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総選挙の意味

推定有罪 バリケイト伊東

2019-09-20 08:12:50 | 政治
  東京の空はいい天気だ。しかし、私の心は、曇りだ。今日もテレビからは食い物と芸能人ほれたはれた、猟奇的殺人事件、いつもの日本が放送されてる。私的には、ある裁判がトップニュースになると思ってる。その裁判での判決に怒りがこみあげてくる。その裁判とは、福島原発事故当時の東京電力の経営陣の責任を問う裁判だ。三人、全員無罪だ。無罪とは、ふざけるなだ。誰も責任を取らないのか。あれだけの事故を起こしていて、今も多くの人を苦しめていて無罪放免とは、東京地裁の裁判官の良識を疑う。大津波は自然現象だから予測不可能であったのだろうか。2003年当時から専門家の最大15Mの大津波が原発を襲うと警告されていた。そして、14.5Mとの津波が原発を襲った。経営者達は警告を無視して原発を稼働させて、事故につながった。人命や人々の生活より利益を優先させた。地震は自然災害だが、原発事故は人災だ。原発村の住民、電力会社、政治家、官僚、学者達のおごりが事故を起こさせたのだ。日本では、原発の爆発事故など絶対にありえないと、自信満々に語っていた。しかし、爆発事故は起きた。そこに見るのは、慢心とおごり以外のなにものでもない。この裁判は刑事責任を問う裁判なのだ。検察側の弁護士は禁固5年の刑を求めていた。しかし、無罪判決だ。東電を訴えた民事裁判では、多くの賠償と責任を命じる判決が出ている。刑事になると、様相が違うようだ。裁判官は、法を厳格に解釈した結果が無罪判決につながってる。裁判官だって人間の感情を持ってるだろう。もし、身内に原発事故で被害を受け、家にも帰れず、避難先で死亡したりした人がいれば、無罪なんていう判決を出さないであろう。経営者だけでなく、原発を推進する安倍政権、官僚、学者、マスコミの責任も追及しなければならない。事故以来8年も達つと、形骸してゆく。人々の記憶もあいまいになってゆく。福島以外では、原発爆発事故など他人ごとになりつつある。しかし、日本では、沖縄を除いて北海道から九州まで原発はあるのだ。そして、日本の原発はすべて海沿いにある。すぐ側が海なのだ。日本は地震国であり、海で地震が起きれば、津波が発生する可能性が高くなる。福島のように大津波が原発を襲う可能性は十分にあるのだ。油断はできない。歴史は繰り返すのだ。また同じ事故が起きる可能性は多分にある。福島を忘れてはいけない。日本に住んでる限り、原発爆発事故はあなたに降りかかるかもしれない。その時、あなたはどう対処するのだ。相手は放射能だ。見えない、臭わない、色がない、空気みたいな相手と戦わなければならないのだ。高放射能にさらされてれば、命が失われるのだ。低放射能でも長時間、被爆すれば健康被害を受ける。こんな危険極まりない原子力発電システムをよくも事故当時54基も作ったもんだ。コストの安い発電だから日本には必要という論理だ。事故を起こせば莫大な賠償金を払わされるのに、安い発電と言えるのか。日本には原発はいらない。すべて早期に廃炉にすべきだ。日本を放射能で汚染された国土にしてはいけない。今日にも海で大地震が起き、大津波が原発を襲うかもしれない。歴史は繰り返す。