鑑賞作品:「アイアンクロー」(2D・字幕版)
(ネタバレ防止フィルター稼働中)
原題:「THE IRON CLAW」(注…戦前に同名異作の映画あり)
(切り口と画像が違うレビューは「こちら」をCLAW!)
関連:プロレスを題材にした映画作品
っこんな映画を見て来ましたっ!:「アントニオ猪木をさがして」
っこんな映画を見て来ましたっ!:「無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語」
プロレスドキュメンタリーが続いているが、本作はソコソコの改変が行われていてあくまで「実話を元にしたフィクション」。
アメリカならともかく日本でどこまで需要が有るかはわからんが、オレ的にはゼヒもんの一本。
「そうそう!そうだったなぁ!!」「うわー懐かし-ww」とかブツブツ言いながら(迷惑)、意外にもキッチリと背景が描かれていて感心する。
家族経営のいち地方インディ団体というレベルでなく、ヘタすりゃ全米制覇しかねない勢いだったWCCW(WORLD CLASS CHAMPIONSHIP WRESTLING)。その当時の超有名レスラーがぞろぞろ出てくる(実際にレギュラー参戦してメインストリームに絡んでいた)。
かたやフィクションとしてのドラマの方でも個人のバックグラウンドを上手く取り込んであって…パパ:フリッツ・フォン・エリックがちょっと一方的に悪者にされている点以外はまぁまぁ納得できる出来だった(あと…ちょっと端折り過ぎじゃね?)。
何よりも「ザック・エフロン鍛え方すげぇ!」…これだけで「☆×2」くらいあります。細マッチョだったケビンよりガチかも知れんわw
ケリーの「アレ」も当時は違う表現で報じられていて、真相が判ったのは確か死後だった。想像を絶する苦労と努力が有ったに違いない。
「呪われたエリック一家」は1980年代のプロレス界において最大の禁忌に近いストーリーだった。
ケリーがトップに立った時やマイク、クリスと年少組がデビューした時などは「ようやく乗り越えたか…」みたいな一種の安堵感も漂ったりもしたが…。
プロレスの神様は…なかなか意地が悪かった…。
実話ベースのフィクションとして観ても興味深く、また上記に書いたように「ノンフィクション」の編み込み方がなかなか絶妙で…歴史を振り返る感覚で観ても十分に評価できる一本になっている。
◎ケビン・フォン・エリック:ザック・エフロン(「ニューイヤーズ・イブ」「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」「ヘアスプレー」)
…エリック兄弟の最年長。兄弟では最初にレスラーとなった。「王座より家族」的な欲の無さがまさにケビン。
◎デビッド・フォン・エリック:ハリス・ディキンソン(「キングスマン:ファースト・エージェント」「マレフィセント2」)
…ケビンに次いでレスラーとなる。一番センスが有りチャンピオンに最も近いと言われた。マイクパフォーマンスを得意とする。
◎ケリー・フォン・エリック:ジェレミー・アレン・ホワイト(「ムービー43」)…本作の前に出演したのが「フィンガーネイルズ」とかw
…円盤投げの五輪代表選手だったが、モスクワ五輪ボイコットに巻き込まれレスラーに転身。
得意技の一つに「ディスカス・パンチ」が有るが、この競技歴に由来する(作中、一回だけ披露される)。
◎マイク・フォン・エリック:スタンリー・シモンズ
…フォン・エリック家の五男。ミュージシャンを目指しているが、ある出来事からリングへ上がることとなった。
◎パム:リリー・ジェームズ(「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」「ベイビー・ドライバー」「高慢と偏見とゾンビ」「シンデレラ」「タイタンの逆襲」)
…ケビンの恋人。本作の、ではなくリリー本人のwikiでプチネタバレを喰らうとか(いや普通気が付かないそこにはww)。
◎フリッツ・フォン・エリック:ホルト・マッキャラニー(「アイス・ロード」「ジャスティス・リーグ」「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」「バレット」「バンテージ・ポイント」)
…ケビンらの父親で元AWAヘビー級王者。家族を"史上最強の一家"とする野望がある。
◎ドリス:モーラ・ティアニー(「俺たちダンクシューター」)
…ケビンらの母親。敬虔なキリスト教徒で、信仰で家族を守ろうとする。
◎ランス・フォン・エリック:マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン
…エリック一家の従兄弟だか遠縁だかでチームに加わる。中の人はWWE所属のプロレスラー「MJF」。
◎ザ・シーク:チャボ・ゲレロ・ジュニア
…プロレスラー(今の所属どこだろ?)、往年のレジェンドレスラー:チャボ・ゲレロの息子。つかその役、サブゥーじゃないの?恒例超絶激古マニアック。と思ったらチョイ過ぎて草
◎ブルーザー・ブロディ:キャジー・ルイス・セレギーノ
…わりと似てたけどブロディはもっとプライド高くてインテリっぽかった気がする。
◎ジノ・ヘルナンデス:ライアン・ネメス(ドルフ・ジグラー/ニック・ネメスの弟)
…どこに出てた?確かに同時期WCCWにいたみたいだが。
◎ハリー・レイス:ケビン・アントン
…コレは似てたw
◎リックフレアー:アーロン・ディーン・アイゼンバーグ
…チラッと。
◎"ファビュラス・フリーバーズ"マイケル・ヘイズ:ブレイディ・ピアース
◎"ファビュラス・フリーバーズ"テリー・ゴディ:サイラス・メイソン
◎"ファビュラス・フリーバーズ"バディ・ロバーツ:???
…この「バディ・ロバーツ」については、↑のブレイディ・ピアースの「X」では「ダニー・フラミンゴ」って書いてあるし、サイトによっては「デビン・インブラグリオ」って書いてある所も有る…。
いやフリーバーズって三人じゃないから(日本じゃヘイズ&ゴディの二人だったイメージが強いし、三人目がジミー・ガービンだった事もある)どうとでも取れるし片方が本名、一方がリングネーム(つまり同じヒト)の可能性もあるよな。
なお、ケビンの息子二人(マーシャル&ロス。しかも日本でデビューした)とケリーの娘(レイシー)がプロレスラーとしてデビューし、マーシャル&ロスはまだ現役である。
…すいませんちょっと語りすぎました…m(_ _)m
「鑑賞評価:☆☆☆☆×」
蛇足…最後の最後に突然初登場の名前出されても「?」やろ。知ってるヒトならともかく。
(ネタバレ防止フィルター稼働中)
原題:「THE IRON CLAW」(注…戦前に同名異作の映画あり)
「THE IRON CLAW」(1941)
(切り口と画像が違うレビューは「こちら」をCLAW!)
関連:プロレスを題材にした映画作品
っこんな映画を見て来ましたっ!:「アントニオ猪木をさがして」
っこんな映画を見て来ましたっ!:「無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語」
プロレスドキュメンタリーが続いているが、本作はソコソコの改変が行われていてあくまで「実話を元にしたフィクション」。
アメリカならともかく日本でどこまで需要が有るかはわからんが、オレ的にはゼヒもんの一本。
「そうそう!そうだったなぁ!!」「うわー懐かし-ww」とかブツブツ言いながら(迷惑)、意外にもキッチリと背景が描かれていて感心する。
家族経営のいち地方インディ団体というレベルでなく、ヘタすりゃ全米制覇しかねない勢いだったWCCW(WORLD CLASS CHAMPIONSHIP WRESTLING)。その当時の超有名レスラーがぞろぞろ出てくる(実際にレギュラー参戦してメインストリームに絡んでいた)。
かたやフィクションとしてのドラマの方でも個人のバックグラウンドを上手く取り込んであって…パパ:フリッツ・フォン・エリックがちょっと一方的に悪者にされている点以外はまぁまぁ納得できる出来だった(あと…ちょっと端折り過ぎじゃね?)。
何よりも「ザック・エフロン鍛え方すげぇ!」…これだけで「☆×2」くらいあります。細マッチョだったケビンよりガチかも知れんわw
ケリーの「アレ」も当時は違う表現で報じられていて、真相が判ったのは確か死後だった。想像を絶する苦労と努力が有ったに違いない。
「呪われたエリック一家」は1980年代のプロレス界において最大の禁忌に近いストーリーだった。
ケリーがトップに立った時やマイク、クリスと年少組がデビューした時などは「ようやく乗り越えたか…」みたいな一種の安堵感も漂ったりもしたが…。
プロレスの神様は…なかなか意地が悪かった…。
実話ベースのフィクションとして観ても興味深く、また上記に書いたように「ノンフィクション」の編み込み方がなかなか絶妙で…歴史を振り返る感覚で観ても十分に評価できる一本になっている。
◎ケビン・フォン・エリック:ザック・エフロン(「ニューイヤーズ・イブ」「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」「ヘアスプレー」)
…エリック兄弟の最年長。兄弟では最初にレスラーとなった。「王座より家族」的な欲の無さがまさにケビン。
◎デビッド・フォン・エリック:ハリス・ディキンソン(「キングスマン:ファースト・エージェント」「マレフィセント2」)
…ケビンに次いでレスラーとなる。一番センスが有りチャンピオンに最も近いと言われた。マイクパフォーマンスを得意とする。
◎ケリー・フォン・エリック:ジェレミー・アレン・ホワイト(「ムービー43」)…本作の前に出演したのが「フィンガーネイルズ」とかw
…円盤投げの五輪代表選手だったが、モスクワ五輪ボイコットに巻き込まれレスラーに転身。
得意技の一つに「ディスカス・パンチ」が有るが、この競技歴に由来する(作中、一回だけ披露される)。
◎マイク・フォン・エリック:スタンリー・シモンズ
…フォン・エリック家の五男。ミュージシャンを目指しているが、ある出来事からリングへ上がることとなった。
◎パム:リリー・ジェームズ(「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」「ベイビー・ドライバー」「高慢と偏見とゾンビ」「シンデレラ」「タイタンの逆襲」)
…ケビンの恋人。本作の、ではなくリリー本人のwikiでプチネタバレを喰らうとか(いや普通気が付かないそこにはww)。
◎フリッツ・フォン・エリック:ホルト・マッキャラニー(「アイス・ロード」「ジャスティス・リーグ」「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」「バレット」「バンテージ・ポイント」)
…ケビンらの父親で元AWAヘビー級王者。家族を"史上最強の一家"とする野望がある。
◎ドリス:モーラ・ティアニー(「俺たちダンクシューター」)
…ケビンらの母親。敬虔なキリスト教徒で、信仰で家族を守ろうとする。
◎ランス・フォン・エリック:マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン
…エリック一家の従兄弟だか遠縁だかでチームに加わる。中の人はWWE所属のプロレスラー「MJF」。
◎ザ・シーク:チャボ・ゲレロ・ジュニア
…プロレスラー(今の所属どこだろ?)、往年のレジェンドレスラー:チャボ・ゲレロの息子。つかその役、サブゥーじゃないの?恒例超絶激古マニアック。と思ったらチョイ過ぎて草
◎ブルーザー・ブロディ:キャジー・ルイス・セレギーノ
…わりと似てたけどブロディはもっとプライド高くてインテリっぽかった気がする。
◎ジノ・ヘルナンデス:ライアン・ネメス(ドルフ・ジグラー/ニック・ネメスの弟)
…どこに出てた?確かに同時期WCCWにいたみたいだが。
◎ハリー・レイス:ケビン・アントン
…コレは似てたw
◎リックフレアー:アーロン・ディーン・アイゼンバーグ
…チラッと。
◎"ファビュラス・フリーバーズ"マイケル・ヘイズ:ブレイディ・ピアース
◎"ファビュラス・フリーバーズ"テリー・ゴディ:サイラス・メイソン
◎"ファビュラス・フリーバーズ"バディ・ロバーツ:???
…この「バディ・ロバーツ」については、↑のブレイディ・ピアースの「X」では「ダニー・フラミンゴ」って書いてあるし、サイトによっては「デビン・インブラグリオ」って書いてある所も有る…。
いやフリーバーズって三人じゃないから(日本じゃヘイズ&ゴディの二人だったイメージが強いし、三人目がジミー・ガービンだった事もある)どうとでも取れるし片方が本名、一方がリングネーム(つまり同じヒト)の可能性もあるよな。
なお、ケビンの息子二人(マーシャル&ロス。しかも日本でデビューした)とケリーの娘(レイシー)がプロレスラーとしてデビューし、マーシャル&ロスはまだ現役である。
…すいませんちょっと語りすぎました…m(_ _)m
「鑑賞評価:☆☆☆☆×」
蛇足…最後の最後に突然初登場の名前出されても「?」やろ。知ってるヒトならともかく。