日光東照宮の4基とのこと。

関西人からすると日光が関東というのは違和感あるが。(^^;


【力道山墓所】


広大でカラスがいっぱい居る墓地の奥に進むと、
あの力道山のお墓があります。

お墓は撮影していませんが、
前に力道山之像がありました。






この像を建立した方々がビッグネームばかりで胸熱。


梶原一騎、天龍、秋山、初代タイガーマスクの佐山サトル、
世界のビートたけし等、錚々たるメンバーです。

この名前を見ただけてたまりませんでしたね。


【御首題】


御首題帳以外だと妙法の御朱印となります。


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