川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

モラル・ジレンマ

2024年12月29日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
モラル・ジレンマ。道徳的ジレンマ。

1人しか乗れない舟に3人乗った場合。
トロッコが、1人を殺すか、3人を殺すか。

加地伸行さんの論語の授業で、江戸時代後期に日本ではやりまくった石門心学(石田梅岩が広めた心の学問)で、このモラル・ジレンマの教えばかりをやっていた、と教わった。

例えば、実子が養子に出されて、実父と養父が喧嘩したら、どちらの立場に就くか、など。(ちなみに回答は「(子供が)切腹せよ」というワケ分かんない回答らしいw)

世の中の不祥事も、ほとんど、この「モラル・ジレンマ」。

組織不正はいつも「正しい」と言われるように。
「盗人にも一分の理」と言われるように。


 
だから、不祥事防止には、このモラル・ジレンマのケーススタディをするか(これはコスト・手間暇かかる)、または、「心揺さぶられる事例」(カッコいい先例)をシェアするのがいいのでは。

テキストで「コンプライアンス守れ」って言われても、何も響かない。
ココロに響くような、「おぉ、そうきたか」って思わせるような、いい事例が、モラル・ジレンマの教育として、いいのではないか。

そういう「ココロ揺さぶられる」良い事例を集めようと思います。

具体論は別稿で。

 ※ 調べると、モラル・ジレンマは、小中学生の道徳の授業でしかほとんど論じられていません。

 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 家庭連合の文鮮明創始者の、... | トップ | アタマとココロ -コンプライ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

経営・インテグリティ・エンゲージメント」カテゴリの最新記事