「シネマ歌舞伎」てご存知ですか?
歌舞伎を映画で見せようというものです。
2010年4月末の歌舞伎座建替えによる一時閉館に伴い、
2009年より始まった歌舞伎座さよなら公演は数々の名舞台を生み出しました。
その中から舞踊劇を二本立てでシネマ歌舞伎として上映するのです。
ひそかにみっちゃんはオペラのメッカニューヨークのメトロポリタンのオペラ版にあやかったのかとおもったりしました。
それでも入場料が2000円!
レディスデイもないのですから二の足を踏んでいました・
大好きな俳優さんの亡くなられた勘三郎さんや玉三郎さんがみられると、でかけました。
動画でも見くらべてくださいね。
演目は、
「蜘蛛の拍子舞」
「身替がわり座禅」です。
「蜘蛛の拍子舞」
拍子舞とは、三味線に合わせて。、伊豆から歌いながら舞う舞踏の形式ということ。
玉三郎さんのあでやかな踊りはほんとに幽玄な世界です。
昔から好きな役者さんの玉三郎さんのあでやかな白拍子姿・・ホントに素敵ですね。
その彼が、女郎グモの精に本性を出すを出す。
同じ人とは思えません。
そのメーキャップ、眼も血走りギラギラと・・
口もおおどろおどろしてます。
普通の歌舞伎ではここまでアップでみられませんが、シネマですので迫力満点
どうやって、あの迫力のメークをするのか見とれてしまいましたよ
長い伝統に裏打ちされた細かい秘術があるのでしょうね。
ここで最後に、さしもの、あの鬼退治で有名な源頼光と、その家来渡辺綱初めの勇猛な四天王も女郎グモにより窮地に追い込まれた。
怪力むそう。金太郎で知られる坂田金時が登場。
見事退治!!
めでたしめでたし・・なのですが。
この金時さん、後の、「身がわり座禅」のやきもち焼きの妻の役に・・
歌舞伎の化粧はたんに白くするだけでないのですね。
ほんとにすごく変身してしまうのですもの
これも同じ人とは思えません
そして勘三郎さんのいろっぽい目つき
こんな色っぽくされたら・・
世の奥様!見習いたいよねぇ
きょうのヒロちゃん。
ヒロちゃんは・・
シネマでみる歌舞伎は生もいいですが一層楽しいですよ
日本の演劇舞台装置もそんなに
おおげさに、こってないけれど、それゆえ楽しめる
かえってそのシンプルさがすごいです。
皆さんも機会があったらぜひご覧くださいな。
読んでくださってありがとう