じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

稚内~礼文島

2015-09-07 14:44:28 | 2015年北海道ツーリング

8月28日(金)小雨/晴れ(ツーリング4日目)

いや、昨夜の強風と大雨と大イビキには難儀しましたが起き掛けが雨でないだけ助かりました。
ナンタって濡れたテントを仕舞うのは厄介ですし、次に立てる時にも厄介であります。
とは申しましても不穏な感じの空模様では有りまして、一体全体週間予報の晴れマークは何処へ行っちまったんだ?と、関係機関を問いつめたい心境では有ります。

さて、寒いんでキャンパーハウスに逃げ込みまして、まずはリッチに朝シャンと言いますか
朝シャワーと言いますか、まっ、ヒトっ風呂浴びて朝飯にいった訳であります。

まっ、朝飯と申しましても、私はお握り二つにカップみそ汁と言う質素な物なんですけれども、株キチは、朝っぱらからカップラーメンとパン、など喰うのであります・・・ソレで肥ったんだけドぉ~とか言うんですからヴゥワカ者めがぁ~、であります。

と、言う事で、テント撤収の要領などを株キチに伝授しながらの出発準場をノソノソと終えまして、キャンプ場を後にしたのが8時頃でありましたか?
で、本日は礼文島へ行くんですけれども、フェリーが11時頃な訳です・・・まっ、もっと早いのも有るんですが、それは8時頃だったりして今イチ早すぎる訳です。

なので取り敢えず近場の有名所をと言う事で行ってみたのがノシャップ岬でありました。


ナビはここだと言うんですがなんか違う様な・・・


少し回ったらちゃんとした看板が出てました

いや、走り出しは乾いてたんですけれども程なくして霧雨が来まして、本日も濡れて走る羽目になりました。
で、格安スマホナビは水分に弱いのでさっさと隠しちまったんですが、それで辿り着いたのがダダッ広い駐車場でありました。
納沙布岬程には名を馳せていないノシャップ岬だとコンなモノかなぁ?と、思案しつつ、取り敢えずサラッと移動してみたら・・・アラぁ~やっぱりだものぉ、と言う事で、ちゃんと観光地然とした看板が立っていた訳です。
しかし、風雨が強くなり景色的にもパッとし無いので早々に退散であります。

が、ここからフェリー乗り場ってすぐ近くでして、時計を見ればまだ9時少し過ぎ・・・2時間待ちはナニだが屋根の有る所へ行こう、と言う事でフェリー乗り場へ。


カブッチよ、アレに乗って最果ての島へ行くのだぞ、と

次の切符販売は9時○△分より、と言う事で窓口は閉まっていまして突然の手持ち無沙汰であります。
私は隅っこのベンチでゴロ寝・・・イビキをかく株キチは、もっと隅っこのベンチでゴロ寝、です。

さて、株キチの軽快なイビキもたけなわとなった頃、乗船手続きが始まりまして、我々はフェリーの船上の人となった訳であります。
フェーに乗り、船内を探索して大きな失敗に気がつきました。
3500トンもあるフェリーの中に食事をする所が無い、し、弁当さえ売っていないのであります。
時は正に昼飯時・・・ナンてこったぃ、と、またベンチで2時間あまりのゴロ寝であります。

で、一時少し前に礼文島は香深港に入りまして、下船と同時に目視できる飯屋へ直行であります。
いや、礼文島を舐めてました・・・食堂の品書きの価格は銀座並みでありました(銀座で昼飯食べた事無いんですけど)。
そんな訳で手元不如意となりつつ有る私は慎ましく「ホタテカレー」税込み1026円と、中でもリーズナブルな物にした訳であります。
まっ、宮城県ってホタテの産地なんで珍しいもんでもないんでアレなんですけど・・・そう言う事言ったら宮城県ってサンマも鮭もウニも捕れるんで、強いて言えば馬糞ウニが珍しいかも、と言う程度で、そこら辺の物はシロートじゃない訳です。
なので驚くとすれば、ホッケの開きの特大とか本シシャモなど、そう言う物なんですけど・・・この食堂では、ドーも私の感覚とは少しズレタ感じがしたのは否めない訳であります。


晴れた空の向こうに利尻富士 そしてオッサン


本日のテント場 緑が丘公園キャンプ場

礼文島には二つのキャンプ場が有るんですが、どっちも初めてなんで選びようが無い訳です。
なので港から近い方にしたんですけれども、小さなキャンプ場でシャワーなどは無しですが、基本的な設備は十分でして、何よりもテントサイトが木製の台の上で雨でも床面が乾燥してると言うのは高得点だと思います・・・その分ペグが刺さらないので工夫が必要ですけど。


外で飲んでましたが寒過ぎてテントに引っ込みました

アレです、このテントサイトには各サイト毎に木製のベンチとテーブルがあって食事などに塩梅が良く、株キチとそこで飲んでいた訳であります。
しかし、強風と寒さに負けまして、飯は各自テントの中で喰う事になった次第であります。

で、このキャンプ場の特記事項は、漫画本の充実度でありましょうか?
いや、マンガ狂の株キチが「こりゃ凄い」と宣ったんで間違いないと思います。
あっ、シャワーは無いんですけれどもコインランドリーが有ると言う、キャンパーのツボを押さえたキャンプ場であります。
ちなみに風呂はバイクで10分程度の所に600円で入れる天然温泉が有ります。


何の意味も無い 深夜のキャンプ場(真っ暗にはなりません)

続く




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ツーリング余話(船)

2015-09-06 14:26:08 | 2015年北海道ツーリング

ツーリング中に見た船 乗った船


太平洋フェリー「きたかみ」の甲板でジョギングする人

太平洋フェリーの名古屋~仙台~苫小牧航路には三隻のフェリーが就航しているのだが、「きたかみ」が一番小さくて旧い。
とは言っても三兄弟の中での比較であって他所のフェリーに比べれて見劣りする物では無い。
いや、これより豪華で快適なフェリーと言うと自分が知る限りでは兄貴分の「いしかり」と「きそ」しか思い当たらない。

13937トン・全長192mの大きな船なので旅客が立ち入れる甲板の長さも120~130mはあるだろうか?
なので幾往復かするのを厭わなければジョギングは可能なのだ。
ランナーと思しき人が走っていたのだけれども、名古屋からだと二晩の缶詰・・・走りたくなる気持ちは良く判ります。


海上保安庁 第一管区 稚内海上保安部巡視船 PM-12 「 もとうら 」

325トンで全長67.8mと小型の巡視船ですけれども船首のカーブが優美と言いますか、戦艦大和にも通じる曲線美で好きな型でありました。
ちなみにPM-12のPMは Patrol Vessel Mediumの略であります。


海上保安庁 第一管区 稚内海上保安部巡視船 PL-72 「 れぶん 」

2014年の一月に就役したばかりの最新型の巡視船であります。
1250トンで長さが92m・・・さすがに堂々として見えました。
で、望遠で見ると、恐らく30ミリ機関砲と放水中を装備している模様・・・ですが定かではありませぬ。
ちなみにPL-72のPLは Patrol Vessel Largeの略でありまして、意外とシンプルな感覚であるなと思いましたが。

保安庁の巡視船はアレ・・・救命艇がすぐに降ろせる仕掛けなのでしょうか?
二艘ともにガイドレール様の物があってボートが滑り降ろせる感じに見えますが、ドーなんでありましょうか?


タグボートだと思うのですが、良く判りませぬ


稚内~礼文島~利尻島に就航するフェリー「サイプリア宗谷」

この航路にはサイプリア宗谷・フィールズ宗谷・ボレアーヌ宗谷の三隻が就航しています。
三艘とも姉妹船で3550トン・全長95.7m・幅15mとほぼ一緒であります。
しかし、内装はそれぞれ少しずつ違っていて、一番新しいサイプリア宗谷が少し良い感じで有りました。


礼文の港でサイプリアのファンネルと利尻富士を望む


香深港に入港するフェリーと利尻富士


昆布やウニ漁で使う小型漁船

船形は木造の和船の頃のままなのだと思える物だった。
浜に揚げられている旧い木造船も稀に見掛けたが現役なのかどうかは定かでは有りませぬ。
この船は見掛けは旧いタイプだけれどもヤマハ製のFRPで4スト9.9馬力の船外機がついていました。
細い船体に対して高く上がった船首はがこの海の波と風の状態を表していると思うのですが、シロートの見立てなので少し怪しい。


利尻島の沓形港に入港していた客船「にっぽんまる」

小さな港に22472トン・166mをよくぞ入れた物だと感心しましたが、高台から見たら岸壁は十分長くて広かったです。
調べてみたら世界一周もこなす商船三井の客船で、乗船するには結構高級な値段の船でありました。
最高速力18ノットはけっこう遅いなと思ったら建造から25年も経っているんですね。

しかし、ホントーに美しいのは手前に写っている10トン船クラスの漁船だと思いませぬか?
和船ではチャイとは呼ばないんでしょうけれども、まっ、ナンであれ船首からの波きりの曲線の美しさはセクシーだと思うのでありますが。


ボレアース宗谷の入港

すぐ後に果敢に攻めて来る小型漁船が見えますが望遠レンズの悪戯でしてそんなに近くも無いのであります。
で、構内追い越し禁止なのでこの後後方に回って入港してきました。



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札幌~稚内へ

2015-09-06 09:25:44 | 2015年北海道ツーリング

8月27日(木)曇り時々雨(ツーリング3日目)

窓の無いカプセルホテルは外の天気が判らない。
朝一番、ツーリングをしていて気になるのは天気だった。
もそもそと箱から這い出し窓を見に行く。

ああ、やっぱしかぁ~、と自分に言い聞かせつつ雨模様の空を受け入れようと務める。
これから320キロを走るのだが、それだけ移動すれば天気も変わるだろうと思いたい。
しかし、予報では目的地の稚内も雨だった。

今日からが本番なのに気持ちは既に後ろ向きになっていて、近場をサラリと回って帰っちまうか?なんて事が頭を過る。

一泊2800円の格安カプセルホテルには朝食がついていた。
7時からの朝食にいつまでも起きない株キチを叩き起こして食堂に行った。

夜は居酒屋の広い食堂は超満員で隙間を見つけての相席が当たり前な状態だった。
大半が勤め人と思しき客層を見て頷けた。
すすきので飲んでタクシーで帰るよりもカプセルホテルに泊まる方が安上がりな上に遅くまで寝ていられるのだろう。
フロントで安い靴下や下着、ワイシャツまで売っていた理由も呑み込めた。

いや、今時の都市部の事情を知らないので大袈裟に驚いたのだが、自分がサラリーマンだった時の事を思い出せば当たり前の風景だった。

徒然草人生に入って早くも二年目の自分からは社会性がすっかり抜けている事に気がついた・・・止まった時の中での現実との乖離。

ホテルを出る時は合羽を着る程でもないと思しき空模様だったが気温が低い事もあって合羽を着込み足下もスパッツで固めた。

出掛けに雨が無いのは助かる。
北海道は一本道で単純とは言え、札幌の様な都市部からの脱出にはスマホナビの助けが無いとまごつく。
普通に稚内を目標にしてナビをセットすると道央自動車道に案内され内陸部を旭川方面に連れて行かれる。

自分は左程遠く無い石狩市をセットした。
札幌から石狩市へは国道231号線で行くのだが、それに乗ってしまえば稚内までは一本道なのだ。

海沿いを走る国道231号線は晴れていれば絶景だろうが、小雨模様で鉛色の空と海の境が分からない単調な道になっていた。

時折冷たい風が突風で吹き大粒の雨が叩き付けた。
走り出して2時間もするとバイクの防水防寒を舐めた服装で来た株キチが寒さに根を上げた。
北海道と言えばセイコーマートと決まっているコンビニで停まり暖かい缶コーヒーと甘い物を食べた。

普段間食は絶対にしない自分だがバイクに乗っている時の休憩時には饅頭や大福などの甘い物が欲しくなる。
始め砂糖を嫌っている自分は軽い罪悪感を伴って食べるのだが、何れこれが癖になり、やがては禁断の洋菓子類のエクレアやシュークリームを食い出すのだった。
いや、これが癖になってツーリング中に体重が増えて後で困るのだが。

留萌の町で今日二度目の給油をした。
50キロから60キロ未満で走ればリッター60キロは楽に走るカブなのだが、北海道の国道の流れは速く、エンジンは常に限界近くで回りっぱなしだ。
そうすると流石のカブの燃費も落ちてリッター50キロがやっとになる。
タンクが小さいので航続距離は短くなり、頻繁に給油する。
走行距離では150キロが目安で一度の給油が概ね3リットル、380円程だった。


蕎麦屋の席から見た寒い風景

留萌の町を過ぎたらと様子がても寂しくなり昼飯が喰えないかもしれない危険を感じた。
そんな時に目に入ったのが小洒落た蕎麦屋だったのだが、これが靴を脱いで上がる店で身支度を説くのに一苦労した。
なんとなれば、自分の足下は編み上げの登山靴で、しかもスパッツまで巻いているのだ。

普段蕎麦と言えば「天ざる」以外に興味が無い自分が温かい「かしわ蕎麦」を頼んだ。
温かい物が欲しくなる程に身体は冷えていたのだ・・・月末とは言えまだ八月なのに。

国道231号線は一本道で繋がっているのに留萌から先で232号線に変る。

天塩町の道の駅で小休止をした。
時刻は既に2時を回っていた。
道の駅のすぐ近くには結構設備の整ったキャンプ場が有り、気持ちが惹かれた。
しかし、明日の事を考えれば稚内まで行くべきなのは間違いない。
雨の降りそうな曇り空から薄日の射す天気になった事も手伝って先へ進む事にした。

眠気覚ましのガム代わりだと言って株キチが土産物売り場でホタテの貝柱の干物を買った。
一粒貰ったが固くて難儀した。


北海道立 宗谷 ふれあい公園 キャンプ場

自分の格安スマホのキャンプ場情報で名前と場所を決め、株キチのスマホのナビで行こうとしたのだが、天下のiPhoneはあんまし芳しく無く時にあらぬ方向へ誘導する。
結局は自分のスマホナビで辿り着いたのだが、小一時間のロスを出し5時近くになっていた。

テントが小さいため一区画に二張り張れるので料金は二人でたったの500円。
好きな所を選んで良いと言うフリーサイトに二つ並べて張った。
カブキチは新品のテントの立て方に手こずったが、小さな個室には満足した様子で悦に入っていた。

夕暮れが迫っていた。
急いで最寄りのコンビニ、セイコーマートに晩飯と酒を買いに走った。


キャンパーハウス 諸設備完備 120点!!!

記念すべきキャンプ第一夜の晩飯を外で食べたかったが時折ぱらつく小雨と寒さに追われキャンパーハウスに逃げ込んだ。


心温まる掲示板 風雨の時はここで寝ても良いと

キャンパーハウスにはトイレ・シャワー(無料)コインランドリー(有料)が有り、そして、電源が解放されていてスマホの充電が出来た。
さらに、自由に見られるテレビが設置され、数は少ないが漫画本や観光案内書まであって至れり尽くせりだった。

熱いシャワーを浴びさっぱりし、キャンパーハウスで二人宴会をした。
都合360キロも走った疲労から9時過ぎにはテントに入った。

明かりを付けて漫画を見ていた株キチはアッと言う間に落ちて大イビキをかき出した。
10時頃、ポツポツと落ちていた雨粒が強風を伴ってテントを叩くようになった。
株キチのイビキと雨風の音に苛まれ寝袋を持ってキャンパーハウスに逃げ込んだ。
しかし、そこには自販機が三台有り、それぞれが好き勝手にコンプレッサーを動かしていた。
酒を飲んでいた時には気にならなかったが寝ようと思うと中々の騒音だった。
株キチのイビキと風雨の音と自販機の唸り音・・・似た様な勝負だ。

動くのが面倒なので自販機の騒音とともに寝る事にした。


元気に走った 小さなカブッチ お休み中

続く



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苫小牧~札幌へ(支笏湖経由)

2015-09-05 15:17:17 | 2015年北海道ツーリング

8月26日(水)曇り時々雨(ツーリング2日目)

苫小牧に着いたフェリーから外へ出たのが11時20分頃でありました。
本日の目的地は札幌でありまして77キロしか無いのであります。
ヤッホーのスマホナビに拠れば支笏湖経由の遠回りでも1時間59分で行くそうな・・・初日だから、走りの感覚を慣らすのにちょうど良いだろうと言う事で、ボチボチと気負わずに出発。

国道36号から支笏湖へ向う国道276号に入ると一車線で交通量も少なくとても走り易い道路でして、心配なのは空模様でありました。
しかし、さっさと合羽を羽織る事になったのは雨のせいではなく寒さでありました。
支笏湖近くの山道に入ると、バイクに付けている温度計が17度を示していましたので掛け値無しに寒いのであります。

久しぶりの北海道・・・前回のツーリング以来ですから4年振りであります。
何処となく見覚えの有りそうで無さそうな道を小一時間も走ると支笏湖の展望台と言いますか、駐車場に到着であります。

季節外れに来ると無料の駐車場がバイクでも100円と言う事で、一番奥の虐げられた場所に駐車し、お土産・飲食店街へ。
100円が惜しくて言うんじゃないが、北海道は短い夏の一時で儲けようとする感覚が強すぎると思うのは私だけでありましょうか?
で、こんな小さなバイクから100円取るならもっと便利な場所に止めさせろよな、と、無駄に空いているスペースを見て思うのは私が天の邪鬼だからでありましょうか?

さて、支笏湖に興味は無いのにバイクを止めた理由は、昼飯を食べるのがここしか無いから、であります。
いや、札幌までは遠すぎるし、寒くて腹減って意気消沈気味・・・味噌ラーメン喰うべし、で、相棒との意見も一致し、ラーメンの旗の有る店目指してまっしぐら。


正統派の味噌ラーメン(チャーシュー)美味い!!!

いや、店の前に慎ましく、この道40年だか、この味で40年だったか、そんな事が書かれているラーメン屋に入った訳です。
で、寒さから、絶対に味噌ラーメンと決めていたので迷わず・・・味噌チャーシューにした次第であります。
いや、これが昔懐かしい札幌味噌ラーメンでありまして、少し濃いめの塩っぱい感じにタマネギとかモヤシがたっぷりでありました。
ナンだカンだ申しまして、この度のツーリング中に何杯かの味噌ラーメンを食べましたが、ここが一番美味かった様な気がするのは、寒さと、最初の一杯であったからでありましょうか?


一応、支笏湖だよと言うお約束的記念写真であります

支笏湖を後にしますとまたグイグイと山に昇って行く訳であります。
で、ラーメンで暖まっていた筈の身体がまた寒いと感じて来たので温度計を見れば、ナントぉ~・・・月末とは言えまだ八月だと言うのに14度を示しているでは有りませぬか。
本気で寒かったです。


札幌時計台にはシャッターマンが居ました

いや、信号も速度制限も無い山道ですから非力なカブッチと言えどもそこそこの平均時速で走ってしまう訳です。
すると、3時過ぎには札幌市内に到着して、他に思い浮かばなかったので取り敢えず時計台へ行ってみた訳であります。
すると、只今全国の有名観光地に発生しているシルバー世代のボランティアが、シャッターマンなるサービスをやっているでは有りませんか。
うむ、観光ガイドは何処にも居るがシャッターマンとはなぁ~・・・説明や能書き的には小粒な時計台で独自のサービスを考え出したのは流石であるな、と、感心し、我々も早速サービスに与った次第であります。


できれば最下段に日付など・・・贅沢か?

時計台を見て たむろしている 大きなリュクの 黒いカニ族・・・と、唄ったのは「ふきのとう」でありました。
自分は44年前に山用のキスリングを背負って時計台の前に立った事を覚えています。
まだ少年だった私の感想は「へっ?これだけ?」と思った事を鮮明に覚えています。
そして足早に大通公園に行き、一本100円の焼きトウモロコシの匂いに腹をグウと鳴らし、噴水の前で昼寝をしたのでありました・・・八月の暑い日でありました。


札幌にも市電が残っているのに、馬鹿だな仙台市は

そんな訳で、すすきのにほど近く、狸小路にとても近いと言う絶好の場所に宿を取った訳ですが・・・カプセルホテル2800円はとてもリーズナブルで朝飯付きと申し分無しでありましたが、バイクの駐車代が一晩1000円とは此れ如何に?
いや、憤る程の価格では無いと言うのは事情を知らない人の意見でありまして、車一台のスペースにバイク二台であります。
そして、極めつけは、普通車の宿泊駐車が800円ポッキリと言う・・・ナンだこりゃぁ~?と、思うなと言うのが無理であります。

札幌の夜は更けて・・・ただの酔っぱらいの話になるので以下省略。

続く


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昆布と雲丹漁

2015-09-04 18:20:53 | 2015年北海道ツーリング

北の海の風景


礼文島幌泊(ほろどまり)の浜で昆布を拾う漁師の一家


最果ての海は豊穣だった


流れて漂う昆布を海に浸かって拾い集める漁師


石を敷き詰めた浜一面に昆布が干される


婆様は黙々と昆布を広げる

利尻島の東側の岬の船泊で昆布拾いの漁を見た。
浜に打ち上げられた昆布を拾う一家や、ウェットスーツを着て海に入り流れている昆布を拾う漁師がいた。

浜で昆布を干している婆様を撮っていたら、作業の手を休め「何処から来た?」と話し掛けてくれた。
婆様はこちらが問わずとも昆布漁の事を話し始め、いろいろ教えてくれた。

昨日風波が強かったから昆布の根が切れて流れて来るのだと。
根切れして波に揉まれた昆布なので質は良く無いのだがそれでもそこそこの値で売れるのだと。
沖で採った昆布はこんな物ではなくずっとずっと長くて美しい物だと。
不しつけにカメラを向けていた自分に笑顔で話してくれた。

浜には昆布の匂いが強く漂っていた。


箱メガネを覗き網で雲丹をすくい採っていた


網に数個の雲丹を入れ揚げていた


舷側に電動の船外機を付け雲丹を探して移動する


馬糞雲丹は剥き身の浜値でキロ18000円だそうだ

鉛色の空の下の鈍色(にびいろ)の海は見た目の冷たさとは裏腹に豊穣だった。
しかし、それにしても寂しい景色に見えるのは海の恵みを知らない余所者故か?

結構な風の中、顔を上げずに船を操り雲丹を捕って行く。
エゾムラサキウニが小売価格で1個500円した。
高いなぁ、と思ったが、採っている姿を見たら何も言えなくなってしまった。



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