大型台風が去りつつあります。
この後最後の酷暑があり、秋になっていくそうです。
なんやかんや夏の句を作っていたのでまとめました。
いつもの生活俳句です。
頭の体操になるので、こんな感じで続けていこうかなと思っています。
①炎天下高飛び込みの音静か
②炎天やカーボンしなる競技場
③白扇子車両ひとつのいすみ線
一両だけのがいいかな、たいした差はないか・・・
④冷房を下げてスーツの一休み
⑤台風に耐える木立や前のめり
⑥台風に危うき鳥の棲み処あり
⑦盆列車家族を乗せて西東
⑧くちなしや影より先に香り来る
⑨くちなしは光閉じ込めたるやうな
⑩去りがたき祭笛消ゆ社かな
⑪お囃子の消えた社に残る人
⑫夏祭り帰りたくない人のいて
⑬盆過ぎて白檀香る古家かな
⑭回転ずしまた一皿を秋刀魚かな
①②③を投句しました
お祭りの最後の方に行ったら、イベントも終わってさびしくなっていましたが
なんとなく帰りたくない人たちが、佇んでいました。
⑭はプレバトのお題の「回転ずし」で考えてみました。
全体的に普通という印象ですな。
俳句歳時記に俳句で「何でもない日常が少しドラマチックになる」と書いてあります。
確かにそういうことがあります。
物事がさらさらと流れていく日常をちょっと掬い取っているみたいな。
言葉を選ぶうちに、本当はどう思っているのかがわかったり。
どれもいいと思うけど⑩が好きかな
アガサさんと一緒に一か月俳句を作っていたころは、いろんなことを観察する習慣ができていました
普通の日々をちょっと見直せた感じでした
これ、私としては力作です。
「白檀香る」のところが決まらずに、
ずいぶん考えました。
祭りって、終わりごろがさびしいですよね。
そこを読みたかったのですが伝わりましたでしょうか。
keito2さんの句はかわいいのが多いですよね。
カラスの句を覚えています。
また一緒にやりませんか。
これから俳句脳に切り替えて作りたいと思います。
「水音もせず」と入れたかったけれど入りませんでした。