日本人ならドリアンと聞いて食べ物を連想する人が多いのではないか。それはまったく違う。今、アメリカを襲ってるハリケンの名前だ。ものすごいパワーだ。カテゴリーは5だ。最高レベルだ。直撃したバハマでは多くの建物が崩壊した。死者は20名だ。幸い、被害の割には死者が少ない。今、アメリカ本土を襲ってる。かなりパワーは落ちたが、大きい被害を出すだろう。アメリカではハリケンと呼ばれるが、日本では台風と呼ばれる。熱帯低気圧は自然の生理なのだ。地球に海があり、熱帯の熱さがあり、地球の回転がある限り熱帯低気圧は発生する。熱帯の海で発生した熱帯低気圧は、過去から今において人間社会に大きな被害を与えてきてる。日本も大きな被害を受けてきた。今年はまだ大きな被害が出てないが、日本周辺にまで来た台風は13もあるのだ。アメリカの台風ほどの巨大さになる可能性はあるのだ。最近の温暖化は、熱帯低気圧を巨大化させる傾向がある。日本でも非常にパワーのある台風が多くの被害をもたらすかもしれない。明日は我が身なのだ。台風だけでなく、日本は多くの自然災害を受けてきた国なのだ。地震、大雨、降雪、津波などの自然災害は日本に壊滅的な被害を与えてきた。そして、被害を少なくするために、日本人は防災、減災を工夫してきた。大きい被害をもたらす戦争は、人間が引き起こす。自然災害は、人間には防ぎようがない。自然災害は自然の生理なのだから。地球はまだ若い。若いゆえに生理も活発だ。人間も自然の一部なのだ。人間が自然をコントロールできると、考えるのは傲慢だ。アメリカを襲ったドリアンをトランプは、核爆弾で吹き飛ばせなんて言った。いかにもアメリカ的だが、科学者によるとほとんど効果はないとの事だ。アメリカ人的発想は、多くの便利な道具を発明してきたが、完全に自然をコントロールできる道具はない。永遠に人間と自然との戦いは続くが、人間に勝ち目はない。人間は人間自身の愚かさによって滅んでしまうだろう。自然を破壊する事は、人間も滅ぼす事なのだ。水を汚し、空気を汚し、森を切り開く事は人間の生活を壊すのだ。そして、人間は絶滅してゆく。今、その瀬戸際だ。ハリケンや台風は、人間に警告している。人間は謙虚に自然の警告を聞かなければならない。