落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

ブエノスアイレス

1999年03月06日 | movie
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B00005FXNH&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

私は実は梁朝偉が結構好きで、それでこれも撮影中から非常に楽しみにしていたんですが、実際完成品を観てしまうとこれはやはり“梁朝偉の作品”と云うより“張國榮の作品”と云う印象が強烈でした。

確かに梁朝偉頑張ってます。新境地開拓し倒してます。しかし張國榮の天然(というかナマナマしさ)の前にはそれもいささか弱く見えてしまう。それくらい張國榮はスゴイ。とにかく可愛い。トニーに抱かれて溜息をつくレスリー、ラブホテルでひとりぼんやりとビデオを見るレスリー、トニーに罵られて泣くレスリー、タクシーの中でトニーに甘えるレスリー、(以下略)もう「そんな可愛かったら誰も抵抗出来ないじゃん!反則反則」っつう可愛さ。

この圧倒的な可愛さがあるからこそ、それでも仏頂面で抵抗するトニーとの間に異様なほどリアルな緊張感が生れ、愛情の濃密さや恋愛の辛さが効果的に表現されてるんだなー、っと真剣に感心してしまいました。これがフィクションだなんて、映画ってスゴイ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿