今日は何の日? 今日はメーデーです。労働者の祭典だ。東京でも行われている。残念ながら日本のマスコミはさほど取り上げない。メーデーの源流はアメリカでの労働者の低賃金、長時間労働に抗議して行われたデモだ。基本的に資本主義は資本側と労働者の対立になる。資本側は労働者を安く使いたい、長時間労働を強制しがちだ。だから労働側は抗議して賃金値上げと労働環境の改善を求めてきたのだ。最近の日本の労働環境は良くない。ようやく大企業は大幅に賃金を上げたが、中小企業はさほど上がらない。変わらず極悪な労働環境で働いている労働者が多い。ブラック企業の根絶なんて無理な話だ。過労死、過労自殺は後を絶たない。幸い、日本には労働基準監督署があるし、政府の労働者の保護、人権擁護も進んでいる。日本ではストライキ、労働争議はほとんど起きないが、訴訟は頻繁におきている。裁判で悪質な労働環境を訴えるのは当然な流れだ。労働者がいなかったら資本主義も成り立たないのだ。労働者を大切にするの当然だ。低賃金、殴る蹴るの奴隷労働は許されない。上司や社員間のパワハラ、セクハラ問題は最近の日本の社会問題でもある。メーデーなんていう祭典がなくなるのが理想だ。なくなる事はないであろう。例えば、最低賃金法がなければ時給100円で雇ってもいいと言う事になる。あっても日本では時給1000円以下で働いている労働者は多い。どこの国の労働者だって高い賃金を求めるのだ。メーデーの賃金闘争の基本理念は永遠に続くだろう。あまりにも安い賃金は国を亡ぼす。労働者は消費者でもあるのだ。金を持たない消費者では物を買えない。資本側は儲けを労働者に分配しなければいけない。資本側は社会全体を豊にしなければいけない義務がある。メーデーお祝い申し上げます。