近所の公園の桜が満開だ。いいね、日本の春は桜で始まり、桜で終わる。桜散る頃、青葉が芽吹く。春の日本の風景をゆっくり味わっていたいのだが、毎日、次から次へと新しい問題が出てくる。裏金問題はどうなったのだ。今日のテレビニュースでは裏金問題は報道されない。処分したから終わりなのか。大谷がヒットを打った。自画自賛ナショナリズムで大盛り上がりだ。スポーツ選手の活躍は日本のネガティブな面を隠蔽する。職業差別発言で辞任予定の川勝静岡県知事のリニアモーターカー建設反対は有名だ。川勝知事のせいで、静岡工区の建設が遅れたと、政府やJR東海は非難している。一部世論も国策事業に反対する川勝知事を非難している。国策事業には黙って従うのが筋だろう。反対するとは何事だ。日本には他にも国策事業がある。辺野古空港事業、福島原発の放流水事業、大阪万博事業などだ。いずれも賛否がうずまいている。私もリニアモーターカー事業には反対だ。放流水事業にも反対だ。一部の考え方だが、反対する人間を非国民扱いするなんて戦前の雰囲気ではないか。国の言う事には黙って従えばいいのだ。逆らうとは何事だ。今、日本は右傾化、保守化が進んでいる。ある種の国家主義が熟成されている。皇室賛美であり、外国人排斥、LGBT差別などの社会的弱者への排他主義が根強く張り込んでいる。しかし、まだ、異論が言える。言えなくなったら怖い。国策に反対したら警察に逮捕される状況になったら戦前と同じではないか。日本は戦後、自由と民主主義の国になったのではないか。政府や権力者の悪口を言える国は健全なのだ。悪口を密告されるのではないかと、おびえるのは不健全だ。日本の戦前はそうであったのだ。今、政権を取っている自民党は戦前の国家主義に戻そうとしている。岸田総理を増税くそめがねと、やゆできる国はいい国です。出来なくなったら自由と民主主義は消え独裁国家になります。あなたが民主主義を守るのです。しっかりしてください。