残した本5冊
ミスマープルと13の謎(アガサクリスティー)
ミスマープルが初めて登場した。
「火曜クラブ」という名前でも出ています。
火曜日に大佐の家に知人が集まって、生涯のまだ解けていないミステリーを
披露し、出席者が謎を解こうとういうことになります。
お察しの通り、マープルがすべての謎を明らかにします。
そりゃ、そういう趣旨の本だからと言われるとそれまでなのですが
マープルの聡明さ、ユーモア、悪に容赦しない厳しさがイッパイ詰まった1冊。
もう、結末どころか台詞も覚えていますがまだ読んでいます。
あなたと読む恋の歌百首(俵 万智)
ミーハーみたいな歌が多くて良く読みます。
言葉が生きてくる瞬間を楽しんでいるような感じです。
好きな歌は
体温計くわえて窓に額つけ 「ゆひら」とさわぐ 雪のことかよ
(穂村 弘)
この本で、一つ気になるのは字余りが凄く多い事です。
すっきりしないのであまり好きではありません。
大体字余りって、5・7・5・7・7制度に敗北してるんじゃないかと思います。
あとがきの最後に
「リハビリは終わった。歌を捨てて恋をしよう」とあります。
私は永遠にリハビリをしているということでしょうか。
(↑ そのリハビリ効かないね)
ヒトゲノムとあなた& 生命の不思議 (柳澤桂子)
これは、人類のミステリーを解く教科書と思っています。
どうにもこうにも理解力が足りなくてがっくりしまくりですが
すこしずつでも理解していきたい。
患者よガンと戦うな (近藤誠)
がん治療を通して、人生の意味までも考えさせられる。
ガンが怖くなくなる本。時々読む。続編もずっと読んでいる。
この5冊の本に関しては、著者についてもよく知っているというか
興味があって、どのような人なのかがわかる本も読んでいました。
こうしてみると、残された本というのは
「読み物としてのミッションがまだ残っている本」と言えます。
読まれなかった本、読み終わり長く置かれていた本は
コレクションであり、「読み物としての使命」は終わっていると考えて
本のコレクションはやめることにしました。