無料 小説 『御霊会 ごりょうえ』第1章
「あら、おめでとう。いつ結婚したの? 」
そう銀子が尋ねると、
「式は、挙げて無いのですが、籍は先月入れました。今日来たのは
結婚の報告もですが、この背中に赤不動明王を、描いて頂きたく
て……。」
そう言うと優介は、白地の甚平を紙袋から取り出した。銀子は少し
驚いたが、優介らしい発想だと思った。
*不動明王は、赤、青、黄、白、黒の五種類がある。それぞれ、方
角を意味していると伝えられている。それは、東西南北と中央だとい
う。
不動明王を、守護神にする人は、短期決戦型で、裏表の無い正直
者だが、一本木で気性が激しく、我も強くなり、暴力的になるのだと
いう。
暴力団関係者が、この不動明王の姿を、自らの体に墨を刺し、守
護神にするのは、その為なのだろう。
「でも、どうして、お不動様なの? 」
そう銀子が尋ねると、優介は静かに語り出した。
「実は、俺の幼い頃からの親友に、和也(かずや)という奴がいるの
ですが、そいつが、行方不明になっているのです。
そいつは以前、俺の妻、恵美(えみ)の姉、清美(きよみ)と付き合っ
ていた事もありましたが……。もう別れて半年以上経つと思いま
す。」
優介と和也は、中学時代から仲の良い友達だった。
和也の父は和也の母に、日々暴力を振っていたのだという。
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