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伊勢湾シーバス技術交流会第1戦(5/18四日市)2014/05/19

2014-06-02 12:41:59 | 日記

伊勢湾シーバス技術交流会第1戦(5/18四日市)2014/05/19

 

伊勢湾シーバス技術交流会第1戦(5/18四日市)2014/05/19

150mの距離を射程に入れたジグの釣りで、小山哲生さんがぶっちぎり優勝!


1位 371小山哲生さん 106cm(46.5、59.5/闘魂ジグ40g)
2位 387松本 太さん 60.5cm(バグリーダート+12gヘッド)
3位 414伊藤 靖さん 58cm(TDペンシル)
4位 432定別當毅さん 48cm(ビッグバッカー107HW)
5位 200乗松寛明さん 47cm(IP-26・ピンクヘッド)
6位 431三宅利典さん 47cm(バリッド・コットンキャンディー)


開催日:平成26年5月18日(日)
釣り場:三重県四日市市・四日市一文字堤
参加資格:WSS会員
集合場所:金山渡船・渡船丸
進行日程:受付 4:00
     開会ミーティング 4:30
     乗船 4:40
     渡礁 5:15
     スタート 5:30
     終了 10:30
     帰船 11:00
     表彰 11:30
出場選手:26名(受付順:伊藤靖、加藤広起、小山哲生、小島治、大岡清治、坂本直人、藤巻宏、清水俊、猪俣智彰、榊原潤、矢冨賢哉、三宅利典、稲垣裕介、佐藤和繁、山田聡、松本太、野本考洋、清水聖弘、近藤正幸、定別當毅、乗松寛明、田中正臣、森田崇、山本祥男、加田智己)
フライト順(左→右へ)




【大会レポート】
 天候にも恵まれ晴天の大会日和になりました。朝の気温15度とまだ朝は寒いです。前日の強風による水温低下が心配でした。
 東京大阪からも選手が参加です。26名の参加。金山渡船さんで、四日市一文字提へ。風は2m~3mの予報です。風が有ると体感温度は低く思えます。
 朝一番の水面の潮も少し流れているような感じでしたが、ショートバイト多発で表層までシーバスが追いかけてきますが、フッキングまでは至らず。
 始まり2時間までは、そんな選手が多かったです。新提に大会終わり1時間前にドラマが発生! 新提近くに大型タンカーが入ってきたタイミングで潮が動きプチラッシュ!大会参加者の半分の選手が集結。
 タンカーの引き波と北東の風で潮が動き始めて、ボトム周辺のバイトが集中。フックアウトも多発しましたが、その中から4人の選手が釣り上げる事に成功!貴重な釣果になりました。
 一日新提の先端で、40gのジグを投げ続けた小山選手が2本キャッチ見事な釣果です。試合終了後に聞いた事ですが、渋いバイトが多発していましたが、4回~6回魚のアタックとフックアウトは有りましたとの事でした。一日、自分のパターンを信じて、押し切った事による釣果ではないでしょうか。(早川聡)


【優勝者・小山哲生さんのレポートです。】
 四日市一文字では、3週間ほど前から沖のポイントででかい魚が回っていました。キワにも魚がいますが、サイズが小さいので、これは狙わないことに。コウナゴからカタクチにシーバスのエサが変わる時期で、魚を見失うことがありますが、ポイントはかなり遠くになりますが、シーバスの群れは確かめていました。
 当日、7番フライトで白灯に向かいました。先行者はありません。白灯から北向きに、100m以上沖にブイが3つ並んでおり、その3つ目のブイの近くに沖側のブレイクがあり、そこがシーバスのポイントです。キャスト距離にして150m。クレハの完全シーバス1号150m巻きライン全部と下巻きが出るぐらいの距離。
 釣り方はジギングですが、これが、トップからボトムまで、早引きワンピッチからスローピッチジャークまで、シンキングペンシルにもなり、トップウォータールアーにもなるという様々に変化できる釣りなので、テクニック的には幅が広い釣りができます。それに今回は射程距離の違いも大きかったと思います。
 釣友の小島くんが冗談っぽく「小山N’s(コヤマン)メソッド」と名前をつけてくれましたが、ジグの釣りのすごい所を理解していただいて、この釣りの楽しさが伝わってくれれば嬉しいです。
 ジグアクションの基本は、その時の魚のいる所に合わせるということで、レンジとスピードを合わせる自由さが持ち味だと思います。この日は、手前は潮が緩く、水深のあるレンジで潮が効いていましたので、すべてブレイクのボトムからアクションを付けて曵いてくる中でのヒットでした。
 釣り始めてすぐにアタリがあり、1匹目にかなりデカイのを掛けましたが、魚を見るまでにバラし、次もまあまあのサイズですがランディング寸前にバラし、7時45分に46.5cmをようやく1匹目を釣り上げました。

 その後もバイトはあり、楽しく釣りをしました。ジグの釣りなのでキャッチ率はそんなものです。9時45分に2匹目59.5cmを釣り上げることができ、合計で105cmで1位となりました。そのあとも釣って、全部で10バイト以上あり、7ヒット、2キャッチでした。

 タックルについて説明します。ロッドはゼファーアバンギャルドの108。このロッドは今まで使っていたものよりもジグ乗りがよく、よく飛び、よく釣れます。リールはセルテートのハイパーカスタム3000番ローギアです。巻き量が多く、ジグアクションには向いている設定だと思います。ジグは闘魂ジグの40g。リアウエイトでよく飛び、思い通りに動いてくれます。なおジグタックル以外に、テッパン用にゼファーアバンギャルド96、ワーム用に同88も用意しています。
 以上です。次の大会もがんばりますのでよろしくお願いします。(会員No.371 小山哲生)




【2位松本太さんの大会レポート】

サイズ:60.5cm。釣った時間:6時15分
会員No.387松本 太 大会レポートを送らせて頂きます。
 本大会の前日プラ釣行は出来ておらず、大会3週間前に新提先端内向きでIP-26を大遠投し、ボトム付近でのリフト&フォールでシーバスのバイトがあり60cm弱をキャッチしていました。その釣果もあり、大会では新提で競技を行うプランを立てていましたが、大会数日前に中提~旧提にてワームでの釣果を知り、大会直前でプラン変更をしました。
 大会当日はフライト順も2番という幸運に恵まれ、中提と旧提の境の上段からスタートしました。
 最初にキャストしたルアーは、マドネス社のバクリダート銀粉キビナゴに12gのジグヘッド。沖へキャストし、ボトムをとり、ダートをさせていたら何度かチェイスを確認。しかし、なかなかバイトに持ち込めず、場所をこまめに移動しながら、PB-20マコイワシへ変更。キャストし、ボトムをとり、ボトムから中層を意識しながらタダ巻きをし、途中再度ボトムをとろうとカーブフォールでルアーを落としている途中、バイトらしきものを感じ、アワせを入れましたがフッキングに至らず。すぐに最初にキャストしていたバクリダートをセットし、バイトがあった付近へキャスト。その時、偶然にも大きな波が来ており、その波の中、かなりスローにロッドを操作し、5回から6~7回ダートさせて、ルアーが下から上に上がる瞬間にバイトがあり、そのままフッキングに持ち込み、ゆっくり時間をかけランディングし、60.5cmをキャッチすることが出来ました。時間は6時15分前後でした。
 その後、海の透明度が上がったこととシーバスの居場所を特定することできず、釣果をのばせませんでした。今回シーバスをキャッチできたのは、少し重めのジグヘッドを使用し、手前のブレイクではなく沖を意識していたことが結果に繋がったと思います。今後もっと技術向上を目指し、第2戦でも結果を出せるように頑張りたいです。
<使用タックル> PZS-94/03トーナメントISO Z2500LBD/完全シーバス0.6号/リーダー3号



【3位伊藤靖さんの大会レポートです。】
 お世話になります。414伊藤靖です。大会とプラのレポートをさせていただきます。
2014/05/17(土)
 試合前日、プラクティスに出動です。始まる前から、去年ほど甘くない状況に、プレッシャーを感じていました。去年のトーナメントとは潮が大きく異なり、今年はコンディション的に難しいと予想していたからです。さらに、追い討ちをかけるように前日は北風の爆風です。予想では5m/s以上で、足場がしっかりしたところでも、よくニュースにあるように「おりからの強風に煽られて…」な状況が想像できる状態でした。
 そんな中、潮の動き出しで、数回ライズを確認して、鉄板には反応が薄い事を確認しました。ワームでのバイトも確認した上で、やはりシッポ食いでフッキングに至らないショートバイトが何度かありました。
 そして、外側は小型の水鳥がかなりの勢いでダイブしています。小型のカタクチイワシが回っているようです。カタクチなら何投げても釣れそうなのですが…ガツンと来ません。この状況で鉄板でヒットさせて、その後はトップを試していると、トップで出ました。さっきから単発でライズしていたのが食ってきたようです。明日は一転無風なので、この状況がどのように変わるのでしょうか?
2014/05/18(日)
 今回のフライト順は5番手、ラッキーです。新堤に向かいます。最初は鉄板で魚を探していきます。昨日のデータを元に、トップへの切り替えタイミングを見計らいます。
 トップを投げ始めたころ、単発ライズが2回ほどありました。まだ、上げ潮が効いている中で、潮目が蛇行して目の前に移動してきました。ライズが3回ほど連続しましましたので、着水音で警戒されないように、遠めにキャストしてドッグウォークさせます。そして、ガツン!一撃でした。その後は、丁寧にランディングし、ストリンガーに掛けて電話をしますが、全てモタモタとやっていたおかげで2匹目はありませんでした。

 潮止まりの間に、赤灯台付近へ。内側を攻めます。ここでもライズを2回ほど確認しましたが、私のルアーには無反応でした。
 さらに、移動して白灯台へ。ここでは、今回優勝者小山さんが目の前で掛けています。昨年同様目の前で逆転されました。帰り際に、追われているカタクチイワシを見たあと、ストップフィッシングとなりました。
 今回、プラクティスとセッティングの重要さを再認識しました。結果3位ですが私は悔しい。釣れなければ、まず一本、釣れたら釣れたで表彰台、当然次は優勝、そしてリミットメイク、まるで映画の悪役です「つ、次こそは…」と(笑)。今日から次回に向けた準備が始まります。
 今年でシーバスフィッシングを始めて3年目になります。最初に試合で釣れたのは、イナローさんスクールの翌日のWSS伊勢湾大会でした。それから多くの方と交流することができました。WSSで技術交流会をすることで、学べた事がたくさんあります。そして、この場を提供してくださっている萱間さんはじめ、伊勢湾は早川さん、その他多くの皆様に感謝します。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。(会員No.414伊藤靖)


1位 371 小山哲生さん(写真前出)
ロッド:ゼファーアバンギャルド108、リール:セルテートハイパー3000、ライン:クレハR18完全シーバス1号、ショックリーダー:グランドMAX20Ib、ルアー:闘魂ジグ40gアカキンイワシ
釣った場所:新提先端・北側 
釣った時間:1匹目8時47分46.5cm、2匹目9時45分59.5cm
新提北東過度から、航路ブイに向かって遠投。ジグのフォールまたはジャークさせてのフォールバイトの当たりを重点的にやりきった釣果です。パターンを信じて、一日やりきる強い心が素晴らしい釣果に結びついたのではないでしょうか?!


2位 387 松本 太さん(写真前出) 
ロッド:PZS94、リール:トーナンメントISOZ2500LBS、ライン:0.6号、ショックリーダー12lb、ルアー:バグリーダート銀粉キビナゴ+がまかつレンジスイマー12g
釣った場所:旧提真ん中・東側、釣った時間:6時16分 
釣ったサイズ:60.5cm
キャストし、ボトムをしっかりとって5~7回ジグへットをダートさせてのバイトを誘発そしてヒット。


3位 414 伊藤 靖さん(写真前出) 
釣ったサイズ:58cm
ロッド:87L、リール:エクセンスLB、ライン:クレハR18完全シーバス0.8号、ショックリーダー:グランドMAX2.5号、ルアー:TDペンシルイワシ
釣った場所:新提真ん中南側 
釣った時間:5時41分
朝一、旧提に向かって東の風と潮の流れが発生。アップクロスにルアーをキャストさせてトップウォータープラグをドリフトさせてのヒット。前日にプラに入っていてトップのパターンを確信。翌日大会にて反映。すばらしい一本でした。


4位 432 定別當 毅さん 
釣ったサイズ:48cm
ロッド:イレブン96、リール:ステラ4000XG、ラインX81号、ショックリーダー:16LB、ルアー:ジャッカルビックバッカー107HWイワシ27g
釣った場所:新提真ん中・北側
釣った時間:9時16分 
関東からの遠征のメンバーさんです。関東で流行ってるルアーを東海地方でもヒットルアーとして使用し、攻略した1匹。ミノー的な小ぶりなアクションで攻略できる3本フック搭載の細長い鉄板バイブレーションです。ボトムまで落としてからのアクションさせてのバイトでした。




5位 200 乗松寛明さん 
釣ったサイズ:47cm   
ロッド:エクセンス906、リール:ステラ3000HG、ライン:シーバスPE、ショックリーダー:シーガーグランドMAX12LB、ルアー:コアマンIP-26ピンクヘッド
釣った場所:新提真ん中・北側 
釣った時間:9時03分
ボトムまで落としている途中のバイトでした。



6位 431 三宅利典さん 
釣ったサイズ:47cm       
ロッド:ラッキークラフト・バイトインダク、リール:エクセンス、ライン:PE0.8、ショックリーダー:フロロ3号
ルアー:ラッキークラフト・バリット・コットンキャンディー
釣った場所:新提真ん中・北側
釣った時間:9時43分
ボトムまで落としてからのアクションさせてのバイトでした。



【総評】
 釣り人は、多くの事を理解し判断し結果が付いてくる事が、自分にとっての満足になるのだと思う。いろんな釣り方が、その日に存在するはず。釣り人がその日のルアーをアジャストすることが最も大切な事であり 日々挑戦でもあります。
 釣りとは、人生を楽しむ事なのではないでしょうか? 1つの事に縛られるのではなく、もう一つ、もう一つといった自分への発見だと思います。発見なくして釣りの上達はありません。発見が有るから、面白い。面白いから探す。探すから発見といった事の繰り返し。
 それが一番大切なんです。大会というものは、自分への挑戦と、自分の心を沸き立たせる場です。個人で楽しむのも釣り人の選択であり自由です。同じ条件でみんなで集まって戦うのも、楽しい釣りのスタイルなのではないでしょうか?
 釣り場の問題が色々有ります。環境問題、マナー問題、魚種別規制問題、色々問題は有ります。これを克服できないなら、釣りはしてはいけないですよね。克服するから釣りとの共存が出来るスペースが確保されるのですから。釣りは一生できます。釣りを出来る環境を今からでも遅くはないです。守りましょう。
(伊勢湾シーバスソサエティー会長 早川聡  blue-sky@m3.dion.ne.jp tel.052-961-7671)

 

 

 


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