イーハトーブ、宮沢賢治の心象世界が住田町の種が原に表れています。住田町は前回伺った時に金山の集中している所ということを知り中尊寺金堂の金の一部もここから出ていたらしいことが地元では言われています。前回はたたら製鉄の体験授業を小学生たちが行う現場に同行しました。
製鉄に詳しい中学校長ともう一人陸前高田市の大工さんが指導されていました。校長と大工さんの話を伺っていると住田町周辺に金をはじめとする豊かな鉄鉱石が採れていたことがよくわかりました。話の中でいつしか化学的で農林業を大事にしていた宮沢賢治の現場主義、そして文学的な心象風景と宇宙が見えて来ていました。
住田に通っているうちに森林、林業日本一を掲げる住田町と賢治の世界が自然とつながって来ました。
@写真は、たたら製鉄体験した元小学校跡