東京は朝か熱い。なによりも平和なのがいい。1945年の今頃は日本は地獄絵図であったのだ。日本の大都市は、ほとんど焼野原、広島と長崎には原子爆弾が投下。がれきの中で多くの人々が餓えて、なんの希望もなくさまよっていたのだ。完全降伏は8月15日だ。当時の日本政府は徹底抗戦を国民に呼びかけ、一億玉砕を命じていた。アメリカ兵が上陸してきたら、竹槍で突き殺せと女、子供までに命じていたのだ。銃を持つ相手に竹槍で戦うとは、漫画みたいだ。今なら馬鹿馬鹿しくて笑ってしまうが、その当時は真剣に考えていたのだ。軍国主義者は、国民を洗脳していた。その他にも、今から考えると、馬鹿馬鹿しい話がたくさんあるのだ。金属不足で、ベニヤ板で飛行機を作ったり、飛行機燃料がないので、松の根から燃料を作ったりした。べニア板の飛行機は急降下したら、空中分解してしまう粗末な品物だ。日本は神に守られた国だから、負ける事はないと当時の指導者は国民に言い続けていた。圧倒的物量の差があるアメリカとの戦争に負ける事はないとは、どんな根拠で言うのだ。精神論が幅をきかせていた。根性とガンバリズムで勝てると、思っていたのだ。食い物もなく、金属不足で兵器を作れない国と、大量生産で次から次へと大量の兵器を作る国との戦争に、勝機はほとんどないのだ。アメリカを勝利に導いたのは、軍需産業の効率的生産方式であったのだ。戦場には餓えた豚がいるのだ。餓えた豚は戦場で死んだ兵士、一般市民を食べる。食って肥大化してゆく。餓えた豚とは軍需産業だ。戦争とは巨大利権でもあるのだ。軍需産業にとっても、軍にとっても、戦争があるから存在意義があり、利権を確保できるのだ。戦争で儲ける人間、業界が存在するのだ。人間界から戦争はなくならない。人間が地球にいる限り、戦争はなくならない。過去も今も未来も殺し合いを続けるのだ。そして、軍需産業は殺しの道具を提供するのだ。第二次世界大戦中のアメリカの軍需産業は巨大化した。アメリカは日本との戦争だけでなく、ドイツとの戦争もしなければならなかったのだ。軍需品を作っても、作っても足りなかったのだ。需要が供給を押し上げたのだ。そして、今に至るまでアメリカは世界最大の軍需産業を有する国なのだ。軍産複合体はアメリカ大統領と同じぐらい権力を持ってる。大統領を超えてるかもしれない。軍産複合体は政治にまで強い影響力を与えてる。近年では中国がアメリカに迫る勢いで軍需産業を巨大化させてる。銃から空母、軍用機、核兵器まで中国は、自主技術で大量に作りだしてる。中国の軍産複合体も政治的に強い影響力を持ち始めてる。望まないが、もし、第三次世界大戦が起きたら、軍需産業の生産力が勝敗を決めるだろう。中国とアメリカが戦争をするなんて考えたくないが、将来的には可能性があるのだ。戦場に餓えた豚が多数、現れ人間を食い殺さないように祈るだけだ。人間が餓えた豚の暴走をコントロールしなければならないのだ。日本の政治家よ!しっかりしてくれよ、アメリカの言いなりなってると、戦争に巻き込まれるぞ。